宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

秋葉原の通り魔事件に思うこと

2008-06-10 23:21:56 | ニュース
私はあまり社会的なものは書かないのですが、秋葉原での事件は少し書いてみようと思う・・・・
見事なまでの自爆行為です、防ぎようがありません・・・・
イラクでの自爆に散々悩まされた、アメリカの兵隊たちの気持ちが良く分かります。
ナイフでこれですから、爆弾であったなら、とんでもありません・・・・
他者への攻撃力が残っている者たちは、このように牙を剥きます。
政治の不公平、格差、上には補填してやり甘く、下には厳しく取り立てる、ていたらくが、このような憤懣やるかたなしの心を醸成してしまっているのです。
小泉さんも安倍さんも多分、他人事でしか思っていないでしょう・・・・自分の責任など何処吹く風でありましょう・・・・
自己顕示欲の強い者たちを、少しでも満足させうる社会システムになっていないのです。
女性も底辺の男たちには振り向きもしません。共倒れなどとんでもハップンです。
昔の男女関係は共に家庭を築いていくのが当たり前で、一緒に茶碗を買い、一緒にベットを買い、少しずつ頑張って家庭を作り上げていたのですが、今は、結婚年齢も上がり、打算が働くようになって、男たちにある程度の蓄財を求め、ある程度の背の高さを求めるようになってきました。
男たちが女性のルックスを求めるように、女たちも富と共に、背の高さ、見た目のルックスを求めるようになってきたのです。
社会からは格差を押し付けられ、女性からも同性からも格差を思い知らされる男たちの哀れなエレジーです。
これからもこのような社会性欠如攻撃的人間たちの、不満の鬱積と自暴自棄に因る、捨て身の自爆攻撃は続くことでありましょう・・・・
自民党政府も、国民も真剣になって考えないと、犠牲者(加害者の親、親戚、友人知人も含めて)は増えるばかりです。
だから私は前から言っておるのです、過去の拉致被害者100人に拘り続ける愚を冒す政治無能を続ける日本であるからにして、今起きている自殺者を10年もほっておく政治とマスコミと国民の罪は、どんなにか重いものであるかと・・・・

3万人の自殺者は、10万人の悲劇でもあるのだし、それを10年続ければ100万人分の悲劇であって、いつでも自己への攻撃(自分自身の弱さや堪えられぬ辛さからの脱皮と、思ってくれている内はまだ良いが)が、一人身は、生命保険で連れ合いに残す必要もないが故に、社会、政治への、自分の置かれた不幸への怒りの沸騰と共に、幸せなる他者への道連れ攻撃に転嫁移行するのはある意味、起こるべくして起こる必然であるとも言える。
北朝鮮の捨て身の対応を見てみれば分かっても良さそうなものだが、政府自民党も、野党も、マスコミも、右翼に被れた者たちも、まるでそれを理解できてない愚かしさなのだ。

他国の事(中国のチベット暴動、聖火リレーや北朝鮮の拉致や核)をあれこれ糾弾する前に、自国の事、自分のことを真剣に対処しなくてなんとするのだ!・・・・・
そういう意味でも日本社会全体(ほとんど全員)が、右傾化で歪んでいるために、そのような常識感を喪失してしまっているのだ・・・・
自殺者3万人と言う数字に由々しき異常性を感じなくなってしまっている日本人そのものが、もうすでに病魔に冒されていると言っても過言ではない・・・・
舌感覚、皮膚感覚、脳感覚に、麻痺が起こっていると思えるのである・・・・
同じ日本人の仲間たちが、3万人もおとなしく自殺の道を選択しているのである、
そしてその事を重大問題として捉えられていない日本社会なのである、硫化ガス自殺として、或いは無差別殺人として、普通の人々に影響が出て初めて慌てふためく愚かしさ、その根は早くから出ていたのであるが・・・・・
鈍感な感覚機能が、それらを阻んでいたのであろう・・・・



彼ら、社会に、企業に、政治に、殺された自爆者たちの発生反乱は、現在の日本社会の中では、至極理屈に合っていると思える。かなりの数の若者たちが彼のブログに共感できるのではないだろうか・・・・・?
その心を忘れた政治を相変わらず継続選択しようものなら、あの戦争をも糾弾できる訳もない・・・・

マスコミの中国糾弾の理不尽

2008-04-27 23:07:35 | ニュース
またまたチベットと聖火リレー
オリンピックの聖火リレーは、中国のためにやるのか?
妨害される、と言うのは中国というよりは、オリンピックそのものが妨害されていることと同じなのではないだろうか・・・・?
日本のテレビ局の「偏り」が大変哀れで、子供で、情けない実情を表している。
糾弾されるべきは中国ではなくて、聖火リレーを滅茶苦茶にしようとする「国境無き記者団」たちであり、「日本右翼」であるのだが、日本警察は彼らを捕まえようともしないで逃げられている・・・・これが日本人の言う「民主主義」という偽善な厄介物の実像なのだ。
マスコミの偏りを良く表しているのが、いろいろな日本人たちにコメントを聞いているにも拘わらず、一切、チベットや国境無き記者団や日本ヤクザ右翼への批判は
オフリミットしている事である。
誰の目にも、この事象をおかしい?と感じないのであるならば、日本の幼稚化に拍車を掛けているとしか思えない・・・・・
常識ある人間ならば、世界のオリンピックを邪魔しているその元凶は、明らかに中国ではなく、阻止せんと企てる彼らにあるのだが、ほとんど多くの報道も解説もコメンテーターも、実情を満足に知りもしないで中国を糾弾しているのは、そういう何かの働きかけがあるのであろう・・・これが次第に戦時に突入していく足掛かりになるのである。
日本国はこうであるのに、中国は違う、という得手勝手な思想を押し付ける日本人特有の無神経がそこからは垣間見ることが出来る・・・・・
暴力使用の抑圧、威嚇を当然のように扱う日本右翼を野放図にしていては、必ずややがて犯罪につながって行くのは必然であるので、その制御は心して考えるべきである。
このようなこと(暴力で邪魔をする・自己主張する)を世界が容認してしまっていると、これからのオリンピック、何処の国で開催されようとしても、流行のように行われてしまうことになるのを防ぐことができなくなるであろう・・・・

次のイギリスでも全く問題がない訳ではない、アイルランドとの確執もあるし、何といってもアルカイダの怨念、イラクの怨念はずっと続く筈だ・・・・そんなオリンピック自体の将来を考えているのだろうか?・・・・多分、考えてはいない・・・・・
マスコミの浅はかさはこういうところにある訳だ。
訳知りでコメントしている無責任が、人々を無用にあらぬ方向へ誘導してしまうことになる。

中国であったから、人海戦術で彼ら主張者や暴力者たちを打ち消すことができるのである。果たして同じ防衛策が他の国々に取れるのであろうか・・・・?
それこそ自爆の標的としては格好の絵柄なのである。


チベットの息吹

2008-03-30 22:40:47 | ニュース
またまたチベットを分析しよう・・・・
右よりの中国攻撃派は、単純で「それ見ろ、シナって言うところはそんな国だ!」くらいにしか非難することしかできないが、もっと深遠を探ってみると、いろいろな中国における問題の数々が表出されてくる。

元々、共産社会の構造は、「質素が美徳」の仕組みを擁していた。
それがうまく機能せず、人々における欲望の調節作用を軽視していた。
本来、人間の基本であるところの「欲望」という行動欲求を過度に抑制してしまうと、それが生産や消費としての役割である「意欲」というものの抑制につながってしまう。
全体的にその「意欲」は沈滞してしまうのだ。上からの勝手な音頭による生産目標では、「仕方なく仕事をする」という受身の体制にならざるを得ない。

その結果、共産システムは綻び、止むを得ず資本主義や民主主義や自由経済システムも少しずつ取り入れていく方策に転換せざるを得なくなっていく。

一方、共産思想と軸が一緒であったチベットや中国国内の宗教というものは、人々の心の中枢を占めていた筈である。
共産思想と相まって、人々の「心の拠り所」として重要な地位、位置にあった訳である。
特に、他国より隔絶されたチベット仏教にあっては、尚更人々の暮らし、生活との共存は抜け難いものであったに違いない・・・・

共産社会は、それなりに一致点もあり、理解もされていたのであろう・・・・が、
中国のそのような自由経済社会体制への移行に伴い、従来の「質素倹約の美徳」という大儀が大きく変貌していくそれのように、いつしかチベットにもその影響が俄かにやってくるのだ。
「質素は美徳」の代表格として、その尊厳を一心に集めて人々の暮らしの中に溶け込んで君臨していた「僧侶」という人たちの地位は一挙に陥落し、変わりに台頭してくる経営者、司直への羨望が、「僧侶」と言う立場を侵食してしまう現実に晒される。

過渡期に於ける中国の「生みの苦しみ」であるのかも知れない・・・・

あれだけ多くの僧侶と言われる方々がいることを思えば、いかに人々の暮らしの中にある仏教という「価値観」の尊大さが分かろうというものである。
これからの中国は、自由経済社会体制の下に、人々の欲望をいかに注意深く「調節」していくかが、与えられた課題であろう・・・・
人の欲望の発露には「際限がない」・・・・
しかし、無くても困るのだ。
その自由経済による物欲得行動や心の退廃等の弊害部分は、チベットにも舞い降りてきて当然なのであり、人々の畏敬の念が、僧侶から経営者に移行していくのも当然の成り行きなのである。
だから中国の中央政府は、あまりある配慮を怠ってはならないと、思える。
宗教を無上の宝とする国家群は世界には数々あり、それへ(仏教)の対応を軽視すると、「宗教を持たない国家は・・・・」と揶揄されてしまうであろう・・・
それほどに宗教への冷遇は、反発が強いのである。(日本右翼群の反発とは意味合いが違う)

最終的な帰結は、やっぱり心の拠り所なのであり、地に足を付けた生き方であり、けっして大儲けの人集めの経営者の役割ではないのだ。チベット国民も、日本国民も、一時的な栄華に酔っては後悔する原因ともなろう・・・・
中国のこれからもいろいろと費用の嵩む事柄が多く表出してくるであろう・・・
そうそう軍事にばかりお金を費やすこともできない筈である。

ネパール、ブータン等の独立によって危機感を覚えた中国共産党政府の進軍は、チベットが独立未承認であったのも相まって、主要国の反対もなく、そのまま了解されてしまった。
多分、日本に手痛い傷を負わされた国であったことも理解同情の範疇であったのであろう・・・?
また、主要国も大戦争の疲れ、厭世感も強く働いていたのかも知れない・・・?
また、主要国の植民地が独立への反旗に、それぞれ対応しているのが手一杯でもあったのであろう・・・・?
方や常任理事国、方や独立未承認国、というハンデもあったであろう・・・・?
そしてこの進軍は、日本の侵略に真似ているのも歴史の皮肉とも取れる。
しかし、国連から独立国として認められていなかった、且つ、清とチベットとの付き合いは長かった事を考えれば、日本のその時とはおのずと質は違う・・・・

そして、その後の共産主義の拡大南下を嫌ったアメリカ軍の朝鮮戦争と時を同じくして、アメリカCIAのゲリラ抵抗作戦がチベットを挟んで頭上で破裂し、それぞれの暴力の残酷性に拍車を掛けた争いとなる。

平和や国土や思想や主義を守る(防衛)筈の「戦争」は、まさに「恨みと恨み、憎しみと憎しみの交差点」と同一のものでしかないのだ。

やがての日本国土を挟んで・・・・という将来を暗示示唆していることであるのかも知れない・・・・?









Gooよおまえもか・・・

2008-03-28 22:53:34 | ニュース
チベット問題でgooのRssを読むと、ほとんど中国への攻撃である。これはGooが偏り初めていることを表しているように思う。
バランスを考えた取り扱いにしてもらいたいものだ。
そうでないと、Goo自体のレベルがドンドン低下していくのだ。
ほとんどの中国攻撃コメントが口汚く罵る内容に終始している。
これは、全く冷静さを欠き、勢いに任せた怒りのなにものでもない。
このような内容のコメントばかりを採用していては、Gooそのものの存在感も失い、単なる2チャンネルと同様に、右翼意見のみに席巻されてしまい、読むに耐えないものとなってしまうであろう・・・・
それでなくとも、大手が産経ニュースの偏りに埋没してしまっている現状なので、Gooよおまえまでもか・・・・という思いがある。
心して考えて欲しい・・・・

チベットの逆説

2008-03-27 00:13:57 | ニュース
再びチベット問題。
どうも産経ニュースに席巻されている大手のネット業界(YAHOO・MSN・グーグル)の影響をモロに受けているブロガーの方々は押しなべて中国共産党政府に攻撃的だ・・・・
このようなときは私めが支援してやらねばならぬ。
中国政府への援護がほとんどない・・・・
むしろ、今度の暴動は中国にとっては「追い風」のような気がする。
何故なら良い宣伝になるからだ・・・・
普通、中国でのオリンピックなど、遠い国から見てみれば、わざわざ行く気にもならないだろうが、今度の騒ぎが行く気もなかった人々の心を刺激しているかも知れない。また、中国も低姿勢で一生懸命に尽くしてもくれるであろう・・・初のオリンピックであるだけに感慨もひとしおなのである。

欧州が騒ぐのも、中国商品の安売りに辟易しているところでもあるので、これ見よがしであろうが、現実問題として、このオリンピックに目標を定めていた選手たちのことを思えば、軽率にはボイコットなどできるわけもない。
「輪」の祭典に欧州自ら水を差してしまっては、EUのリーダーとしての器の狭さを問われることになりはしないか・・・・?
するとしたら、その安易な政府の姿勢が却って糾弾の憂き目に合うであろう・・・
何しろ、中国が攻めていっている訳ではないのだ。
チベットが暴動を起こして、中国は受身であるのだ。
受身の中国を糾弾して、折角の「輪の祭典」オリンピックをボイコットするなど愚の骨頂もいいところである。
アジアとアフリカ、オセアニアはまず動かないことは固い、アメリカも日本もロシアもインドも、動くことはないであろう・・・・残るはヨーロッパであるが、EUに加盟したばかりの東欧諸国は動かない筈であり、むしろオリンピックを待っていると言っても過言ではない。英、仏、独、伊のせいぜい4カ国が消極的に形だけ問題にするくらいである。
中国に恩も義理もないからである。
アメリカが動かないのは、中露の存在、影響力がすでに巨大になっているのを知っているためであり、世界を動かすとき、中露を無視しては成り立たないのを知っているのである。
13億の民はオーストラリアなどの資源国にとってみれば、おいしいことに他ならない、日本を捨てても中国なのである。

日本右翼と、日本マスコミくらいなものである、大騒ぎしているのは・・・・
一部の国を除いて、ほとんどの国は「動かざること、岩の如し」であって、短辺急にボイコットしようと音頭することが浅はかさの象徴のように恥ずかしいことであることに気づく・・・・・
暴動を中国が悪いからだ、と、彼らは吹聴しているが、暴動は暴動であって、暴動には断固たる態度で接するのはどの国でも当然取るべき手段なのであり、そのままやりたい放題にさせる国はありゃしない・・・・
暴動が続けば続くほどに、強引に沈静化させたりしない中国当局の配慮が伺えるのである。
日本右翼や日本マスコミの一方的な都合の良い「中国落し込め」のPRに容易く乗ってしまっては、知性レベルを疑われる・・・・
仏のサルコジさんが「オリンピックボイコットも有り得る」と述べた、など、事実かも知れないが、取り立ててニュース種にする程のものでもないし、むしろ、中国オリンピックを失敗させようとする意図すら感じられ、とても見苦しいのである。
あちらこちらで批判の火の手が上がっているということを、必要以上に悪感情を植えつけるように吹聴しようとする行為に至っては、「これだから日本のマスコミは・・・・」と揶揄されてしまうのだ。
暴動するほどの悪政ならば、世界に実情を発信すれば良いのだ。今の時代、暴動によらずしてもいくらでも発信できる状況にはある筈だ。
インドと中国との経済、軍事等の今、蜜月の関係性を読むとき、むしろこの暴動は、ダライラマさんにとっては、マイナス効果が多いことに早く気づくが良かろうに思う・・・・


彼らが(日本右翼、日本マスコミ)中国をどのように見ているか?・・・・それに比して世界全体は中国をどのように捉えているのか?・・・オリンピックを目指す者たちの思い・・・安易にボイコットを掲げる国のトップに寄せる信頼性・・・など、識見を持って眺めた方がよいだろう・・・・
何かのついでに「小林よしのり」さんの漫画を見たが、何とまあ!相変わらずの偏屈な漫画であることか・・・・・中国の行ってきた残酷性をこれでもか、これでもかと宣伝する意図、また、あらぬ方向へ誘導するように列挙するくだりは、歪んだ心の証明でもある・・・非常に醜い!・・・


チベット騒乱

2008-03-22 14:37:48 | ニュース
チベットの騒乱について、右傾の方々がやたらとすぐ引っ張り出してくる問題であるので、ちょうど騒乱が起こっている折りでもあり、いろいろと少ない知識なりに語ってみたいと思う。

彼らが(日本の右傾、もどき)どうして中国を攻撃したくてすぐチベット問題を出してくるのか?・・・・・私にも理解不能なのですが、どこかつつくためには、(
日本は正当で、中国に言い返すための姑息な手段として利用しているのであろう・・・?)
ちょうど最適な問題なのであろう・・・・
しかし、よくよく勉強してみると、彼らの主張には、戦争中の大本営発表のような歪曲性があちこちに垣間見られる。
中国を糾弾したい、という思いがまず、前提にあって、その上で理解していく歴史であるから、当然にそれに沿って都合よく変更していくのである。

あの高山地帯にそもそも国家という制度が適合するかどうか?・・・は、置いといて、どうも、本来のチベットの問題は、民主主義と(アメリカCIA)共産主義(中国とソ連)との冷戦構造に起因しているらしい・・・・
それまでのチベットがどこにも攻撃されずに、なかば独立同然であったのもその地形によるところも大きい。
良く虐殺があったことを右翼の人々は指摘しているが、どうもそれもCIAの軍事訓練化と武器供与などが果たしている公算が大きいようだ。
つまり、アメリカがチベットのテロ組織を形成していた可能性大なるものがある。
昔から、中国もインドもインドを植民地化したイギリスもここには手を出さずにいたわけだが、チベット自体も独立というものにあまり重きを置いてはいなかったのであろう・・・
中国の「清」の時代では貢ぎ物を持っていくことで、自治としてのほぼ独立性を保っていたが、「清」がなくなって、ご承知のように中国もあちらこちらで欧州や日本などに侵食される時代になり、ここからここまでは外国のそれぞれの領地だと区分されるようになると、国境という問題が現実問題として発生してきた訳ですね・・・
中国も共産党政権の時代になると、インドとの国境であるとか、またネパール独立などの例でもある通り、独立という機運を避けるためにも中国の一部であるという必要性がでてきた。
そこでチベットへの進軍が開始されたのであろう・・・
あらためて中国としての権利主張であったのであろう。
そして、確かに世界的には(つまり国際連合ではチベットは独立国として認定されていない)独立国としての立場はなかつた、それだけでもなく、多分、日本の被害国であった中国が自ら追い返した実力のもとに、戦争によって疲弊していた、また戦後の建て直しの各国のドサクサもあいまって、その進軍に目を瞑ったのであろう。
そのようなことは、ドサクサの中では、世界のあちらこちらで散見されている。
戦後、共産化の広がりを嫌ったアメリカやヨーロッパは、それを食い止めるために、抵抗運動に手を貸した。結果残虐な殺し合いにつながっているのである。
と、まあこれが大まかな歴史の実態であろうか・・・・?

このような内容を右傾の彼らは、いいように曲解、歪曲してブログに載せるのである。

チベット問題は、世界的にも、アジア的にも、要衝の地ではないし、中国も、インドもイギリスも重要とは思っていなかったように、私自身も思っていなかったので、穿り出していた右傾の彼らを意味は違えどもある意味では評価したい。
勉強になりました。
もう少し突っ込んでみると、台湾や香港などの問題にも、当時の中国の思惑、アメリカの目のつけどころとの駆け引きなども理解できるようになるのではないだろうか・・・・?
あまり共産化を急ぐと、アメリカの目が光ってもいたのであろう・・・・

偏りが進んだ国に未来はない。

2008-01-18 22:57:22 | ニュース
何か、MSNも産経ニュースを採用していますね・・・・
これで、yahooとグーグルと主たるところは、産経ニュースですか・・・・
朝日が殿様商法をしている間に、ネット社会はみんな産経に牛耳られてしまいます。
私がいくら一人でいきまいていても、次から次へと産経ニュースの偏りに乗せられて発生してくる人々をどうにも堰き止めようがない・・・・

MSNもYAHOOもグーグルも自分たちがマスコミの重要な一翼を担っているのだ、という自覚を持ってもらわねば、困る。
提供を受けているだけだ、という彼らの安易な姿勢が、この国を危険な道に彷徨い狂わせてしまう恐れがあるのだ、という自覚、意識を強く持って欲しい・・・・と思う。

今では、彼らも(MSN、YAHOO、グーグル等)新聞社の一員として、同じ位の影響力なのだから・・・・
有利な条件だけで靡いてはならぬ、それでは報道、ニュースを扱うマスコミの、一翼を担うだけのセンスがない。
新聞社自体もそれほどのものでもないが、社会経験が浅いのであるならば、仕方がないが、「偏り」くらいの判定はできるであろう・・・
報道、ニュースを「利」で扱ってはならぬ・・・・自覚を望む。

こんなに右より人間ばかりが、うようよ輩出されてくる現状を憂うものである。
朝日る、なんて言葉が流行るのは、産経の思惑に人々がすっかり乗せられている証座なのだ。

産経のそれなりの努力は評価できるが、こんなに大手のなだたる影響力を擁するネット界の有たちが、4番目の新聞社のニュースをこぞって流すことの矛盾の意味をしっかりと見詰めて欲しいのだ。
産経が世間で言われている「偏り新聞」というイメージは、彼らにも耳に届いているであろう・・・?それでも提携することは相当の条件があるのであろうが、今一度考え直さないと、禍根を残すことになりかねない筈である。
それと同時に、朝日新聞などの武士商法と言おうか、殿様商法の考え方も反省するべきものであろう・・・・
まあまあまともな、歪み、隠蔽のないニュースを読みたくても、その選択に限りがあるのは、日本国民にとっては「絶対不幸の元種」である。
彼らに賢明なる選択を期待したい・・・・
産経新聞、読売新聞に大人を期待しても今更無理であろうから、ネットに深く関わる者として、4番目のニュースをみんながネットで流すことの弊害を強く理解して欲しいものだ・・・・!そうでなければ日本の将来は絶対のマイナスになるのだ!
偏りが進んだ国に未来はない・・・・・・!




ニュースの取り上げ方の奇奇怪怪?

2008-01-13 07:13:06 | ニュース
本日は余談を一つ。
昔は相手にもされず、無視され続けてきた「右より忠君愛国思想」がこうも蔓延ってきた原因とは何であろうか・・・・?
必要度合いを超えた愛国の思想は、危険領域であることは、すでに誰しもが理解しているものと思っていたが、実はそうではなかったことを知る・・・・
いまだに、必要以上に国を愛することが危険なものであるのか、あれほどの強盗戦争をもってしても分からないのだ?
所謂、懲りない面々である。

愛国思想は、逆に世界の中の日本という位置づけを忘れる。
独りよがり(司るものたちの政治の独裁であり、人々の勝手な独善でもある)となり、すべての世界観(世界の中の一国家観)をシャットアウトする・・・・・情報の隠蔽であり、僅かに与えられた都合良き情報によって思うが侭に誘導され、蹂躙される・・・・所謂、ニート(自己保存、保護本能思考)
から始まり、ストーカー(勝手な他者同化思考)の強制、強要行為に及ぶ・・・
この悪癖が十分に理解できずに、めくらめっぽうな理論を構築、展開してしまうのだ、これを未熟者と称しても、あながち間違ってもいなかろう・・・・
特に経験浅き、事の本質に辿り着いていない若者たちに至っては、一部の歪んだ位置からの解析であったとしても、それさえもっともらしく感じてしまい、自分なりに付け加えた理屈で理論武装したがるが、私に言わせれば、「事の本質」に辿り着いた故の理論武装ではないだけに、その浅さは行かんともし難い・・・・

その良い例が、議会制民主主義の制度を全く無視して、本人の夢の中に於いて、独善、独裁の強行採決政治に走ったあの、不埒者、未熟者、乱心者、安部さんのやった行いが、全てを物語っているであろう・・・・
見せない、聞かせない、言わせないの問答無用を、さもありなんの如くに処世訓として、言い伝えするのである。その結果、十分なる成長を果たせず、大人政治、大人社会国家とも成り得ず、世界から隔絶され、取り残される運命の道を選択することになる。

このような選択を知ってか知らずか・・・・? 定かではないが・・・・
このような方向付けをしている元凶(?)現況は、マスコミにもその一端があろう・・・?
意図、企図しているのは確かだ。
特に「産経系列」が顕著である。読者数の伸び悩みを一部の層に向けて発信せざるを得ないのが良く分かる。
しかし、故ならばこそ、ネットでグーグルに提供し(多分、相当の不利な譲歩・・・?かも・・・)勝ち取ったファン層は馬鹿にはできない。
「yahoo」との提携もしているようだ?だからネットでは産経の完全なる勝利なのである。
「msn」は毎日で「goo」は読売だが、明らかに読売もかなりの右より系列であるので、ネット社会は完璧に右に偏る傾向にある。
朝日系列は完全にネットでは負けていて、日本ネット界が右傾に走るのはあまりに当然と言えば、当然なるべくしてなった、と言うことであろう・・・・
yahoo、グーグルが利で動くのではなく、マスコミに名乗りを上げるのであるならば、賢明なる選択が必要であろう・・・・産経ニュースがどのような視点から発しているのか・・・今一度吟味しても良かろうに思う。
4大新聞の四つ目にいると言うことは何を意味しているのか?考えてみるべきだ。
「歪み」の元凶になるのだけは避けなくばなるまい。
ニュースの「取捨選択」は読者だけにあるのではない、作る方にもあるのだ。
まして、その取り上げ方は作る方の意味をも問わせぬ独壇場なのだ。





アメリカのやがて凋落

2007-10-26 10:26:19 | ニュース
福田政権もいよいよ最後の瀬戸際に到達した政治に差し掛かっていることを、理解してきたようだ。
やっぱり安直、安易な消費税という禁句に手をつけざるを得なくなったか?
アメリカのサブプライムローンの焦げ付けの事態が、なかなか解決に向かわないところを見ると、アメリカ財政もかなり逼迫しているのだろう?(戦争の対価に底辺のバブル、そしてカルフォルニヤ州の大火災)お金のかかることばかりである。

日本はバブル崩壊を税金の投入で済ましたつもりであるが、そのツケはいよいよみんなで踊った同罪としての国民から吸い取ろうとしている。
アメリカも低利の時代にはいるのであろう。
それには日本はより以上の低利なので抗しようがない。
輸出産業が打撃を被ることになるのは必然だ。
アメリカも日本も似たり寄ったりの愚か者たちの踊り食いだ!

アメリカも日本も多くの人たちが、先進国の先進高度な技術が、実は「高価な金額の代償の果て」であることに気づいていない。
弱小国は簡単に捻り潰せると思う、大変な誤解が、大きな超大国と雖も戦争に因って、経済を破綻に導いてしまうものなのだ。
未開の世界に暮らす人々は、それほど高度な高価な技術も資金も必要としない、だから「何にも無い」を前提として成り立っているから「幸せ感」は全く同じなのである。


年金崩壊は火を見るよりも明らかであるから、保険料での徴収は絶望に近い。
ならば税金で、と言う事にならざるを得ないないが、それの収入を消費税に求めるのは軽率ではないのか?

もうすでに底辺層は、格差で苛め抜かれているのだから、もう我慢の限界に近づいているであろう・・・・?
他の方策はないか?
大体、資金が大量に滞っているところはないか?財務省は把握できているのか?
多分、できていないのであろう・・・・・なっ?
お金の滞留場所から税収を得るのが、自然であろうと思うがいかがかな?
無駄な部分は何処なのか?
しっかりと調査執行をやってもらいたいものだ。

アメリカは大不況の時代に入る筈だ、
日本は危険分散せねば共倒れの風邪になってしまう。
そこで中国、ロシアなのだ。
しかし、右かがりの方々は相変わらずの「敵視」時代遅れが自覚できぬ愚かさがそこかしこにある、永久に敵視を引き摺っていくのであろうか・・・?
何か?から、誰か?から、教え込まされた共産主義を「アカ!」として引き摺っていた、いる、お年寄りと同じ次元なのであろう・・・・
今はさしずめ中国を「シナ」と書いたりしているな・・・・若いくせに「シナ」って書くから笑っちやいますな。
勿論、中国、ロシアとて、注意深く是非で付き合う必要はあるであろうが・・・・

アメリカとインドの握手

2006-03-05 13:46:23 | ニュース
アメリカがインドに核開発への技術援助を申し出たみたいですね。
これはロシアと中国の共同軍事演習の影響です。マスコミの方々はわかっているのかどうかは知りませんが?
今年はもしかしてインドも加えた3カ国合同軍事演習があるかも知れない旨の情報が昨年にでましたが、アメリカを刺激したくないとの思惑から実現性はハテナマーク?でした。どうもアメリカがいち早く間に割って入ってきたようですね。
道理を無視して、インドに接近したのはそう言う事情なのです。いつまでもまだまだアジアや石油資源の覇権を維持しておきたいのでしょう。
露、中、印、に結託されてしまうと、巨大な影響力が出来上がってしまうので、アメリカにとっては背に腹は変えられぬ決断であったことでしょう。
これで難しくなってくるのはパキスタンの処遇です。
そしてイラン、イラク、北朝鮮、タリバンなどが息を吹き返してくるのではないか?
欧州も核拡散に対して一枚岩とは行かなくなり、不信感が増幅していくのはやむをえないし、この無理な理屈が世界に通用するかどうかは、これからの動向の推移を見守るしかないでしょう。実際、例え最強のアメリカとて、傲慢右翼アメリカの言うことを聞かぬ国々がある以上、通用するとも思えない。テロが雨後のたけのこの如く発生していく現状を見るにつけ思いを深くします。
道理を捨て、地に落ちたアメリカが、行き詰ってきていると見るか?まだまだ世界は仕方なく迎合への道を歩むかは予断を許さないと思います。
どちらにせよ、核拡散への道筋は確実に開いていくものと見られます。
原子力発電所に核を撃ち込まれたときに、果たして2倍の破壊力ですむのでしょうか?核爆発が原子と原子の衝突であるならば、核ミサイルと原子力発電所の衝突の数値はいったい・・・・?実際は想像だにできない破壊になるのではないか?危惧しています。どなたか分かるかたはおりませんか?
これで面白くないパキスタンがどのような動きにでるのでしょうか?誰にもわかりません。
ロシア、中国、イラン、北朝鮮に近づくのは自明の理ではないですか?
そして、ロシアも中国もインドもそれぞれの境界を巡ってのいざこざは最近ついぞ聞こえてもきませんし、経済充実をスタンスに置いていて、けっして軍事を主体的重要課題に上げているわけでもないのですが、アメリカのネオコン右翼一国だけが、一人芝居をしている現状にあり、そんな国の言うことが、反発されこそすれ、世界に通用するとはとても思えない。
このように、多かれ少なかれどの国も右翼思想には辛酸を舐めさせられた経緯を持つ、なのに嫌がる右傾化に加工貿易立国の日本が再び向かっている・・・・