有田芳生の『酔醒漫録』

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春それぞれの人生あり

2008-03-09 09:38:48 | 随感

 3月8日(土)春めいてきたものの夕方になると風が冷たい。「週刊新潮」副部長の門脇護さんが、四半世紀勤めた会社を「卒業」する。そのパーティが近く行われ、そこで友人、知人からの言葉を冊子にして配るという。その原稿を依頼されたので思いを綴る。門脇さんとはオウム幹部だった井上嘉浩の家族を通じて知り合った。ある時期は井上手記を単行本にして出版する話もあり、私もそこに関わることになっていた。ところが諸般の事情で立ち消えとなってしまった。そうしたことはいっさい触れずにノンフィクションの世界について書いた。門脇さんは「門田隆将」のペンネームで単行本を出してきた。最新作は『甲子園への遺言』(講談社)。NHKがドラマ化したため一気にベストセラーとなった。出版社にいながら著作を発表するのは大変な軋轢があることだろう。そんな噂もずっと聞いてきた。しかし晴れてフリーランス。年内にも3冊の著作を出すというから楽しみだ。門脇さんの著作をドラマ化したNHKで働く畏友・小俣一平さんと電話で話す。何と管理職は56歳で定年だという。これからも研究部門で働くことになりそうだという。春もそれぞれ。そうか56歳で定年なんだと我が身を振り返る。一日中机に座りっぱなしだったので、池袋へ。「おもろ」の常連たちと雑談。店を出たところで朝5時だという長女から電話。人権擁護法案とはどういうものかと聞かれる。リブロを歩く。帰宅して締め切りの迫っている原稿を書く。