のあ いちい ワールド

ここは、物書き「のあ いちい」の、人間世界とそれ以外の宇宙人について多くふれるブログです。

そううつ病(双極性障害)、治療薬見直し

2011-04-29 13:36:17 | 医療情報
◆そううつ病=双極性障害、に初の治療指針が出ましたね。 
抗うつ薬の投与見直し、です。

アメリカ医療を臨床経験から取り入れたということでしょうか。

・患者数、100人に1~4人とされる双極性障害(そううつ病)に対する治療薬の見直し、ガイドラインが示されました。詳細を知りたい方は、以下にある、PDFのページをご覧ください。
下記、「推奨される」という箇所が、現時点での「おすすめ薬」ということになりますが、さらに効果的なものが開発されれば、更に改善されることになりますね。

※日本うつ病学会
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/

http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/index.html
(※上記、気分障害の治療ガイドライン作成委員会)

http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/110310.pdf
(※上記、「日本うつ病学会治療ガイドライン。双極性障害2011-PDF」)
◆具体的な内容は、上記リンク先(PDF)にてご確認ください。


ー双極性障害(そううつ病)の治療指針まとめー
《安定薬「リチウム」推奨》


◎推奨されない
抗てんかん薬(ラモトリギン、トピラマート)⇒躁状態のとき効果なし。
抗うつ薬単独治療⇒うつ状態が急に躁状態になる恐れあり。


◎推奨される
躁状態が軽度の場合⇒リチウム
躁状態が重度の場合⇒リチウムと非定型抗精神病薬の併用
うつ状態のとき⇒リチウム,非定型抗精神病薬の一部

※非定型抗精神病薬:オランザピン(Olanzapine、商品名:ジプレキサ)

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心電図と心臓病  循環器内科

2011-04-27 14:59:37 | 医療情報
医療相談で心臓病の事に触れていました。

心電図の検査は、心臓を拍動させる電気的興奮が正常かどうかを調べる検査で、心臓病の診断に威力を発揮するとのこと。

心電図には、心臓の電気的興奮が折れ線グラフのように示されるが、
「T波」と呼ばれる波形は、心臓の電気的興奮が収まる時に生じる波形で、
「陰性T波」は、T波が下向きになる波形で、心臓病がなくても見られることがあるが、
心臓肥大や狭心症、心筋梗塞などである恐れもあるとのこと。

また、「QRS波」は、心臓の電気的興奮時の波形で、
ふつう見られない「異常Q波」が見られる場合は、
心筋梗塞、心臓肥大、「脚(きゃく)ブロック」(電気的興奮が心臓全体に正常に伝わらない)、心筋症などを患っていることも考えられるとのこと。

陰性T波や異常Q波が初めて出たのであれば、何らかの心臓病が新たに生じた可能性が高くなるとのこと。

心臓病にはふつう、胸痛や呼吸困難などの症状がみられるが、出ないこともあるということから、
何かの心臓病があるかどうかを調べるためには、循環器内科の専門医に調べてもらうことが必要だということです。

この辺のところは、やはり、専門家にしっかりと診ていたきたいですね。


☆井上博 富山大病院循環器内科教授
1974年 東京大学卒
学位: 1981年 東京大学
学歴/職歴:
1982年 東京大学医学部第二内科助手
1984年 アメリカインディアナ大学留学
1991年 東京大学医学部検査部講師
1992年 富山医科薬科大学医学部第二内科教授

・専門分野: 循環器内科学、心臓電気生理学
・研究分野:
1)心疾患と自律神経機能
2)心房細動の塞栓症の予知と予防


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巨大地震と福島原子力発電所の行方

2011-04-23 12:29:33 | エッセイ
東京電力福島原子力発電所の事故は、


レベル7」と認めましたが、

チェルノブイリ原発事故のことをわれわれ日本人は、再認識する必要があると思います。

出来ることなら、福島の原発、即食い止めて安心できるようになりたいのですが、実際問題長期化は避けられない様相です。


当時のソ連は、ベラルーシ原子力発電所の大惨事を隠蔽しました。日本も結果的に同様です。
1986年のチェルノブイリ原発事故(旧ソ連)では炉内の過熱を止めることができず、核燃料が破損し、最終的に原子炉や建物を吹き飛ばす大事故となってしまった。

チェルノブイリのニュースは日本でも何度か報道されましたが、
広島・長崎の体験がある日本人でさえ、一部の人を除き、強い関心を示さなかったかもしれません。
チェルノブイリのその後についてまだ観てない方は、以下で、ご確認ください。

汚された大地チェルノブイリ20年後


◎放射線を短期間に全身被曝した場合の致死線量は、5%致死線量(被ばくした人の20人に1人が死に至る線量)が2シーベルト、50%致死線量が4シーベルト、100%致死線量が7シーベルトと言われ、200ミリシーベルト以下の被曝では、急性の臨床的症状(急性放射線症)は認められないとされています。

◆100%致死線量が7シーベルト。4月8日の測定値が100シーベルト。

福島原発1号機の放射線量が100シーベルト/毎時を計測したこともありました。

100ミリシーベルトでは無く、100シーベルトです。

◎1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)


しかし、地震は天災で日本列島はたえずその危険にさらされ、先人たちはそれを乗り越えて来たわけですが、原発は違いますので、今回のことは歴史に禍根を残すことになると思います。

われわれは、今後を見守るしかありませんが、広島・長崎、そしてチェルノブイリの惨事を人類は知っているのです。


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ジェネリック(後発医薬品)と副作用

2011-04-17 11:59:49 | 医療情報
私が服用している治療薬の半分くらいは、
ジェネリック医薬品(後発医薬品)です。

成分が同じで安いということであれば、安いほうが良いということになりますが。

国は「効き目も安全性も先発薬と同等」としていますね。
後発薬は、先発薬の実績があるため、国の承認を得るために製薬会社が行わねばならない試験が先発薬よりもずっと少なく、開発費が抑えられる。
それで、値段が安いというのです。

初めて後発薬が出る場合は、薬価は原則として先発薬の7割ということです。
しかし、個々の医薬品の薬価は2年に一度改定されますね。
それで、ずっと、先発薬の7割になるということではありませんね。

すでに後発薬がある場合は、先発薬と後発薬の合計数が20を超えるかどうかで新たに加わる後発薬の薬価計算方法が変わる、とされていますね。

しかし、
薬価を下げることばかりではなく、飲みやすさの向上など先発薬にはない工夫を加えた場合は、「有用性加算」として、薬価を上げる仕組みもあるんですね。

ということで、すべての後発薬について先発薬より何割安いとは言えないが、
国は、3割以上、中には5割以上安くなる場合もある、としていますね。


ところで、薬に問題はないかといえば、
安い後発医薬品は、「添加物で副作用」がある場合がある、と言われています。

ジェネリック医薬品の副作用に関しては、後発医薬品なので先発医薬品と効果は同じですが若干添加物などの成分は違うようです。

この場合の添加物とは、着色料や保存料などを差すと言われますね。

万が一ジェネリック医薬品の使用で重大な副作用がでた場合は、被害者患者救済の制度もあります。
この、
医薬品副作用被害救済制度は、新薬・ジェネリック医薬品にかかわらず、被害患者の副作用による医療費を救済する制度ですね。

しかし、低価格の後発医薬品(ジェネリック)も厳しい試験を通った上で流通しているので、全てのジェネリック医薬品がこの制度の対象になるわけでもないようで、除外される医薬品も、医薬品副作用被害救済制度にはあるんですね。

薬は、ジェネリックでも先発医薬品でも副作用を伴うものだが、病気の治療の効果と比較して考えていくことを認識しておくことが必要ですね。

・参考までに、日本病院薬剤師会のホームページを以下にあげておきます。

◆社団法人 日本病院薬剤師会 
http://www.jshp.or.jp/


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地震と津波ー 姉吉地区38.9mだった!

2011-04-15 23:00:30 | ニュース
ラジオニュースで

◆岩手県宮古市 重茂半島東端 姉吉地区の津波について触れていましたね。
1896年:明治三陸津波は、38.2mだったが、今回38.9m、と70センチオーバーだったと。


岩手の、海抜15.5m巨大防潮堤の普代村と、
石碑
の宮古市姉吉地区 先人の知恵が住民をまもった!


村では1896年(明治29年)、1933年の三陸大津波で計439人の死者を出したという。


一方、宮古市姉吉地区では、港から約700メートル内陸にある石碑が、12世帯約40人の住民の命を守った。
「此処(ここ)より下に家を建てるな」

石碑に刻まれた教えに従い、住民たちは全員そこよりも高台に居を構えていた。
(石碑: 1933年の昭和三陸 大津波の後、海抜約60メートルの場所に建てられた )


東日本大震災の震源域の東側で、マグニチュード8級の巨大地震が発生する可能性が高いとして、複数の研究機関が分析を進めている。

日本海溝の東側で海のプレート(岩板)が引っ張られる力が強くなっているためで、早ければ1か月以内に津波を伴う地震が再来する危険がある、と。
 
M9.0の東日本大震災は、押し合っていた海のプレートと陸のプレートの境界面が破壊されて起きたという。
そのため現在も、周辺の地殻にかかる力が変化し、東日本全体で地震が誘発されている。

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