遠い眠りから覚めたような

2012-10-15 05:45:20 | 折りに触れ思うこと
昨夜は何度も外へ出ようとする親。 朝起きてみて施錠していなかったり、少し開いていたりする時がよくあるので、ドアを開けることがあるとは思っているけど外までは出ない思っていた。 昨夜何度もお願いだから外には出ないでと手前で引き止めたけど、本人にしてみれば○○さんが来ているという思いなので納得がいかない。 止めずに様子を見るとドアを開け出て行って共有スペースの外の戸をあけ出ようとするので見ている訳にはいかない、暗いし玄関に二段の階段があるしコンクリートだ。 手を引いて駐車場やらを見て歩くけど半分は無意識。 

そうか~~納得いかないと外へ行くんだな~   そうだよな~警察に保護された人だもんな~ 夜はドアが開かないようにしなきゃいけないかな。 毎日ではないし、ドアを開けてちょっと覗いてすぐ閉める、この程度はしょっちゅうだけれど、考え付かない行動をするのは十分承知だ。
 
その後私は眠ったけれど、なんだか昨夜の事がずっと以前の出来事のような妙な感覚で目覚めた。
随分昔に眠った様な・・・・・・・


病院の外に健康な日を三日下さい 
「愛と死を見つめて」と云う不治の病に侵された女子大生と恋人の往復書簡の中にこんな詩があったけど、私は今日 家の中に親の居ない日を四日もらった。
一日目 先ず心が軽くなるでしょう。 

 

病院の外に健康な日を三日下さい
一日目
私は故郷に飛んで帰りましょう
そしておじいちゃんの肩を叩いて
それから母と台所に立ちましょう
おいしいサラダを作って
父にアツカンを一本つけて
妹たちと楽しい食卓を囲みましょう


二日目
私は貴方の所へ飛んで行きたい
貴方と遊びたいなんていいません
お部屋をお掃除してあげて
ワイシャツにアイロンをかけてあげて
おいしいお料理を作ってあげたいの
そのかわり
お別れの時 やさしくキスしてね

三日目
私は一人ぼっちで思い出と遊びます
そして静かに一日が過ぎたら
三日間の健康ありがとうと笑って
永遠の眠りにつくでしょう



          ~愛と死を見つめて より~