夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

熊谷桜提 3月28日現在

2013年03月28日 16時19分14秒 | その他
埼玉の熊谷桜堤に行って来ました。
当堤では熊谷地方気象台から3月26日に満開宣言が出ました。これは、平年(4月5日)より10日早く、昨年(4月10日)より15日早い満開です。
満開とは、標本木で、80%以上のつぼみが開いた状態のとき
桜堤全体的には、概ね七分咲き程度です。今週末にかけて、見ごろとなるでしょう。

 との情報を得たので行ってみました。完全満開の方がいいに決まってますが、そうなると人ばかりで桜なんてどうでも良くなってしまいますから。僕の中では、桜っていうのはガヤガヤした中で見たい花ではありません。こんなチャンスはあまりないので行ってみました。
 案の定、人の出がイマイチでしっとりとした風情を思いっきり味わうことができ満足・満足でした。出店が沢山あって、また訳が解らないのですが演歌や懐メロなどを大音量で流していて、これだけは風情をぶち壊してくれていましたが、耳をふさいで出店がない方向に歩いていけば、僕のように静かに桜を感じたい人にはとてもいい場所でした。

 桜、ソメイヨシノは江戸末期から明治期に、染井(現在の豊島区駒込)の植木屋さんがオオシマザクラとエドヒガンというそれまであった桜の種類を交配して作った交配種と言われています。この交配種を作った染井の植木屋さんは「吉野桜」の名称で売り出していたため(奈良吉野山のヤマザクラも「吉野桜」と呼ばれていたので)、混同を避けるため「染井」の文字を頭に付けて混乱をなくすようにしたそうです。
 ソメイヨシノは野性のさくらと異なり、種で増えることができません。このため、オオシマザクラを植えて(もしくはあったもの)、それに接ぎ木(つぎき)によって殖やしています。ですから、出所と言えば染井の植木屋さんが作った原木が接ぎ木の連続で全国に広まった物らしいです。よって全国のソメイヨシノは皆同じ性質を持つため、今では花前線の測定基準にもなり、私たちに春の季節感を与えてくれます。
 果たしてこの植木屋さんが、同時、自分が作った桜が今日のようになると思ったかどうかは知る由もありませんが、縦長の日本ですからこういうものから四季を感じる日本人に日本人らしさを感じるのは僕だけではないでしょう。
 和を大切にすることが少なくなった現代の日本人ですが、和の代表格である桜だけは大人気です。桜だけでなく有形・無形にかかわらず和を大切にする心を持ちたいですね!

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