のあ いちい ワールド

ここは、物書き「のあ いちい」の、人間世界とそれ以外の宇宙人について多くふれるブログです。

★開国・介護

2008-03-14 15:13:51 | 時事問題
フィリピン・マニラ首都圏タギグ市にある「技術教育技能開発庁女性センター」
介護士養成コース

生徒の多くは海外での就労を希望し、経済連携協定(EPA)批准をにらんで日本行きを目指す生徒もいる。半年間のコースは身の回りの世話が中心だが、病院に1ヶ月勤務する体験実習もある。

「言葉の壁はあるが、介護士として必要とされる基本的な能力は同じはず。日本の施設介護にも適応させたい」とセンター長のマリアクララ・イグナシオさん。

EPAで求められる「4年生大卒業」という介護士の入国要件がある。

高齢化率の低いフィリピンで、最近、「ケアギバー」と呼ばれる介護士の認定資格が出来た。
海外での就労を念頭に置き、2001年に500人弱だった海外送り出しが、2006年には、約14500人になった。高齢化が進む台湾、カナダなどで住み込み介護に携わるケースが多いという。

日本では、在宅介護は指導の目が届かないとして、EPAの介護士は施設でしか働けない決まりがある。

資格取得に必要な研修は、約860時間。日本の介護職員基礎研修(500時間)より長いが、フィリピン国内で1000を超える養成校のうち日本語を教えているのは、20校余りだという。

EPAでは、来日後看護師は3年、介護士は4年で国家資格を取れなければ帰国を余儀なくされる。最初の半年間の日本語教育で、ひらがな、カタカナと漢字700文字程度を覚え、日常会話が出来るようになってから各施設に配置されるが、その後国家試験に向けた研修は施設に任されている。
東京都は国家試験のテキスト英訳や専門教師派遣など独自プログラムの検討を始めた。施設任せでは合格者が出ない、という危機感があるからだ、と。国が道筋を示して支援するときが来ている。
来日後の支援体制にも課題は多い。
                
(讀賣新聞を読んで)

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