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Prince Caspian (The Chronicles of Narnia)

2011年01月26日 | ★YL6~
Prince Caspian (rack): The Return to Narnia
情報
作者:C.S. Lewis
ジャンル:ファンタジー
種類:ペーパーバック 児童書
YL:6.5
ページ数:238ページ
語数:44740
お気に入り度:☆☆☆☆☆
Pauline Baynes
HarperCollins

感想にThe Lion,the Witch and the Wardrobeのネタばれあり。

ストーリー
Peter、Susan、 Edmund、 Lucyの4人の兄弟姉妹がNarniaから戻ってきておよそ1年。
ある日、駅で電車を待っていた4人は、突如として、再びNarniaに戻っていた・・・。見知らぬ島にいると思っていたが、そこにあった廃墟が、つい1年前まで4人が住んでいたCair Paravel城だということが判明。まるで何百年もたっているかのような有様。事情が全く分からない4人だったが、彼らがKingQueenだったころの大切な所有物がtreasure chamberにちゃんと残っていた。それらを再び身につけた4人。
島を出ようとしたところ、ボートから何かを川へ投げこもうとしている2人組の人間を目撃。投げ込もうとしているのが生きたDwarfだと気付いたPeter。Susanが矢を放って何とかDwarfを川から助け出した。
そのDwarfが言うには彼はKing Caspianの使いだという。4人は彼からテルマール人のこと、Caspianのこと、そして現在のNarniaが置かれている状況について話を聞くことになる。 

感想
4人の兄弟姉妹は結構長い間、王と女王としてNarniaを治めていたんですよね。この子たちが年齢がいくつなのか、どこかに書いてあったか忘れてしまいましたが、りっぱな大人に一度成長しているわけです。末っ子のLucyなんかは人生の1/3を普通の女の子として、2/3を女王として過ごしています。でもこちらの世界に戻って見ればまた子もどもとしてやり直しっていうのはどんな気分なんでしょう。得した気分?それとも王と女王としての扱いから単なる子供としての扱いになってしまうわけだから、過ごしにくい?
The Lion~の最後で、なんだか急に思いだいたようにこちらの世界に帰ってきてましたけど、こちらの世界で1年過ごしてNarniaに戻ってみれば、とんでもなく時間が経っていて(確か千年以上)、自分たちが住んでいた城も、知り合いもいなくなっていたらすごく悲しいでしょうね。実際はそんなに悲しんでいる様子もないのですが・・・。しかも自分たちがいなくなったすぐ後にテルマール人が攻め込んできているし。途中で国をほったらかしにしていなくなってしまったという重大な責任がこの兄弟姉妹にはあるのだ、と思いました。それは古代の王と女王としてもNarniaのためにプライドと命をかけなくちゃしょうがないね。



The Chronicles of Narniaの7シリーズを読んだ方は、どこからどういう順番で読んだらいいか迷ったりはしなかったのでしょうか?(特に子供のころ日本語で読んだことがある人は、英語で読むときに順番が違うと思うに違いありません。私は日本語でも読んだことがないので今まで気がつかなかったのですが。)
というのも、私は何も考えずにThe Lion,the Witch,and the Wardrobe(過去記事08/5/30)を映画の公開前に読んだ後、次にどの巻を読んだらいいのか分からず、ずいぶん長い間ほったらかしでした。映画は次にPrince Caspianが公開になりましたが、The Lion~は#2だし、Prince Caspianは#4だし・・・#1The Magicians Nephewはどの時点で読めば?・・・#3は?・・・。最近そろそろ続きを読まねばと思って調べたら、出版順と時系列順では全く順番が違うということが分かって、なんだそういうことかと思いました

時系列順では
The Magicians Nephew
The Lion,the Witch and the Wardrobe
The Horse and His Boy
Prince Caspian
The Voyage of the Dawn Treader
The Silver Chair
The Last Battleの順ですが、

出版順で並べると、    *( )内は時系列順
The Lion,the Witch and the Wardrobe(2)
Prince Caspian(4)
The Voyage of the Dawn Treader(5)
The Silver Chair (6)
The Horse and His Boy(3)
The Magicians Nephew(1)
The Last Battle(7)なのです。てんでバラバラー

私が購入したこのHarperCollinsの本では番号はついてませんが、裏表紙には時系列順に7冊書かれてあって、作者C.S.Lewis氏も時系列順に読むことを勧めているようです。一方、翻訳版の岩波少年文庫を見たら出版順に1~7まで番号がふってありました。『英語多読完全ブックガイド』(コスモピア出版)にはThe Lion~を最初に読まないと、The Magicians Nephewでの種明かし的な面白さを味わえないので注意、と書いてあります。

さぁ、どう読む?
ただ単にThe Lion~とThe Magicians Nephewだけをひっくり返して後は時系列順に読めばいいのかもしれませんが、来月の映画の公開(The Voyage of the Dawn Treader/『アスラン王と魔法の島』2011年2月25日公開)に合わせて読もうと思ったら、時系列順だと、あと4冊も読まなければならないのに対し、出版順だったら2冊読めば追いつく・・・。そう考えた私は作者の意に反してしまい大変申し訳ないと思いつつも、楽して出版順に読むことに決めました。ネットでいろいろ調べたら、どちらかといえば出版順に読んだほうが面白いという意見に軍配が上がっているような気もしたので・・・。

でも時系列順に読むにしろ、出版順に読むにしろ、結末はThe Last Battleなので時代さえごっちゃにしなければ、目指すところが違ってくるというスターウォーズ的な問題は生じなさそうです。


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