ヘコまされた被害者&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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弁護士(京都弁護士会所属)への遺贈事件判決

2014年10月30日 18時22分57秒 | 相続
「弁護士に6億円」の遺言無効=公序良俗に違反―大阪高裁(時事通信) - goo ニュース
 この事件,弁護士が仕事量に比して極めて高額の報酬を受け取ったというものでないのです。依頼者から遺贈,つまり,6億円がプレゼントされたのです。弁護士が報酬以外に多額の金銭を受け取ること自体,どう考えてもおかしいのに,この弁護士はそれを指摘されて,裁判所で争っているのです,この弁護士は。
 私は,この弁護士に,病院で脳を徹底的に検査してもらってくださいとアドバイスしたいです。
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不動産仮差押決定,下る!

2014年10月29日 13時23分37秒 | 相続
 私が破産管財人として持っている債権(金銭支払請求権)について,不動産仮差押決定を取りました。仮差押えとは,「金銭債権の執行を保全するために、債務者の財産の処分に一定の制約を加える裁判所の決定」のことです。つまり,本来なら,裁判所の判決など「債務名義」というものを獲得してから,債務者の財産を差し押さえるのですが,それでは遅い場合に、債務者の言い分を聞かずに(債務者から事情等を聞いていると債務者が財産隠しを行う恐れがあるから)差し押さえを認めるのです。
 しかし,債務者は,その仮差押えられた財産を使用し,また売却することはできるので,今後,まだまだいろいろとありそうです。

 私としては,破産管財人の業務遂行の障害物は断固排除するという方針でいきたいと考えています。
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鈴木共子さんと生命のメッセージ展in京都

2014年10月27日 13時38分25秒 | 相続
 『京都市では,「犯罪被害者等支援条例(平成23年4月施行)」に基づき,社会全体で犯罪被害者を支え,安心して暮らせる地域社会の実現を目指して,各種の啓発事業に取り組んでいます。
 この度,啓発事業の一環として,下記のとおり「生命のメッセージ展」を開催するとともに映画「0(ゼロ)からの風」の上映等を行いますので,お知らせします。

    記

1 日時  平成26年11月3日(月・祝)午前10時~午後5時

2 会場  京都テルサ(東館3階 大会議室,東館2階 セミナー室)

3 内容

 (1) 生命(いのち)のメッセージ展  ※大会議室

     殺人,悪質な交通事犯,いじめ等により理不尽に生命を奪われた犠牲者が主役のアート展を開催します。

 (2) 映画「0(ゼロ)からの風」の上映 (各回先着100名)  ※セミナー室

    ・ 1回目:午前10時30分~午後0時20分

    ・ 2回目:午後1時30分~午後3時20分

 (3) 鈴木共子(きょうこ)氏の講演        ※セミナー室

     映画の上映に引き続き,主人公のモデルとなった鈴木共子さんによる講演(約30分間)を行います。

4 主催  京都市,京都府,京都府警察本部,NPO法人いのちのミュージアム,(公社)京都犯罪被害者支援センター,

      京都府犯罪被害者支援連絡協議会,京のいのち支え隊


○ 映画「0(ゼロ)からの風」について

 19歳のひとり息子を,無免許,飲酒運転,車検切れの暴走車にはねられて喪った母が,「命の重さ」を法律の中に反映させてほしいと,「悪質な交通事犯の厳罰化」を求めて奔走した実話を基にした映画です。

 田中好子さん演じる主人公は,「生命のメッセージ展」代表を務め,今回,講演いただく鈴木共子さんがモデルです。

 映画の中では「生命のメッセージ展」のシーンが登場し,メッセンジャー全員の名前が出演者として紹介されていますので,最後のエンドロールまで御鑑賞ください。』
 

 映画(ゼロからの風)については,交通犯罪被害者の実際はこんなもんじゃない,もっと厳しいとの意見もありますが,鈴木共子さんの体験談はホンモノです。
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貴女は悪くない

2014年10月26日 17時18分54秒 | 相続
命拾いも二重の苦しみ=よみがえる記憶、周囲の目―生還の女性・御嶽山噴火(時事通信) - goo ニュース
 これが現実です。被害者は孤立するのです。実際に自分が被害者にならないと,被害者の気持ちはわからないのです。
 周りの人が「貴方は悪くない。」と言ってくれなければ,自分で「私は悪くない。」と何度も何度も唱えましょう。
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東北電力(株)に感謝!

2014年10月23日 09時36分12秒 | 相続
 私が関わっている福島第1原子力発電所事故損害賠償請求訴訟に関連して,東北電力株式会社に,女川原子力発電所の設置許可申請書のコピーを送って欲しいとお願いしていたところ,東北電力から,OKをいただきました。
 その設置許可申請書は,東北電力の本店に行けば閲覧できるのですが,ちょっと遠い(東北電力株式会社の支社は大阪にはない。)ので,コピーをお願いしてみたのです。
 心配は,申請書に付属する資料が膨大で,段ボール箱5つ分の書類が送られてこないか(コピー他代は当然ですが私が負担します。),ということだけです。
 とにかく,東北電力は,1970(昭和45)年に女川原子力発電所の設置許可申請を行う際,原子力発電所を襲う津波の高さを一応3メートル程度と想定しつつも,貞観地震(西暦869年)によって引き起こされた津波等を調査して,原子力発電所の敷地の高さを約15メートルとして,それでもって津波対策とするとしたのです。この英断によって,あの東北地方太平洋沖地震(2014.3.11)による巨大津波にも放射能漏れ事故を起こすことがなかったのです。まさに,万が一の事態,1000年に1回の危機にも備えていた,すごい会社なのです。このことは多くの人,特に,原子力発電所はそれだけで絶対反対の人に知っておいて欲しいです。
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法律事務所を経営するということ

2014年10月18日 14時26分19秒 | 相続
 最近,私にも法律事務所を経営していけるでしょうか,という質問を受け,その際は,大丈夫大丈夫,と応えたのですが,この種の疑問・不安を持っている弁護士は多いようなので,ここに書いてみます。
 まず,法律事務所の経営も普通の会社(企業)の経営も同じだと思います。それは従業員が何人いても,です。
 また,いわゆる指示待ち人間は,経営者に向かないと思います。指示待ち人間でも優秀かつ,人間的にも素晴らしい人は大勢います。しかし,経営者は,自分で自分に指示を不断に出し続けなければならないのです。これができない,しんどいと思う人は,他人が経営する法律事務所で働くべきです。そして,経営を楽しめる人だけが,独立開業すべきです。
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武藤類子さんと武藤栄さん

2014年10月13日 20時42分04秒 | 相続
 
 10月24日(金),京都で,武藤類子さんの講演会があります。
この武藤さんが団長を務める福島第1原子力発電所事故刑事告訴団が告訴している人間(4名)の中に,武藤栄さんがおられれます。
 武藤栄さんは,2008年6月に東京電力の常務取締役原子力・立地本部副本部長に就任され,さらに,2010年6月には,取締役副社長(代表取締役)原子力・立地本部長に就任され,翌2011年の3月11日には,原発事故の対応にあたられたのです。
 しかし,武藤栄さんは,福島第1原子力発電所の立地に関する責任者として,2008年には,福島第1原子力発電所を襲う巨大津波を予見できたのではないかということで,武藤類子さんらは,武藤栄さんらを刑事告訴されているのです。
 私は,東京電力に対し,損害賠償請求を行っている被害者の代理人ですので,武藤類子さんとは立場が異なりますが,一度,そのお話を聞いてきます。
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第16回ウィル~「少年犯罪被害当事者の会」集い

2014年10月11日 21時34分30秒 | 相続
 今日は,第16回『 ウィルW I L L 』=「少年犯罪被害当事者の会」集いに参加してきました。今年は,「損害賠償未払問題解決の糸口は~明石市の犯罪被害者等支援の条例をもとに~」がテーマでした。
 少年犯罪被害当事者の会を立ち上げた武るり子さんとしては,お金(賠償金)のことをウィルのテーマにしたくなかったそうです。
 しかし,被害者が亡くなった場合のみならず,犯罪被害を受けた場合の原状回復はおよそ不可能なのです。そうだとすると,お金で補償してもらうしか手段がないのです。これは決して被害者の生命をお金と交換するわけではないのです。
 被害者は,加害者に堂々と損害賠償請求すべきです。
 そして,加害者に資力が乏しく被害弁償できない場合は,国が立て替えて被害者に支払い,それを加害者に求償するべきです,加害者が死ぬまで,税金と同じように。
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学校が守るべきいのち

2014年10月09日 15時49分01秒 | 相続
 今朝,事務所に西野友章さんから冊子(と言ってもかなり立派なものですが。)「学校が守るべきいのち」が届きました。
 これは,愛知県豊橋市立章南中学校が浜名湖で行った正規の授業(カッター訓練)中に起きた事故で,花菜さん(当時12歳)を亡くされた花菜さんのご両親の事件の真相を追い求めた3年間の闘いの記録です。
 私も,学校内で起きた事件に関わったことがありますので,他人事とは思えず,仕事をほったからして,読みふけってしまいました。
 山元町東保育所事件や大川小学校事件でも同じですが,どうして「専門知識・技能を有しない学校側が,専門家の言を信じるのは当然」などと言えるのでしょうか。児童・生徒・学生の生命に関わることなのだから,自分たちで調査して安全を確認する必要があるのは当然のことのはずなのに,です。
 学校関係者には,是非,この冊子を読んでいただきたいです。
 
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天童いじめ自死事件のその後

2014年10月08日 05時19分16秒 | 相続
ヨミウリオンライン(2014.10.3)によると
 『山形県天童市でいじめにあっていた市立中学1年の女子生徒(当時12歳)が1月に自殺した問題を巡り、9月30日に行われた遺族側と市教育委員会の協議で、第三者調査委員会の委員の推薦を依頼する団体について合意した。依頼するのは、弁護士や県外の学識経験者などの計6団体。市教委は今週中に各団体を訪ねて推薦を依頼する予定で、月内にも委員を決定したい考えだ。
 約5時間に及んだ協議の結果、弁護士については、遺族側が要望していた日本弁護士連合会と県弁護士会に加え、仙台弁護士会に依頼し、学識経験者については教育、臨床心理、発達心理の各分野の学会に依頼することが決まった。遺族側が要望していた、学校でのいじめや体罰の被害者を支援する「学校事件・事故被害者全国弁護団」は含まれなかった。
 このほか、遺族側は調査委の事務局に教諭出身者を置かないことを要望し、市教委が認めた。自殺直後に実施した全校生徒に対するアンケートの写しの提供については、市教委が10日までに文書で回答するとした。
 協議後、市教委の佐藤通隆委員長は「具体的な話し合いを進められて大変よかった。一日も早い調査委設置に取り組みたい」と述べた。委員が決まり次第、日程を調整し、速やかに初会合を開きたいとしている。
 女子生徒の父親は「人選については苦渋の選択だったが、一日も早い調査開始のために同意した」と複雑な表情を見せた』とのことです。
 この事件に私が関わっているわけではありませんが,この被害生徒のご両親,今年の「第64回 全国学校事故・事件を語る会 大集会」で私の斜め前に座っておられたこともあって,事件のその後には注目しています。
 いずれにしても, 第三者委員会のメンバー,弁護士に限らず,真実をとことん追求していく情熱と執念のある人に就任して欲しいです。

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