夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

アカムシ・タイリクバラタナゴ Part.7・・・風に教えてもらった釣り方

2015年10月25日 22時21分45秒 | タナゴ釣り


 今日は強い北風が吹き寒さが急に増しました。木枯らし一号だそうです。タナゴ、特にタイリクバラタナゴ釣りは仕掛けが軽いので風に滅法弱い釣りです。天気予報では4mが吹くとのことでしたが、ワンコの散歩に出た僕には10mくらいに感じました。とても釣りにはならなそうです。そこで今日は仕事が始まるまでの時間は、寝られたら寝ようと思って再び床に着いたのですが、やはり無理そうなので結局行ってみました。風で葦が暴れまくってます。ポイントはその足元。でもそこに打ち込むのは至難の業。こんな時もアカムシは便利です。何度でも打ち返せますから。グルテンじゃぁこんな真似は出来ません。アカムシは集魚効果はありませんから(実は使い方によってはそれなりにあるのですが)タナ探しから始めなくてはならないのです。そして徐々に彼らを追い詰めていきます。そしてある程度のタナがつかめたらそのタナに照準を合わせて釣ります。多少の上下はいいですが、あまり動かし過ぎるとタナボケが始まってしまって収拾が付かなくなります。そして時たまある魚信に慎重に対処して行くのです。しかし今日は風に仕掛けが煽られてウキが踊ってしまい釣り辛い事この上ありません。こんな事では今日はボーズかと思った矢先、何とか小さいのが一匹釣れてボーズは逃れました。でもその後、時々ある魚信に合わせられずヤキモキしての釣りとなりました。少しナマリを足してしもりを早くして少々ウキ下を長くしてタナを下げ、少しでも風の影響を受けないように工夫しました。そしてやっと二匹目が。これは大きかったです。そしてしばらくして3匹目。これも良型です。そしてその二匹の良型から魚信が出る共通点を見つけることが出来ました。ウキが少ししもったところで、風にラインが煽られてオートで誘いが掛かった時ウキがスーーーッと引き込まれたら良型の魚信です。そして、出来るだけその状態が発生するように竿を操作しました。すると次から次に型の良いのが掛かって来るじゃぁありませんか!結局18匹でしたが、何とも楽しい釣りとなりました。そして なにかが開眼したような気がしました。このアクションが風ではなく自分の手で出来ればまた釣りに深みが増すことでしょう。もっとも、この誘いが明日効くかどうかは分りません。もしかしたら今日だけのモノなのかも知れません。でも、もしこの誘いがこれからも効くようならこれは新たな知見です。要は僕のアカムシ・タイリクバラタナゴ釣りの引き出しが一つ増えたことになります。
 風に教えてもらったアカムシ・タイリクバラタナゴ釣りの微妙な誘い。これからも生きる事を願うばかりです。この誘いを自分の手が再現して結果が残せるようになれることを夢見て頑張ります。