のあ いちい ワールド

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震災で起こる、心と身体ーエコノミークラス症候群とPTSD

2011-03-23 12:39:11 | 健康管理
被災、心と身体ーエコノミークラス症候群とPTSD

震災に突然おそわれると、身体と心に大きなダメージを受ける場合が多いのでは、と思います。

今回の地震では、日赤チームなどが活動をしていると思いますが、一個人としても日頃から覚えておきたいですね。

1995年の阪神大震災では、被災者の1割の人が、1年後も睡眠障害などの心の不調を訴えたと聞きます。
後になって恐怖体験が繰り返しよみがえるPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ人も少なくないそうです。

 しかし、専門知識を持たない人が心のケアを行うと、被災者を傷つけるおそれがあるといいますので注意したいですね。

 話を真剣に聞いてもらうと心が軽くなる、と安易に考えらがちですが、海外の追跡調査で、こうした聞き取りが、逆にPTSDの患者を増やすことが分かったそうです。
米国の研究機関、国立PTSDセンターは、災害に遭った人すべてが話をしたがっているわけではない、と指摘しているそうです。

被災者が悩みを自然に話したくなった時に耳を傾ける。そして、うつ症状や不安感がひどい人には、治療につなげることが必要だという。ここでは熟練した専門家が必要ですね。

今回の巨大地震、津波を目の当たりにした当事者方たち。原発事故の恐怖を伝える報道・・。
直接体験しなかった人も、想像力を豊かにして思いやらないといけませんね。

・何があったか尋ねるなどして詳細を語らせることをしないようにすることが大切ですね。逆効果になりかねませんから。
  

一方、避難所3か所で調査した新潟大呼吸循環外科の榛沢(はんざわ)和彦助教によると、
足にむくみなどがある被災者の多くが、足の静脈に血の塊(血栓)ができていたことが、分かった、と。

足の静脈血栓は避難生活で出来やすく、肺の血管に血栓が流れてつまり、
呼吸困難などになる、エコノミークラス症候群=肺塞栓症、を引き起こすおそれがあるという。

 榛沢助教が19、20の両日、宮城県登米、石巻両市、南三陸町の避難所で診察したところ、
・足のむくみやけががある
・車中泊を続けている
などの人に対して超音波機器で足の状態を調べたところ、
39人(平均69歳)中11人に、足の静脈に血栓ができていたという。

こまめな水分補給や屈伸などの運動、足の血流をよくする「弾性ストッキング」の着用などが有効だというが、
現状では、即実行できない状態のようですね。

少しでも快適な避難所が必要ですが、現実問題としてつらいところですね・・

皆さんは、どう思われますか??

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首都圏飛散量増す放射能物質

2011-03-21 15:34:19 | Weblog
風向きと雨で飛散している放射能物質が増えている首都圏ですが。


《安定ヨウ素剤 配布  福島県いわき市》
安定ヨウ素剤「服用対象は40歳未満」 福島県いわき市15万人に配布、

というニュースが流されましたが、

厚労省は、「医師立会いで飲むように」と、しています。

3月18日、いわき市の渡辺敬夫市長は、市サイトの「市長メッセージ」で、
原発事故で避難してきている人の中から、
「なぜ配らないのかという市民の不安に思う気持ちに応え、
万が一、高い濃度の放射能物質にさらされた場合に備え」
配布したとしている。


◇服用のタイミングについて、
「市から指示があった時以外は絶対に服用しない」ことを求めており、
「服用いただく際には、私から『服用してください』とお知らせをいたします」としている。


厚生労働省は3月18日、ヨウ素剤は医師らの立会いのもとで飲むようにと福島県や県内自治体に注意喚起しましたね。

いわき市以外にも自治体が住民にヨウ素剤を配っているところがあり、中には医師が介在しない形で住民が飲んだケースも出ているという。


ヨウ素剤は、副作用の問題があるので、
安易に飲まないようにするべきだと思います。


高濃度の放射能物質にさらされ、飲まざるを得ないときは、専門医の指導の下に服用すべきだと思います。

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東京電力、原発、チェルノブイリのこと

2011-03-20 11:05:40 | エッセイ
東京電力の計画停電スケジュールが実施されていますが、電気の供給がいかに重要かが、
今回の被災で思い知らされました。


また、国内は地震被災者にみな心を痛めていますが、

世界のメディアは、福島原発の放射能のこと、

原発がどうなるのかと固唾をのんでいる状況ですね。

それというのも、
チェルノブイリのことがみな頭にあるからだと思いますね。

1986年4月26日。
ソビエト連邦(現在のウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故。

広島に投下された原子爆弾(リトルボーイ)に換算して約500発分に相当する量の放射性物質が撒き散らされたと言われています。

後に決められた国際原子力事象評価尺度(INES)において最悪のレベル7の参考事例として知られていますが、今回福島原発は、レベル5ですね。

チェルノブイリの場合、長期的な観点から見た場合の死者数は数百人とも数十万人とも言われていますが、
事故の放射線被曝とガンや白血病との因果関係を直接的に証明する手段がないのも問題ですね。

一方、直接チェルノブイリ原子力発電所をコントロールしているのはウクライナ共和国の陸軍で、
軍人の話では、3,000人が事故当日に即死したということです。

事故後村は放棄されましたね。

チェルノブイリは当初秘密災害だったそうです。当時のソビエトは事実を隠していたんですね。
大きな原子力事故が起こったという初期の情報はソ連からではなく、スウェーデンからだったそうですよ。

4月27日に、チェルノブイリ原子力発電所からおよそ1,100kmにあるスウェーデンのフォシュマルク原子力発電所の労働者の衣服に放射性の粒子が付着していることから判明したそうですから。

隠された部分が多いのですが、現実には甚大な被害だったと思いますね。
ラジオで聴いたところでは、当時ソ連、ヨーロッパあたりで、約6,000人の妊婦さんが堕胎したと言っていました。


日本の原子力発電は、運転中出力と基数では、アメリカ、フランスにつぎ、ロシアは建設中とか準備中のものが多かったと思いましたが・・。

ということで、絶対に最悪の事態にならないようにしなければなりません。

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◆救命心臓マッサージ、災害、避難生活

2011-03-18 13:00:40 | 健康管理
とつぜん目の前の人が倒れたが、声をかけても反応がなく呼吸もしていない。

こうした時は、医療関係者が到着するのを待たずに、身近にいる人がすぐに救命措置(心肺蘇生法)を行うことが重要だ。
心停止後に迅速な救命措置を行うことで、生存率が1・6倍高まると言われる。


改正された救命措置の新指針によると、訓練を受けていない一般市民が救命措置を行う場合は、口移しの人工呼吸は必ずしも行う必要がなくなった。
行うのは、心臓マッサージ(胸骨圧迫)だ。


心臓は胸の左側ではなく、ほぼ真ん中にあるので胸の真ん中を押すこと、に注意。
・処置法
倒れた人の胸の脇にひざまずき、両手を重ねて相手の胸の中央に当てる。
ひじをまっすぐ伸ばし、垂直に体重をかけるようにして、繰り返し押し続ける。

押した時に胸骨が沈む深さは成人の場合は少なくとも5センチで、子どもの場合は胸の厚さの3分の1程度とされている。
押すテンポは1分間に100回以上とされる。


★自動体外式除細動器(AED)が設置されている場合は、音声案内に従って、自動で行われる2分間隔の電気ショックを繰り返しつつ、胸骨圧迫を続ける。


・出血がある場合:
傷口をガーゼやハンカチで直接強く押さえて圧迫するのが最も確実な止血法だ。
ハンカチなどがない場合は、傷口よりも心臓に近い動脈を手や指で圧迫し、間接的に止血し、
直接圧迫を始めたら間接的な止血はやめる。


・骨折した場合:
患部をしめつける衣類は脱がせるか切り広げる。
折れて曲がった部分は無理に戻そうしないで、そばにあるもの(棒、板、傘など・・)を添え、包帯があれば良いが、ない場合は布、粘着テープなどで固定する。
(脱臼した場合も、関節の変形を元に戻そうとせず、安静を保つ)
出血が多い場合は、清潔な布を多くあてがい、止血に努めたうえで固定する。骨を修復しようとしないこと。
全身は毛布などで保温する。

出血を止めようとして手や足をきつくしばってしまうと、先に血液が流れないため組織が死んでしまう。
その場合、傷口や出血の原因の動脈だけを押さえるようにする。

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