宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

リークは安全への祈念なのか?

2006-07-26 23:54:31 | 政治
今度は、昭和天皇が、ニューヨークタイムズの記者からの質問に文書で回答した内容の中に、「恒久平和は武器では得られない」と書かれていたそうな、
なるほど日本国憲法の原点には、アメリカ国民と政府関係者の「もう嫌だ!」と言う不戦の考えだけでもなく、天皇自身の考えでもあったのだな?
お互いに散々殺し合いをした挙句、みんな辛い目に遭ってやっと気づく始末なのだ。
犯罪も起こす自分に返ってくるツケが割りのあわないものならば、随分と減るであろう?
巨大国家を目指して強盗に行き、その結末が悲惨であれば、もう二度とやるものか!と覚悟も持てるのだ!が、不幸にして日本は経済大国にまでアッと言う間に上り詰めた。またぞろその結果に「いい気になる」横柄、傲慢なお調子者が出てくるのだ。
何故に「苛める」ことや「挑発」を、やる前にそれが気づかないのだ。
それが、人間の愚かしさ、幼さそのものなのだ。
北朝鮮を追い込んでその不実を論えば、恨まれ、憎まれ、そのトガは必ずややってくることになることを知ってても良さそうに思うのだが・・・現実は理解できていない。
もしかして国民は、ミサイルの威嚇と言う事態に直面して恐れおののき、同時に怒りが込み上げて、そのことだけが頭脳を飽和させ、「追い込んでいる」と言う実感を消失させているのかも知れない、これが「苛め」の加害者になるべく特徴なのだ。
その時、必ずや相手の何故?何故撃ったんだ!と言う疑問が打ち消され、しかも相手の「痛み」の程度を慮る気持ちは全く遠のいてしまっている。
このことから私は、わが身に照らして考えることの出来ない幼い精神年齢であると思っている。
物事の一つ一つを常に反省、検証しながら、より良い方向への打開策の知恵を学んで行って、ちゃんとした分別のある大人になっていれば、バランスシートの大切さが実感から学びとれる筈であるが、その通りに実践していないものだから、いつまでも幼児を脱しきれないでいるのが実情である。
しかし、昭和天皇の隠し事が二度に渡って、こうもあからさまにされると言うのは、現天皇の意向なのか?
何か?誰か?のリークなのか?真意が図りかねる?
傾きを是正しようとする働きがあるのかも知れないな?