正義感と言う得体の知れぬ魔物。

戦争の犠牲者、日本人兵士３１０万人、中国の被害者兵士、民間人合わせて、２０００万人だと?
どこまで本当の数字かは定かではないが、単純に1人が７人を殺した計算になる。

ここまでいくと、恨みは相当根深く浸透すると言える。
２０００万人には、それぞれ家族も居た訳だから・・・・
広島への原爆で１３万人、少ない数字だ?影響を考えても２５万人、しめて３８万人。恨む家族親戚は何人だ?

それだけ中国での日本兵士の狼藉は、酷いものがあったと言うことだ。
アメリカが徹底的に日本を叩いた背景には、恐ろしいほどの日本のリーダーたちの残酷無比な命令があったのだろう?
今の日本人からは想像すらできない行為の数々がアメリカの上層部に上がっていたのであろう?
昔から一般的にアジア系の人間は残酷だと言われる。
それは、身体の劣性もさることながら、刀文化に由来している事もあるであろう?
鉄砲と刀とでは、その殺人感覚は全く異質のものだ。
ドスや刀による相手の肉体からの反発抵抗は、近ければ近いほど、手元に感じるものであり、脳にインプットされるのではないかとも思う?しかも血潮、鮮血を浴びる度合いも激しいものがあるだけに、より以上の興奮を誘発し易く、相手の恨み、憎悪、報復を直接受けるだけに、大抵は一度ならずも何度も切り刺す行為に及び易い。

それに対しての鉄砲は、離れた位置よりの銃撃であるがために、それほどの感覚も薄く、相手からの抵抗報復も受ける可能性が少ないので、念入りに息の根を止める必要がないからであろう?
そこに残酷さの違いの一端が現れるように思う。

ましてや原爆を落とす殺人意識は、戦争の中では極めて軽易にならざるを得ない。
それよりも増して、日本兵士の残酷さは報告されていたのだろうし、憎さの度合いは、正義感?と言う得体の知れぬ魔物にとりつかれていたのであろう?
因果応報である。