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日々の出来事から国際情勢まで一刀両断、鋭く斬っていきます。コメントは承認制です。但し、返事は致しませんのでご了承下さい。

明るい頑固者のススメ

2005-01-19 10:51:22 | Weblog
 日本から「頑固さ」が消えてきています。頑固親父だけではありません。社会構造そのものから頑固さが消えかかっているのです。
 頑固とは、屁理屈と勘違いされそうですが、そうではありません。温故知新の温故の部分を言うのです。社会の屋台骨、根幹を形成する基本理念を指しています。ただ、頑固さを大事にするからといって「過去に生き」ていたのでは仕方がないですね。過去にこだわるあまり、新しきを受け入れられないというのでは、「過去」に縛られて堂々巡りしているただの守旧派です。
 上は憲法から下は日常生活の躾・マナーまで、今の日本では「何が正しいのか、間違っているのか」社会全体が見えなくなって迷走しているかのように見えます。「平和憲法を守ろう」と主張すれば、“危険人物”と言われ、「半額の運賃しか払っていない子供を、それも優先席なんかに座らせんじゃない」と注意すれば(もちろん、そんな強い言い方はしてませんよ)、親に逆切れされます。今の世の中を観れば、そういったことだらけです。でも、それを見て見ぬフリをする大人のナント多いことか。しかも、そういったことに声を上げる私を、何か間違ったことをしているかのような視線を向ける人たちもいます。「正しい事が正しいと言えない世の中」ほど不自由なものはありません。
 マナー1つとっても、混んだ駅での喫煙、駅前の歩道の駐輪、電車内での携帯電話等など、目に付くことは山ほどあります。私は、その中のほんの一部、目に余る行動だけ「マナーを守ろうよ」と声がけをしています。でも、注意をした相手に逆切れされることも少なくありません。警察沙汰に発展したこともあります。今までは何とか無事でしたが、将来、下手をすれば相手から傷害を受けることもあるでしょう。でも、私はこういった行動をやめるつもりはありません。
 そこで、お願いとススメです。これをお読みの皆さんの中にも、街で不快な思いを持ったり、嫌な経験をした方は少なくないと思います。皆さんも、私と同じように声を上げてみませんか。「『ダメなものはダメ』と声を上げる」人たちが多くなれば、空気は絶対変わっていきます。「世直し」等と大げさなことを言うつもりはありませんが、「この指、とーまれ」、一緒にやってみましょう。