100円突破で暮らしは? 輸入品の値上げ拡大、輸出企業の業績改善…家計所得の増加がカギ(産経新聞) - goo ニュース
10日の東京外国為替市場の円相場が一時1ドル=101円台と4年1カ月ぶりの水準まで急落した。急速に進む円安が暮らしに与える影響は-。
Q 円安によって、暮らしに悪い影響はあるのか
A 海外から輸入する原材料や食料品、石油などの価格が高くなる。特に家計にとって影響が大きいのは、輸入依存度の高いエネルギーと食料品だ。
Q すでに値上げの動きは広がっているのか
A 原油などエネルギーの輸入コストが上昇し、レギュラーガソリン価格は昨年12月末時点から3%値上がりした。電気料金やガス料金も値上げが繰り返されている。食料品は、はごろもフーズが5月から「シーチキン」16品を2・2~6・1%値上げ。キユーピーもマヨネーズなどを7月から2~9%引き上げる。外食では日本マクドナルドが100円だった「ハンバーガー」を120円に引き上げ、回転ずしチェーンも値上げを検討中だ。
Q このままでは家計は苦しくなるばかりだ
A 確かにそう。ただ、円安は自動車など輸出企業の業績を大きく改善させる。トヨタ自動車の平成26年3月期の営業利益は前期比36・3%増の1兆8千億円、日産自動車も同16・5%増の6100億円となる見通しだ。企業の収益がよくなって給料やボーナスなど家計所得が増えれば、輸入品の値上がりを吸収でき、デフレの脱却にも近づく。
Q でも所得が増えなければ大変だ
A 経団連がまとめた25年春季労使交渉の大手企業の賃金上昇率は1・91%と、昨年の1・94%を若干下回っている状態だ。多くの企業はコスト負担につながる賃上げにはまだ慎重といえる。円安による業績改善効果がどこまで所得増加につながるかで暮らし向きは大きく変わりそうだ。
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