有田芳生の『酔醒漫録』

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

金大中事件と日本人拉致事件の背景

2007-10-26 10:54:59 | 随感

 10月25日(木)秋晴れの一日。夜遅く代々木「馬鹿牛」へ。有線放送で宇崎竜堂さんなどを聴きながら、店主の息子、笑之介と遊ぶ。JR代々木駅のホームでは30歳前半のときそうしたように池袋方面行き後部で電車を待った。今日は新党日本の役員会。田中康夫代表の国会初質問や私の街宣行動などを語り合う。平山誠総務局長と近所の喫茶店で雑談しばし。近くにある文藝春秋へ行き、「週刊文春」の鈴木洋嗣編集長と雑談。「亀田一家崩壊」を特集した前号は完売だった。もちろん亀田問題だけでなく、紀元会事件やTBSの「朝ズバッ!」スタッフの女子アナ盗撮事件などの記事などが関心を呼んだのだろう。単行本の編集部で上原隆さんの『胸の中にて鳴る音あり』を入手。資料室でいくつかの調べもの。時間ができたので知人から勧められたクリニックでプラセンタを注射する。疲労回復にいいという。保険が効くので1回が600円ほど。いまでは飲まない高い健康ドリンクよりもずっと安い。神保町へ。金ペン堂に顔を出して東京堂書店。久しぶりに坪内祐三さんと出会った。佐野衛店長に頼んで近くの取次店へ。辺見庸さんの書き下ろし『たんば色の覚書 私たちの日常』(毎日新聞社)を購入。「あとがきのかわりに」書かれた「痛みについて」は「都内の病院で」とあり気になる。表参道のジムで1時間ほど泳ぎ、歩く。青山一丁目から大江戸線に乗り換えるとき、エレベーターで2人の男子高校生とすれ違った。「あの人テレビに出てるんだよ」「えっ」という会話が聞こえた。驚いたのはそのあとだ。「ほらオウムで出ていたんだよ」というではないか。この世代でどうして……。もしかしたら「ザ・ワイド」が最終週で特集した映像を見たのかも知れない。新宿パークタワーでフォーサイトクラブ・セミナーに出席。講師は産経新聞論説委員で韓国滞在歴27年の黒田勝弘さん。テーマは「韓国大統領選挙のゆくえ 朝鮮半島のゆくえ」。金大中事件と北朝鮮による日本人拉致事件は性格が違うが、いずれも国境感覚がないことを示しており、そこには日本による植民地支配のツケがあるという見方が新鮮だった。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高校生にとってオウム真理教事件は10年一昔に思え... (arai)
2007-10-26 16:49:02
高校生にとってオウム真理教事件は10年一昔に思えますものね。私が社会人になった平成7年が麻原逮捕の年でしたが、12年前と言うと、有田先生がご覧になられた男子学生は当時5歳くらいの子どもでしょうか。メディアの影響力、功罪含めて考えさせられます。時間がたつと事実が風化して記号と化さないかということが心配です。
返信する
「拉致と植民地について」 (ソナム)
2007-10-26 23:35:49
「拉致と植民地について」
昨年8月16日に韓国に行きました。周囲からは「その日に行くなんて」と言われました。日本人に見えにくい容貌のせいもあったかもしれませんが、日本人と知っても親切だった韓国人たちのことを私は伝えていきたいです。日本人からの論理は自分もそうですからよくわかります。「彼ら」が「どう考えている」か、知りたいです。今年出会った20代の女性は、「これからが大事です」と言いました。彼女のように「知った上で」自分の考えを持てるようになりたいと思います。
そして、「知ること」を見分ける目を養いたいと思います。
返信する
>Re:驚いたのはそのあとだ。「ほらオウムで出て... (LIVE_ZERO)
2007-10-27 00:41:59
>Re:驚いたのはそのあとだ。「ほらオウムで出ていたんだよ」というではないか。

えっ、びっくりした。案外と本人は気づいてないのかなあ、とおもった。オームで世に出た(デビューした)のが、江川紹子氏であり、また有田芳生氏であると思っているひとが多くいて、そしてそのことはコメンテーターとしてTVに出る限りオームと切離しては考えにくい。やはり先入観というものは大きいのではなかろうか?
返信する

コメントを投稿