ヘコまされた被害者&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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秋葉原無差別殺傷事件から16年経っても、被害者らの被害後の状況は改善されていない

2024年06月09日 15時38分39秒 | 犯罪被害者支援
 秋葉原無差別殺傷事件または秋葉原通り魔事件(あきはばらとおりまじけん)は、2008年(平成20年)6月8日に東京都千代田区外神田(秋葉原)で発生した通り魔殺傷事件です。警視庁および犯人は秋葉原無差別殺傷事件(あきはばらむさべつさっしょうじけん)と称しています。
 この事件の犯人は2トントラックで赤信号を無視して交差点に突入し、通行人5人を次々とはねた上、降車して通行人や警察官ら17人を次々とダガーナイフで刺した。一連の犯行によって7人が死亡、10人が重軽傷を負ったのです。犯人は2015年(平成27年)に死刑判決が確定し、2022年(令和4年)に東京拘置所で死刑を執行されています。
 この事件が起きた際、最初に犯人の運転するトラックにはねられた被害者は、自動車保険で賠償金が支払われました。他方、事件発生の際、仕事中の被害者は労災保険で救済されました。ところが、それ以外の被害者には何の賠償もなく終わっているのです。
 この状況が事件から16年が経って、どう変わったか。
 何も変わっていません、全く。
 誰もが犯罪被害者になる可能性があることを考えると、恐怖しか感じません。

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