福島第一原発事故損害賠償訴訟弁護団会議

　今夜も福島第一原発事故損害賠償訴訟弁護団会議に参加してきました。
　私は，国や東京電力の法的責任を追及するグループに属しているのですが，３月２９日（水）の京都地方裁判所における原告（被告を訴えた人＝避難者）に対する尋問を聴いていて，個々の原告の損害の立証にもっともっとチカラを入れなければ，と思いました。
　というわけで，４月は私が担当する原告の陳述書＝どんな経緯で大阪に避難してきたか，そのときの想い等を書いたものの作成に全力を注ごうと考えています。
　次回の裁判は，６月１日（木）午後２時からです。

市民法律相談の実情～弁護士の解任方法

　昨日は，ある市役所で市民法律相談を担当しました。
　その際，弁護士の解任方法を教えて欲しいと言う相談者がおられました。
　弁護士の解任方法，個別には何度も尋ねられた事項ですが，市民法律相談では初めて聞かれました。
　それだけ，解任されても仕方ない弁護士が増えているということかもしれないです。残念です。　

弁護士は職務上知り得た個人情報を漏らしたりしません

　刑法には，（秘密漏示罪として，１３４条１項には，「（冒頭略）弁護士、弁護人、（中略）又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、六月以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。 」となっています。
　この規定とは関係なく，弁護士は，依頼者の個人情報を漏らしたりしませんので，心配されないようお願いします。

福島県から母子避難 森松明希子さんのスピーチ

福島県から母子避難 森松明希子さんのスピーチ

　聴いてみてください。
　　私は，森松さんのお話，何度も聴かせていただきましたが，聴くたびに，発見があります。

上皇陛下誕生！

　今の天皇，退職すると，「上皇陛下」と呼びましょうとわざわざ法律を作って定めるそうです。
　傑作な時代劇，まだまだ続きそうです。

企業防災の必要性～田村弘美さん（第七十七銀行女川支店事件被害者遺族）の訴え！

　企業（使用者）には，その雇用する労働者（被用者）の安全に配慮する義務があるのです。
　その意味で，企業は日頃から防災に取り組むことが必要なのです。

福島第一原発訴訟～闘いはまだ終わったわけではない

　毎日新聞は，笑顔なき「一部勝訴」だった，１７日の原発避難者訴訟の判決で，前橋地裁は東京電力と国の賠償責任は認めたものの、命じられた賠償額は原告の請求からは程遠かった。古里を奪われた代償を求めて３年半。大半の原告が周囲に知られないように名前も伏せ、息をひそめるようにして闘ってきた。「もっと寄り添ってくれる判決を期待していたのに」。苦労が報われなかった原告の顔には落胆の表情が浮かんだと報道しています。
　闘いはまだ終わったわけではありません。　
　我々は目標は，福島県らから避難している人が普通のくらしができるようになることです。

福島第一原発事故損害賠償請求訴訟～明日，前橋地方裁判所の判決

　　明日３月１７日（金）午後３時より，全国の原発賠償訴訟の集団訴訟の最初の判決が群馬県の前橋地方裁判所にて言い渡されます。
　明日の判決を書く裁判官は，私がこの３年間以上，執拗に追いかけてきた貞観津波（869年）の知見（の進展）にかなり興味を持っておられるようで，その意味で，明日の判決，楽しみにしています。

死刑と裁判員裁判と犯罪被害者

　あるところで，シンポジウムのテーマの募集があったので，「死刑と裁判員裁判と犯罪被害者」を提案してみたところ，採用されませんでした。
　このテーマについては，小さな勉強会から始めていくべきなのかもしれません。
　

避難民いつまで経っても根無し草

　我が国にも避難民がいるのです。