マンホールの蓋（ふた）から「排水枡」へ

　ある事件で，マンホールの蓋について調べていたら，排水枡というものに行き当たりました。
「排水枡とは何でしょうか。
　建物の中で生じた汚水、排水や雑排水、屋根に落ちた雨水排水を行う場合や排水管を通して敷地外へ流す場合、管にゴミや汚泥が流れることにより管が詰まることがあります。その場合、その都度、管を掘り出して交換したり、管内の清掃や点検をすることは事実上困難です。
そこで、そうした管の詰まりが起き易い要所に点検や清掃のための枡が排水枡という構造物です。排水会所とも呼ばれます。単に会所と呼ばれたりもします。枡から管のメンテナンスを行うわけですね。また、設置した枡は管を通過するゴミや汚泥を沈殿、分離させ、これらを定期的に清掃する事で、管の中の詰まりを防ぐ役割を持っています。
排水枡を設ける要所というのは、建物の内部から排水管が出て来た直ぐの場所、複数の管が合流する場所、管の曲がる箇所、管が長く延びる場合の必要と思われる箇所などです。
排水枡は、『会所枡』とも略されています。また『会所』とだけ呼ばれることがあります。』
　いろいろと勉強になりました。

現場主義

　今日は，事務所を出て，「現場」に行ってきました。

私は１２月３１日まで仕事します。

　全国に，事件を依頼している弁護士と電話がつながらなくて，イライラしている人が多数おられるようです。
　

慰安婦問題について

慰安婦問題「最終決着」、韓国同意が焦点
　慰安婦問題についての最終決着とはいったい何なんでしょう。私がもし被害者なら，簡単に「決着」などして欲しくないと思うでしょう。
　いずれにしても，我が国の今の内閣は，１９６５年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決された」との従来の立場を堅持しつつ，法的責任の認定や賠償には応じないので，「決着」はあり得ないでしょう。
　

自死，実は，病死or犯罪死のどちらか

総武線(快速) 新小岩駅で人身事故 運転見合わせ(25日12時現在)
　京阪神地区でも，年末，電車に飛び込んで亡くなる人が多いようです。
自死，自殺とも言いますが，実は，①いろいろなことが原因でうつ病に罹患し，結局，亡くなる場合と，②他人の違法行為によって追い詰められて，うつ病に罹患するかまたは罹患しないで，結局，亡くなる場合，のいずれかではないか，と思われます。
　そして，①は，病死の一種であり，②は，犯罪によって亡くなったのです。
　ということは，自ら死を望んで，その通り，亡くなったという自死は，実は，存在しないのではないかと思います。
　

債務整理の相談受付中！

　最近，いわゆる過払い（不当利得）の返還請求が一段落したこともあって，消費者金融会社からの請求が厳しくなってきているそうです。
　それもあって，再び，債務整理の相談が増えつつあります。
　特に，２００７（平成１９）年以前から，アコム，アイフル，プロミスら消費者金融会社からお金を借りて返すことを繰り返してきた人は，借金が消えて，お金が返ってくる（過払い金の返還）とはならなくても，債務残高額を大幅に減らせる可能性はあります。
　なので，借金の返済で苦しんでいる方は，一度，弁護士に相談してみてください。
　私も，相談を受け付けています。
　直通番号は，06-6364-6033です。

笹子トンネル天井板崩落事件～中日本高速道路らの過失責任，認められる！

　時事通信によると，山梨県の中央自動車道笹子トンネルで2012年12月，天井板が崩落し9人が死亡した事件で，犠牲者５人の遺族がトンネルを管理する中日本高速道路（名古屋市）と保守点検業務を行う子会社に計約９億１３００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が，今日，横浜地方裁判所であり，市村弘裁判長は，被告らの過失責任を認め，被告らに計約４億４０００万円の支払いを命じたそうです。
　この裁判，「組織罰を考える勉強会」の仲間である松本さん夫妻も原告になっておられるので，他人事とは思えませんでした。
　勝訴判決だからと言って亡くなった人が帰ってくるわけではありませんが，松本さんらのこれまでの頑張りに敬意を表したいです。
　写真は，神戸新聞の記事です。

１２月２２日 夜間法律相談担当＠なんば法律相談センター

　明日２２日（火曜日）は，久しぶりに夜間法律相談を担当します。場所は，大阪ミナミ，と呼ばれる場所にある，なんば法律相談センターです。
　弁護士会の法律相談は，原則有料なので，相談件数は激減しているそうですが，明日は，相談者が納得して相談料を払えるようなアドバイスができるよう，頑張ります。　

笹子トンネル天井板崩落事件～責任者を処罰することが事件の再発防止につながる！

帰らぬ我が子、せめて　遺族「原因究明を」
　この民事裁判で，仮に原告らが勝ったとしても，亡くなった人たちは帰ってきません。それがわかっていて，なお裁判をしている被害者家族の気持ちを考えると，かける言葉が見当たりません。
　　

依頼者らの財産を着服する弁護士について

　読売新聞によると，依頼者らの財産を着服したり，だまし取ったりした弁護士が過去３年間で２３人起訴され，被害総額は２０億円超に上ることが，読売新聞の調査でわかったそうです。
　「背景には弁護士数の拡大や，成年後見人として高齢者の財産を預かる弁護士の増加があり，２３人のうち９人は後見人だった。着服金を返済しないケースも多く、日本弁護士連合会は弁護士への信頼が崩れかねないとして、被害者に一定額を給付する救済制度の検討を始めた。
　読売新聞は、２０１３年１月〜先月の約３年間に、代理人や成年後見人として扱った金を着服するなどして起訴された弁護士について調べた。その結果、東京、大阪、兵庫など１３都道府県の弁護士会に所属していた２３人が業務上横領罪や詐欺罪で起訴され、事件数では１０３件。一部は有罪が確定している。」（読売新聞の記事）
　私を含めた多くの弁護士が，この記事の元弁護士らとはもともと住む世界が違うと思っていると思います。したがって，この記事を見て，自分も気をつけようなどという発想が出てこないのです。気をつけるつけない以前の問題なのです。