宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

再び、合同訓練の波及効果

2005-09-10 23:41:18 | 政治
おかしいな?まだアメリカ ネオコンさんたち、北朝鮮に対して強気ですね。
戦争できるはずもないのに、中、露の合同軍事演習の影響はでていないのですかね?
そもそも、北朝鮮とアメリカが戦争して、アメリカにはプラス要素は何ひとつないのですけれども?おかしいですね、脅かしに乗らないぞ、と言うアメリカの精一杯の
見栄なのでしょうか。内心穏やかならざれしものである筈なのですが・・・?
まあ、天下のネオコンが中、露の演習で、世界に対して怯む態度を見せるわけにもいかないのでしょう。しかし、歩み寄りのタイミングもあるから、意地を張り通せばタイミングを失してしまうおかしいな?まだアメリカ ネオコンさんたち、北朝鮮に対して強気ですね。
戦争できるはずもないのに、中、露の合同軍事演習の影響はでていないのですかね?
そもそも、北朝鮮とアメリカが戦争して、アメリカにはプラス要素は何ひとつないのですけれども?おかしいですね、脅かしに乗らないぞ、と言うアメリカの精一杯の
見栄なのでしょうか。内心穏やかならざれしものである筈なのですが・・・?
まあ、天下のネオコンが中、露の演習で、世界に対して怯む態度を見せるわけにもいかないのでしょう。しかし、歩み寄りのタイミングもあるから、意地を張り通せばタイミングを失してしまう。
どちらにせよ、アメリカがこのチキンレースに断を下さなければ、北朝鮮が歩み寄るとは到底思えないから、決裂するでしょう。アメリカも北朝鮮もそれでも良いと思っているかも知れません。アメリカはこの上、北朝鮮との戦いを繰り広げることはできない、世界の鼻つまみ者になってしまうし、アメリカの威厳の低下は留まることを許さない、然も下手をすれば「独裁者ブッシュ」の名が世界史に残る。利益をもたらすことのない戦争は、アメリカも、よしんば日本さえも意味を持たない、できることなら避けるに越したことはない。
北朝鮮の強いところは、その点にある。アメリカの思惑は、中、露、北に言わずもが、で筒抜けなのだ。その結果のアメリカへ認識をさせる合同演習なのである。
アメリカが頑なに譲歩を拒むならば、アメリカが「王様の孤独」になっていくのは
必然である。つまり、露、中、そして来年早々の印との三国合同軍事演習にこぎつけられる、って事は、アメリカ単独の世界警察への野望が崩れることを意味します。それを踏まえた上での外交をしなければ、日本国家の信用回復は当分望めません。小泉さんの裏切り、官僚の裏切り行為の果ての日本としての信用失墜は、少なくとも東南アジア各国の脳裏に焼きついたことでしょう。これで決裂すれば、話し合いは来年に持ち越しでしょうか?
アメリカは日本に防衛機器が売れればそれでいいのだ。
それよりも韓、中、露、そして印を無視して戦争を仕掛ける訳にもいかないのだ。それより何より同盟国、日本を東京をミサイルの餌食にはできないのだ。
それは自殺行為でもある。たとえ叩いたとしても、北朝鮮へ侵入することは不可能なのだ。各国がそれを良しとしない、徹底的にアメリカを糾弾するだろう、今の今まではそれが出来なかった、が・・・
逃げ惑うしか選択民の余地はないのだ、いやっ、逃げ惑う余裕さえもないのだ。それはブッシュさんの傲慢に付き従う傲慢小泉さんのワラ人形として、露、中、韓など周辺諸国の教科書に載るのであろう。それは同時にその人を選択した日本人民の仕方のない末路でもある。100人の拉致の怨みのために、北朝鮮を破壊し、また、日本人民の人生をも破壊することになるのだ。今でも、3万の自殺者を無視しているのだから、本末転倒であったとしても人間と言う野獣は、怯む弱そうな相手に向かっていくのである。ところが、北朝鮮は弱そうであっても怯まないのである。それは核を擁しているから?バックが協力だから?・・・ノン! 失うものがない強さである。
捨て身、捨て石、路傍の石になれる強さである。飾る必要のない強さである。そして、それはどの国の人も我れと我が身に照らしてみれば、傲慢でさえなければ、思わず涙を零すほどに理解が出来るものなのである。弱い者、数少ないものをバックアップする、これは自然的なる持ちつ持たれつのバランス感覚である。成熟したる大人国家であるならば持っていて当然の性質だ。何故なら「自然様」がそれを強く要求しておられるのだ。バランスが崩れれば、崩されれば、即ち重篤な病いがもたらされる。
従って皆様も、露、中、韓とも、北朝鮮を敵視していないことに注目すべきである。そう、大人社会だからだ。無闇に強さをひけらかすアメリカと違い、人の痛みをわが事の様に慈愛する心の希薄な日本とも違う。あの「雨にも負けず」を読んだ感動の日本人はどこへ隠れちゃったのかな?・・・
ユーモアセンス溢れたあの大将を今では悪人と言う認識はないのである。つまり、暴発を今や、露、中、韓が止められるのだ。
イスラムの台頭、広がりの恐れと違って、独立独歩の北朝鮮は、アメリカにとっても恐れるに足る国家ではない、恐れるに足る国家でもないのに、攻撃を仕掛けるようなアメリカの勇み足がもたらす蛮行が、却って日本を悲劇のドン底に陥れることになるのだ。
歩み寄らない強硬姿勢はやがて世界からの風当たりを強く受け、アメリカにとっても日本にとってもプラスに働くことはない。
どちらの国も、経済では露、中をないがしろにはできない状況なのだから、結局はバックアップを受けている北朝鮮に歩みよるしかないのである。露、中の信認ある北朝鮮は、露、中の影響下の各国とも親交を深めることができる。すでに孤立した国家、北朝鮮ではないのだ、むしろ、アジアから孤立しているのは・・・そう!!ニッポンですら。憲法改正の機運や靖国参拝が自民党の踏み絵なら、その都度、他のアジア諸国では残虐非道の悲劇を思い起こすことになる。日本は東アジアの一員なのか?・・・・それとも・・・・?
中、露とて、北朝鮮一国のために自国が不利益になるのは避けたい筈だ。だが、それ以上にアメリカの傲慢さには辟易していると思われる。事ほど左様に危険がはらむことを理解しつつの合同演習なのだ。ここからアメリカがどれほどインドへの切り崩し影響力を発揮できるか?パキスタンとの関係を考慮しながらの推移を見るのが鍵となることでしょう。
インドvsパキスタンの和合もアジア連合構想内ならば有り得ないと誰が言えるでしょうか?しかしながらそこまでの構想は、流石の私も語れない。