宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

日本の老齢化は粛々と進む

2007-08-03 21:31:32 | 政治
地方と中央の格差が広がって久しい。
地方、そして田舎は、老齢化の進み具合が中央の比ではない。
地方や田舎のお年寄りが、長きに渡っての自民党を捨てて、民主党に票を託す事がどれほど勇気を試される事なのか、自民党の方々も、皆さんも良く知っていた方が良い。

そして、一度替えてしまうと、お年寄りはなかなか元に戻して変えようとしないのだ。

一人区で民主党が勝利する事は、ただ単に金権体質とか、年金とか、の事だけではない。地方の人の心に染み渡る言葉と誠実さとがなければ、その変える勇気は中々出てはこないのである。

「地方を心から大事にしているよ」と言う証明を小沢さんは朴訥に語ったのだ。
兎に角徹頭徹尾、党首でありながら地方行脚に徹したのである。

生活のポイントを掴んでいた小沢さんと、格差社会の認識が甘く、憲法改正をただ強行したいだけの民衆とのズレの甚だしい安倍さんとの相違が良くでているであろう。
よくよく民主党に重大な裏切りでも無い限り、
もう地方、そして田舎のお年寄りは自民党に帰る事はないであろう?
小沢さんは最大の殊勲賞ものであった。これもひとえに野党の悲哀を味わっていたからこそ、彼の言葉は重く、説得力を有するのだ。

安倍さんは右傾化の終了をまだ知らない。
ブッシュさんの終了と同時に、右傾者は取り残されて行くのだ。
きっと「一人芝居」をこれから延々と続けるに違いない。

安倍さんの有効期限はもう風前の灯と言ってよかろう。
麻生さんに次、3年後を睨んで憲法を託そうとしても、それはきっと無理だ。
彼は総理にはなれないと思う。根拠は薄いが、極右政権の時代は過去の流れに乗って遠ざかるばかりであろうからだ。

道理上からの右傾は「歪み、たわみ、捻くれ」の何ものでもない!