急須

最近、「急須」（発音は「ちゅーす」に近い）という言葉を覚えたボコちゃん。

先日、飛行機の話をしていたら、保育園のお友達の話をしてくれた。
ボコ「Y子ちゃんね、飛行機で急須のところ行ったんだって。」
私「え、飛行機で急須？」
ボコ「"ボコ"ちゃんちは、台所にあるんだよねー。急須。」

多分、Y子ちゃんは飛行機で九州に行ったんだと思う。

何がなんでも

「寝てやるもんかぁ～！！！」
と思っているんじゃないかってくらい、いつもボコちゃんは寝ない。

今日は実家に来ているのだが、昨日は自宅からの移動中にレストランで昼食をとり、食後そのまま車で走れば寝るだろうという我々大人の目論見であった。

最近は、休日に昼寝をさせようと思っても普通に寝ないのだ。
もちろん、保育園では時間になるとちゃんと昼寝をしているようなのだが、休日は、自ら布団に入ることなんてありえない。
もっぱら、昼寝用ドライブに出かける。
元気はいいのだがいつまた熱が出てもおかしくない状況だし、私としてはなんとしても昼寝をさせたいという思いが募る。
それで、今日は昼食後にちょうど昼寝分くらいの時間をかけて寄り道をする計画まで立てていった。

しかーし、昼食後、寄り道を経て実家につくまでの約2時間、一睡もしなかった。
あくびはしているのに。
ずっと一人でしゃべり続けている。
しまいには、なかなか実家に着かないと言って、怒り泣き。
もともとチャイルドシートが大嫌いだしね。
ああーもううるさい。
何もそんなにがんばらなくてもいいのにさ。
寝てくれぇ。

実家に着いてからも、もちろん寝ない。
18:00ごろになってやっと「寝る」と言い始めたのだが、ここまでくると、ちゃんと夕食を済ませて風呂に入ってから朝まで寝かせたい。
なんだかんだ言って、夕食もおやつだかなんだわからないようなものを遊びながら食べ、目をこすりながらブロックで遊び続け、やっと風呂に入り、20:00前。
歯磨きを嫌がり、さらにブロックで遊び続け、20:30。

ようやく布団の部屋へ連れていったが、布団に入ったと思うと、
ボコ「オシッコ！」
トイレへ連れて行き、また布団に入ったかと思うと、
ボコ「お茶飲む～！」
以下延々就寝への妨害が続き、それに翻弄される馬君と私の父。
私の母は不在。私はこのとき相当怒ってさっさと布団に入っていた。

んで、また布団の部屋に戻ってきたボコちゃん。
すでに21:30。
それでも簡単には横になろうとしない。
私「ああ、もういいよ。一人でずっと起きてな。そうやって一生起きてりゃいいんだよ。」
怒って言ってやった。
ボコ「（泣きながら）いやぁ～。寝る～！」
私「いや、もう寝るな！　起きてろ！　そうやって起きてろ！！！」
ボコ「寝る～！！！　うわーんうわーん。」
いくらどんなに泣いても、ここまでくると全くかわいそうだと思わない。

私は手を出さずに、馬君がボコちゃんに布団をかけてやった。
あっという間に眠りについたボコちゃん。

昨日はこうやって21:00台に寝ることができたが、それは昼寝をしていなかったからであって、平日はこんなボコちゃんと毎晩23:00ごろまで一人で闘っているのだ。

ああーもう怒鳴りたくないんだが。
寝ないと風邪治らないよ。
お願いだから早く寝てくれよぉぉぉぉぉ。

ビーズ

先日、ボコちゃんは平日の午前に耳鼻科を受診した。
耳鼻科の待合室で、偶然、保育園の友達N君と出会った。
N君は、保育園の担任の先生が連れてきている。
通常、保育園での事故などがない限り、保育園の先生が病院に児童を連れてくることはない。
例えば急性中耳炎になった場合でも、親に呼び出しの電話を入れるだけで先生が病院に連れてくることはないのだ。

ボコちゃんとN君は、互いに顔を見合わせてニッコリ。
こういうところで知り合いと偶然会うのは子供もちょっとうれしいみたい。
N君は、特に急を要する怪我をした様子もなかった。
私「N君、どうかしたんですか？」
先生「鼻にビーズが入っちゃったみたいで。本人は元気なんだけどね。昨日、保育園で入ったのかもしれないし。」
どうやら、ビーズを入れた現場を先生も目撃していないみたい。
私「じゃ、どうやってビーズが入っているってわかったんですか？」
先生「本人が、『ビーズ入ってる』って。」

2歳児（いや、もうすぐN君も3歳になる）の言うことをあてにしていいものか…。
判断に迷うところだろうが、保育園にも保育園の立場がある。
確かめるためにも、ここはやはり医者に診てもらわねばならないのだろう。

N君が診察室に入る。
聞こえてくるN君の叫び声。
ボコ「N君、泣いてるね。」
心配そうなボコちゃん。

ケロっとした顔で診察室から出てきたN君。
先生「無事に取れました。」
N君もこちらを見てニッコリ。
やっぱり鼻にビーズが入っていたみたい。

いやはや。
何があるかわからんねぇ。
そのままN君が申告していなかったら…。
怖いよぉ～。