有田芳生の『酔醒漫録』

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〈速報〉統一教会が恐れる政府の動き

2008-04-08 22:05:41 | 統一教会

統一教会は司法や捜査当局の動きに敏感となっている。しかしこんどの「週刊新潮」に書いたように、まるでカメレオンのように新たな手法で資金獲得をするのが統一教会だ。警察庁はオウム真理教のつぎに統一教会をターゲットにした。いままたそのために組織的体制を整えているようだ。こういう記事が「朝日新聞」に掲載された。

統一教会、2.3億円示談 「国の責任問う」で一転増額

 「夫が病死したのは先祖からの因縁のせい」と脅され多額の献金をさせられたなどとして、世界基督教統一神霊協会(統一教会)などに約2億6千万円の損害賠償を求めた千葉県内の女性(70)に、統一教会側が2億3千万円を支払うことで示談が成立した。全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)によると、統一教会側が1人に支払う示談額としては過去最高という。

 示談交渉で教会側は、1億3千万円を最高額として提示していた。しかし女性側が統一教会を所管する文部科学省の責任も問う姿勢をみせたところ、約1億円を上乗せした。民事訴訟としては昨年7月、統一教会側に2億7620万円の賠償を原告1人に払うよう命じた東京高裁の判決が最高額(確定)。

 女性側代理人の紀藤正樹弁護士によると、06年8月、賠償を求める通知書を初めて送った。これに対し統一教会側は当初、最高約1億3千万円の提示だった。女性側は昨年12月、「統一教会が誠意ある対応を取らない責任は文科省にもある」とする通知書と訴状案を送付。訴状では、宗教法人である統一教会を所管する文科省も被告とし、不作為を追及する姿勢を示した。

 統一教会側はその後、歩み寄り、約2億2千万円だった女性の被害額を約1千万円上回る解決金を払うことに先月合意し、支払いを始めた。

 宗教法人法は、文科省が事業停止を命じたり、裁判所に解散命令を求めたりすることができる、と定めている。

 紀藤弁護士は「統一教会は伝道活動、資金獲得活動といった宗教活動の根幹部分について、最高裁で違法性を認められた稀有(けう)な宗教法人で、違法集団と呼んでいい」と指摘し、文科省は同法に基づく是正措置を取るべきだと主張している。全国弁連事務局長の山口広弁護士は「統一教会側が高額の示談に応じたのは、文科省を刺激し、事業停止などの措置を受けたくないという思惑が働いたからではないか」とみている。

 統一教会広報部は「信者間の和解で法人は関係ない。信者のプライバシーにかかわるのでコメントは控える」としている。


〈続報〉統一教会信者の逮捕その後

2008-04-08 21:40:30 | インポート

現地からの情報では、市場の前で選挙活動を行っていたという。「非拘束で立件」とのことで、以下の記事にあるように日本的にいえば「書類送検」だ。「世界平和統一家庭堂」そのものが知られていないけれど、もしかすれば比例区で当選者が出るかもしれないという。投票は明日。時事通信の配信でこういう記事がある。

選挙法違反で日本人3人送検=韓国
【ソウル7日時事】韓国警察は7日、南東部の馬山市で総選挙に出
馬している候補の選挙運動をしたとして、日本人女性3人を公職選
挙法違反容疑で書類送検した。地元警察によると、3人は世界基督
教統一神霊協会(統一教会)の信者で、韓国人男性と結婚し同国に
居住。公職選挙法は外国人による選挙運動を禁じているが、3人は
統一教会系の政党から出馬した候補の選挙運動をしていた。


ネット言論への見えない介入を許すな!

2008-04-08 08:55:04 | 事件

 4月7日(月)兄のような存在だった中村一好さんの逝去が報じられた。近く飲もうと約束していたのに……。都はるみさん全曲集「枯木灘 残照」を聴きながら書く。新党日本の東京都第一支部で会議を終えてヘッドオフィスで「週刊新潮」のゲラチエック。編集部がつけたタイトルは「告発リポート “霊感商法”は生きている」。内部証言と資料から統一教会の現状を書いた。青山の都はるみ事務所。表参道のジムで泳ぐ。今晩は日本酒を飲むぞと決めて神保町「萱」。岩国にある旭酒造の「獺祭」を選ぶことに意味がある一夜。山口県出身の中村さんが好きだった日本酒だ。痛飲。怒りとともに報告しなければならないことがある。発端は人気漫画「美味しんぼ」の原作者である雁屋哲さんからのメールだった。雁屋さんは20数年前からオーストラリアで暮らしている。うれしいことにこのブログの読者でもある。ところが最近のことだがアクセスしても見ることができないという。何度か知らせを受けたので、ブログではなくもともとのホームページをお知らせしたのだが、まったくダメ。おかしいなあと思っていた。たまたま一橋大学の加藤哲郎さんのホームページを読んで驚いた。中国の上海、北京、長春を旅した加藤さんは、中国ではご自身のホームページだけでなく、私のこのブログも見ることができないという。「しんぶん赤旗」などは読めるのに、なぜかここはダメなのだ。加藤さんはこのブログについていえば天安門事件に反対したテレサ・テンの筆者であることが原因なのではないかと書いている。そういえば思い当たることがある。2005年に『私の家は山の向こう』を出したとき、ある音楽関係者が中国各地に何冊かの単行本を送った。ところが、なぜか私の単行本だけがないと連絡があった。しかも数か所で同じことが起きていた。「おかしいなあ」ということでそのときは終わっていた。ところがこんどの出来事だ。私は湯川れい子さんたちの呼びかけに応えて「14世ダライ・ラマ法王と中国政府首脳との直接対話を求める声明文」に賛同した。作家の池澤夏樹さん、歌手のイルカさん、詩人の谷川俊太郎さんなどなど、62人のなかで「あいうえお」順なのでいちばん最初に名前がある。記者会見は釈迦の誕生日である8日に行われる。このことが原因ではないだろうとは思う。しかしさらなる「罪状」にはなるのかもしれない。おい、いい加減にしろ!そう「誰か」に言いたい。言論も表現も姿を隠して弾圧する。チベット虐殺の写真を掲載したブログからプロバイダーも知らぬうちに映像が消えてしまったことなどの異常がネット上で起きている。こうした事態を日本政府は黙認するというのか。ああ、はるみさんの「千年の古都」が心に染みる。