ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・ダイビングの水中写真の3本柱でブログをしています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
大阪近辺で長い天体望遠鏡レンズ(BORG77ED2/71FL)に迷彩テープを貼っている若手がいたらきっと自分です。 最近はOLYMPUS M.ZD300mmF4で撮ることが多いですが・・・。
鳥の数は数えていないので何種類撮ってるかわ分かりませんがたくさん撮っています^^ 数を数えることよりも好みの野鳥をじっくり撮ることに重きをおいています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS E-5(水中用) / OM-D E-M1 MarkⅡ(メイン機) / OM-D EM-5(サブ機)
レンズ;BORG77ED2 510mm(F6.7) / BORG71FL 300mm(F4.2) / ZD50mm Macro(F2.8) / OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / M.ZD75mm(F1.8)

撮影地は近場では大阪の北摂の公園・大阪城・淀川河川敷・巨椋干拓地など。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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8年目のアカハジロ雄

2024-03-28 16:00:00 | 野鳥-本州/四国

毎年来ている近所のアカハジロ雄です。









アカハジロ雄
この池は緑の映り込みが綺麗で毎年1回はアカハジロを撮りに行きます。
無風快晴の朝イチが狙い目でいつもいい感じで撮れます。
このアカハジロは自分が見る限り2017年から毎年確認していて、
少なくとも8年連続飛来していることになります。





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越冬ソデグロヅル

2024-03-17 17:00:00 | 野鳥-本州/四国

北陸で越冬中のソデグロヅルを撮りました。


























































ソデグロヅル
真っ白で大型の鶴で羽根を広げると先端の黒い部分が見えます。
その黒色が袖のように見えるのでソデグロヅルと名がついています。
嘴は真っすぐで赤く太い感じでまるでドリルのようです。
虹彩は黄色でちょっと目が座っている感じでコワイです。

この個体は人を恐れず近くでも平気で採餌し続けます。
餌はドジョウ・タニシ・ザリガニや稲の二番穂などで日中のほとんどが食事の時間でした。
稀に啼いて踊って草切れを放り投げて遊んだりもしていました。
夕方に空が焼けてちょっといい感じで撮れたのが収穫です。






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ヤンバルトカゲモドキが新種登録されました

2024-03-08 16:00:00 | 爬虫類・両生類・淡水魚

日本のトカゲモドキが再分類されて2種4亜種から7種1絶滅種になりました。
2023年11月、やんばる産のクロイワトカゲモドキが独立種ヤンバルトカゲモドキとなり、
その他クロイワトカゲモドキの各亜種も種へ昇格という形で整理されました。






ヤンバルトカゲモドキ(やんばる産)
7種の中では一番特徴のない地味な見た目なのがアレですが、
やんばるの自然に溶け合った色合いとも言えます。
形態的には胴背面の中央部に縦帯や横帯ないことが多く、
あっても不明瞭で地色の境界がぼやけるのが特徴です。

分類の決め手は、腿にある疣状の鱗の密度が高いことと、
足の裏の基部にある大鱗だそうです。
背面中央部の縦筋は首筋のみにあり胴体後半部見られない。
うなじの横帯は不完全または完全に欠落し、胴体後部に薄い背側帯が見られる。
横帯はあっても不明瞭など細部の特徴も記されています。

まあでも、外見的特徴は成長過程や環境によっても変わるでしょうし、
上記の特徴から逸脱している個体もたくさんいるかと思います。
なので、単純に1種増えたという分類学上の定義よりも、
「やんばる」を冠する生き物が新たに登録されたことの意義のほうが大きいのかなと思います。

分布的には大宜味村以北と古宇利島となっていて名護市と大宜味村が境界線のようですが、
トカゲモドキが行政区分で棲み分けをしているワケではないでしょうし、
実際はやんばるの起点であるSTライン(塩屋-平良)辺りでゆるやかに分かれているのかなと思います。
しかし、こうなると混在しているところの個体はどう扱えばいいんでしょうね?
もともとが同種なので混血は当たり前でしょうし中間的な形態の個体もいるでしょう。
自分は名護市辺りの本部半島産の個体と南部(城南市~糸満市)の個体も遺伝的に隔離があると思っているので、
本部半島産のが独立しもう1種増えるんじゃなかと思っているのですが。






ついでに今まで撮った他のトカゲモドキも何枚か載せておきます。





クロイワトカゲモドキ(本部産)
やんばる産に比べると色鮮やかな感じになります。
本部半島辺りは個体数が多いので地味なのはスルーして派手な個体を中心に撮影しました。
やはり背中の背中線が後方までしっかり伸びているのが特徴になるかと思います。
背側線は不連続で横帯はだいたいない感じですね。









クロイワトカゲモドキ(南部)
南部産は数が少なく今まで数える頭程しか見ていないので何とも言えませんが、
やはり背中線がしっかり伸びていて背側線は不連続な感じですね。
ただ、横帯も縦筋も不明瞭なやんばるっぽい個体(5枚目)も普通にいるのでね~。
(老成個体は総じて色が抜けてこんな感じになるとは思います。)









クメトカゲモドドキ(久米島産)
久米島産は模様も虹彩も黄色なので完全別モノに見えます。
横帯は後頭部に1本、胴体に4本と規則正しく美しく入り、
背中線は痕跡すら見られません。
そもそも、幼体のほうが色が薄い(他種は濃い)ですから最初から別種です。









ケラマトカゲモドキ(渡嘉敷島産)
鮮やかな蛍光オレンジ色が特徴の渡嘉敷島産は唯一無二って感じです。
横帯は胴体に4本入り後頭部には見られません。
背中線は短く頸部で止まり背側線はあるって感じですかね。
渡嘉敷島産のは鮮やさで他を圧倒して優勝です。




・徳之島のオビトカゲモドキは今年撮りに行きます。
・渡名喜島のマダラトカゲモドキは友人が去年撮っるので今年何とかなりそうです。
・伊江島のもマダラトカゲモドキとされていますが渡名喜島のとは見た目が全く違います。
 未記載種の可能性があり新種になるのか注目です。行けたら行きます。
・伊平屋島のイヘヤトカゲモドキは難易度高いらしいので何とも言えません。
・阿嘉島のケラマトカゲモドキは少ないながら生息確認されているそうです。
 まあでも、行けても一番最後になるかと思います。




★☆★日本のトカゲモドキ7種1絶滅種★☆★
①クロイワトカゲモドキ 分布;沖縄本島南部から名護市まで
・学名;Goniurosaurus kuroiwae 英名;Kuroiwa's ground gecko
・背中に薄い橙色/桃色の縦筋、横帯は不規則、赤い虹彩
②ヤンバルトカゲモドキ 分布;大宜味村以北のやんばると古宇利島
・学名;Goniurosaurus nebulozonatus 英名;Yambaru ground gecko
・紫地に白黒のブツブツ模様、横帯や縦筋は薄く不明瞭、赤い虹彩
③クメトカゲモドキ 分布;久米島
・学名;Goniurosaurus yamashinae 英名;Yamashina's ground gecko
・後頭部に薄黄色の横帯が1本と胴体に4本、薄い黒色、黄色い暗色の虹彩
④マダラトカゲモドキ 分布;渡名喜島・伊江島
・学名;Goniurosaurus orientalis 英名;Spotted ground gecko
・胴体は黄色がかった薄い橙色の横帯が4本+3本、薄い黒色、赤い暗色の虹彩
⑤ケラマトカゲモドキ 分布;渡嘉敷島・阿嘉島
・学名Goniurosaurus sengokui 英名;Sengoku’s ground gecko
・胴体に鮮やかな橙色の横帯が4本、濃い黒色、赤い虹彩
⑥イヘヤトカゲモドキ 分布;伊平屋島
・学名;Goniurosaurus toyamai 英名;Toyama's ground gecko
・胴体に橙色/桃色の不規則な横帯が3~4本、濃い黒色、赤い虹彩
⑦オビトカゲモドキ 分布;徳之島
・学名;Goniurosaurus splendens 英名;Banded ground gecko
・胴体に薄い桃色の横帯が3本、やや薄い黒色、赤い虹彩
⑧ヨロントカゲモドキ(絶滅) 分布;与論島






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