ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・ダイビングの水中写真の3本柱でブログをしています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
大阪近辺で長い天体望遠鏡レンズ(BORG77ED2/71FL)に迷彩テープを貼っている若手がいたらきっと自分です。 最近はOLYMPUS M.ZD300mmF4で撮ることが多いですが・・・。
鳥の数は数えていないので何種類撮ってるかわ分かりませんがたくさん撮っています^^ 数を数えることよりも好みの野鳥をじっくり撮ることに重きをおいています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS E-5(水中用) / OM-D E-M1 MarkⅡ(メイン機) / OM-D EM-5(サブ機)
レンズ;BORG77ED2 510mm(F6.7) / BORG71FL 300mm(F4.2) / ZD50mm Macro(F2.8) / OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / M.ZD75mm(F1.8)

撮影地は近場では大阪の北摂の公園・大阪城・淀川河川敷・巨椋干拓地など。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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西表島のヤエヤマハナダカトンボ /観察2日目~奇跡の交尾・産卵が撮れた!!

2023-09-04 16:00:00 | 昆虫

2023.8.9日、西表島でのヤエヤマハナダカトンボの観察2日目は友人と2人での撮影行でした。
この日は早朝に大雨が降りその後天気は回復傾向でしたが光は弱いなという感じでした。
1日目に雄と産卵床は確認しているので雌が来ることを祈りつつの出発でした。

9時の浦内川遊覧船に乗り9時半に軍艦岩に到着し目的の沢まで歩きます。
道中、前日と同じようにコナカハグロトンボやクロイワカワトンボを撮り、
リュウキュウウラボシシジミまで撮れて11:50分に現地に到着しました。

ヤエヤマハナダカトンボ雄
川を見ると前日と同じように雄が枝先に留まっています。
しかもコナカハグロトンボと仲良く?並んでいました。
11:53分、慎重にアプローチし幸先よく2頭並びを撮ることができました。
雌が来るまで雄の撮影は友人に任して自分はゆっくりのんびり周囲を観察して回りました。
マサキルリモントンボのテネラルがいたのですが撮れずでハナダカ雄ものんびりしています。
産卵床の倒木は幅60cmぐらいがいい感じに濡れていてココに来るという確信はあります。
雄はやはり産卵床を視界に入れて枝先を代えながら留まっています。








ヤエヤマハナダカトンボ雌
天気が回復しときどき太陽が差すようになり気温は体感で28℃ぐらいになりました。
12:17分、暗い所にハナダカの形が見えたので友人に「なんかおるで」と言うと「色が違う」とのお返事が。
「色が違うってそれ雌やん!」と慌てて確認するとやはり尾の太い雌でした。
雄が気付く前にとりあえずいい角度で撮影しようと何枚か撮ったところで雄が雌にアタックしました。
雌は一瞬にして逃げてしまい雄は定位置に戻って知らん顔をしています。
このときは正直今日は終わったなと思いました。









ヤエヤマハナダカトンボ交尾
13:10分、雄がいきなり飛んできた雌を捕まえ少し高い所に留まって交尾を始めました。
慌ててカメラを構えて撮りましたが角度がなく逆光の見上げる位置でどうにもなりません。
あれこれ工夫するもまあ大した写真にはならず1分ほどの交尾は終わってしまい2頭は離れてしまいました。
「雌どこ行った?」「上の方かな」「上流」「見失った」「飛んでった」との会話がむなしい一瞬のお祭りでした。
2度目の終わった感が漂いましたがまあ一応交尾はは撮れています。
ヤエヤマハナダカトンボの交尾写真は他では見たことないのでもうちょっとしっかりと撮りたかった感じです。
絞ればいいだけなのに慌てているとそれもできないなんて・・・冷静さがほしいです。










ヤエヤマハナダカトンボ雌 産卵
13:56分、放心状態で座っているといきなり雌が産卵床に降りて来ました。
来るだろうとは思っていましたが「雌来たああああ」と叫びました。
雌が予想通りの倒木に尾を突き立てて産卵を始めました。
狙い通り過ぎてややテンションを上げながら慎重にアプローチし撮影開始。
最初は少し遠目で撮影してからやや近づいて絞って撮りました。
「やばいなー」とか「うわー」「産卵写真とか図鑑にないよなー」とか言いながら撮りました。
この産卵は15分ほど続き同じような写真を山のように撮って14:12分に夢のような時間は終わりました。
自分は満足して休憩し友人はコナカハグロトンボで遊んで残りの時間を過ごしました。








ヤエヤマハナダカトンボ雄
その後、同じ雌がもう何度か産卵床に降りて産卵をしましたが、
時間が短く倒木の反対側だったので撮影せず見るだけにしました。
少し動くと雌は敏感に反応し上に上がって行く感じだったのでまあいいかという感じでした。
ヤエヤマハナダカトンボの産卵写真は他では見当たらないので相当貴重なシーンだと思います。
今回はこの産卵シーンを狙っていたので思い通りに撮れて本当によかったです。
最後に雄の正面顔をいい感じで撮って撤収準備に入りました。






ヤエヤマハナダカトンボ雌
14:48分、帰る準備にために荷物を上に運んでいるときによく見ると産卵床の真上の枝に雌が留まっていました。
産卵の合間の待機場所だったみたいでよく観察していればもっと早くに見つけていたと思います。
この雌を撮って15時前に少し早めの撤収となりました。

今回、ヤエヤマハナダカトンボの繁殖活動を一通り撮ることができて本当によかったです。
トンボ初心者の友人が運を呼んでくれたのかも知れませんね。






おまけショット


リュウキュウウラボシシジミ
やんばると石垣島・西表島に分布する割と希少な蝶です。
大きさは1cmぐらいで蝶の中では最小の部類に入ると思います。
道中に吸蜜に来る花があって少し待てば留まってくれました。
時間があればじっくり狙ったんですが1カットでも撮れてよかったです。
以前に箕面昆虫館でツシマウラボシシジミを撮っていたので、
飛び方や大きさですぐにウラボシとわかりました。







コナカハグロトンボ雄
2日目は余裕を持って絵になるショットだけを撮りました。
やはり滝や花があるといい感じになりますね。







クロイワカワトンボ交尾
1分ぐらい交尾をしていました。
留まっている葉が微妙に揺れるので少しブレていますが撮れてよかったです。






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