1月19日(月) 早朝の東武練馬駅での訴えを終えて、大山、下赤塚、大山西町と歩く。60年も営業している総菜屋を発見。「ふかし卵」が美味しい。大山に戻ってきたとき、あるタバコ屋のご主人と会話をしていてびっくり。日本で初めてカラオケ機器を作ったと教えられたからだ。根岸重一さんである。これまでカラオケを発明したとして別人が報じられている。それはビジネス化した人物であって、世界に広がったカラオケ機器は、実は根岸さんの発想によるものであった。根岸さんが特許も意匠登録も取らなかったのは、1967年当時としては大金の20万円から30万円もするからであり、手続きに3年かかるからだという。零細企業を営む根岸さんにそんな余裕はなかった。こうしたことの詳細は鳥賀陽弘道さんの『カラオケ秘史』(新潮新書)がはじめて明らかにした。カラオケの「幻の発明者」は板橋の大山にいたのだ。その根岸さんが手作りで制作している「かもめ」を実費で譲っていただき、事務所の入り口に飾る。帰宅して歩数計を見れば、17150歩になっていた。
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