トヨタ、初の外国人副社長=多様性促進、常務役員に女性(時事通信) - goo ニュース
トヨタ自動車は4日、4月からの新役員体制を発表した。初の外国人副社長として、フランス出身で欧州本部長を務めるディディエ・ルロワ専務役員(57)を登用。常務役員には、米国出身のジュリー・ハンプ北米トヨタ副社長(55)を起用する。トヨタ本体の常務役員以上に女性が就くのは初めて。
専務役員と常務役員に、グループ企業のアイシン精機、デンソーの生え抜き幹部を抜てきする異例の人事にも踏み切る。
外国人や女性の登用は、組織の多様性を高め、新たな取り組みやアイデアが生まれるのを促すのが狙い。役員レベルでもグループ企業との人事交流を進め、連携強化によってグループ全体の競争力向上も目指す。
意思決定の迅速化に向け、役員の役割も見直す。これまで地域や事業の執行責任者と位置付けてきた副社長について、担当制を撤廃し、会社全体の事業運営を横断的に監督するように改める。副社長が担ってきた業務執行などの役割は、専務役員や常務役員が担う。