のあ いちい ワールド

ここは、物書き「のあ いちい」の、人間世界とそれ以外の宇宙人について多くふれるブログです。

◆金鶴泳文学展

2008-02-07 22:49:36 | 作家案内
すでに亡くなりましたが、心の奥に気にかかっていた一人の作家がいます。
その人の『凍える口』という作品を読んでから、ひとの心の奥に巣食っている苦しみのことが、書棚へ目がいくたびに思い出されるのです。
その作家の本格的文学展が群馬県高崎市の土屋文明記念文学館で開かれています。


生誕70年 金鶴泳 -愛を求めて

期   日 : 平成20年2月2日(土)~3月16日(日)
開館時間 : 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分)
休 館 日 : 毎週火曜日
観 覧 料 : 一般  400円(320円)/大学・高校生  200円(160円)/中学生以下  無料
      ※( )内は、20名様以上の団体割引料金
  
◎講演会
  期 日 : 3月2日(日)
  時 間 : 午後2時~3時30分
  演 題 : 金鶴泳の青春
  講 師 : 吉永 哲郎氏(郷土研究家)

◎対談
  期 日 : 3月9日(日)
  時 間 : 午後2時~4時
  テーマ : 金鶴泳の文学の特質
  出席者 : 黒川創氏(作家)……主な作品 若冲の目/もどろき/イカルスの森 など 
          文弘樹氏(図書出版クレイン代表)

◎講演会
  期 日 : 3月16日(日)
  時 間 : 午後2時~3時30分
  演 題 : 金鶴泳の文学
  講 師 : 黒古一夫氏(筑波大学大学院教授)

★申込方法(共通)
事前に電話・FAX・葉書・文学館受付にてお申し込みください。先着順で各定員100名です。定員になり次第締め切ります。受講料等は無料ですが、展示観覧の場合は、受付にてチケットをお求めください。

★問い合わせ先
  電  話 027-373-7721
  FAX 027-373-7725
  住 所 〒370-3533 高崎市保渡田町2000番地


金鶴泳(きん かくえい、キム ハギョン、1938年9月14日 ~ 1985年1月4日)
本名は金廣正(キム クァンジョン)。
1938年、群馬県に生まれる。東京大学大学院化学系研究科博士課程中退。
1966年に「凍える口」で文藝賞受賞。以後作家活動に入る。
「冬の光」「鑿」「夏の亀裂」「石の道」の四作が芥川賞候補作となる。
吃音者・在日朝鮮人二世という苦悩の中、独自の世界を描いた。1985年、自死。享年46歳。

著作
『凍える口』河出書房新社, 1970年
『金鶴泳集』河出書房新社, 1972年
『あるこ-るらんぷ』河出書房新社, 1973年
『石の道』河出書房新社, 1974年
『鑿』文藝春秋, 1978年
『郷愁は終り、そしてわれらは』新潮社, 1983年
『金鶴泳作品集成』作品社, 1986年
『金鶴泳作品集』1-2, クレイン, 2004-6年
『〈在日〉文学全集6金鶴泳』勉誠出版, 2006年

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★今、日本のHIV感染者は

2008-02-01 17:41:26 | ニュース
国内の40歳代男性の場合、左の脇の下にテニスボールほどのこぶが出来た。
2004年3月、血液がんの一種でしこりが出来る悪性リンパ腫と診断された。
エイズウイルスに感染していることも判明。
悪性リンパ腫は、エイズ発病に伴う合併症だった。
感染から発病までおよそ10年。
「以前付き合っていた女性から感染したのか、人生は終わった」と。

国立国際医療センターで治療を受け、幸いウイルスが減り悪性リンパ腫のしこりも消えた。
しかし、感染者は複数の高額な抗ウイルス薬を毎日飲まなければならない。
一定額以上は自己負担が軽減される高額療養費制度を利用しても、治療費は平均的所得の人で月に6~8万円かかるという。

1998年、HIV感染者は、「内部障害」として身体障害者の認定を受けると、医療費が助成されるようになった。
男性は、身体障害者手帳を取得し、治療費の自己負担額が一万円ほどで済むようになった。
だが、手帳の利用をめぐって戸惑うことが多いという。
通院の際、手帳を提示すると、電車など運賃が割引される。
しかし、手帳にはHIV感染を疑わせるような障害名が書かれており、
駅の窓口で見せるのに抵抗がある。勤務先にも感染の事実は伝えていない。
駅員に顔を覚えられないよう乗車駅を替え、割引サービスを受けている。

手帳から障害名を外してほしい。「内部障害」との表記だけでいいはず、と男性は訴える。

厚生労働省は、「外見ではわからない内部障害なので、障害の種類を明記している」と。

地方では、手帳の申請窓口の市町村役場に知人がいて、親戚や勤務先に知られては困ると、手帳を取得しないで高額な治療費を払い続ける感染者もいるという。

昨年3月時点で、HIV感染者・患者は12000人以上いるが、手帳取得者は、7300人あまりにとどまる。

★上記内容は、2008年1月31日付の讀賣・医療ルネッサンスより抜書きしたものだが、皆さんは、どのような感想をお持ちになるでしょうか?


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