ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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福知山花火大会爆発事件~役割を分担していこう!

2013年09月15日 10時46分23秒 | 相続
今朝の毎日新聞によると,
『3人が犠牲になるなど58人の死傷者を出した京都府福知山市の花火大会での爆発事故は、発生から1カ月となる今も、重いやけどを負った20人の入院生活が続いている。いつ日常生活に戻れるのかに加え、医療費への不安も募るが、大会を主催した実行委員会の主要団体である福知山商工会議所は、年間予算規模が1億円足らずの小所帯。巨額に上るとみられる補償問題が重くのしかかっている。
 「主催者の対応に誠意を感じられない」。同府綾部市の男性(67)は不信感をあらわにする。長男(40)とその妻(41)、孫の小学6年の女児(11)は大やけどで入院中で、妻(66)と兵庫県西宮市の病院に自家用車で通う毎日だ。
 男性によると、ベビーカステラ屋台の男性店主(38)がガソリンの携行缶を開栓した後に起きた1回目の爆発の際、長男は見失った女児を捜して火の中に飛び込み、顔面や両腕に大やけどを負った。最近、リハビリを始めたが、回復しつつあった皮膚が裂けて出血することもある。女児は今月、腕や背中などに皮膚移植を受けた。事故直後のことを「焼けただれて真っ黒になったお父さんの顔を見て信じられなかった」と話したという。
 男性は縫製業を営むが仕事は手につかず、高速道路代やガソリン代の負担も大きい。主催者側からはお見舞いなどはあるものの、「補償に関する連絡はない」と憤る。病床の家族を思い、「孫は明るく振る舞ってくれるが、まだ小6の女の子。本当はつらいだろう」と声を詰まらせた。
    ◇
 「包括的な責任はある。誠心誠意対応する」。事故直後、補償問題に関して福知山商工会議所の谷村紘一会頭はこう繰り返したが、被害者への見舞いを続ける幹部らは苦悩の色を深めている。
 死亡・入院者に5万円、通院者に3万円の見舞金を出し、医療費も「負担をかけない」との方針とはいえ、当面の財源は同会議所の積立金約6000万円のみ。屋台業者の団体が加入する賠償責任保険も総額で上限1000万円にとどまる。主催者の保険は上限1人5000万円、総額10億円だが、和久(わく)明専務理事は「保険が適用されるかも含めて保険会社側と協議中。被害者の不安の声は身にしみている」と表情は険しい。
 共催者である福知山市の松山正治市長は今月12日、市議会で「商工会議所と一緒に(責任を)かぶる」と明言したが、市幹部は「公金投入は簡単ではない」と頭を抱える。【岡崎英遠、佐藤孝治】』とのことです。


 今回のように突然,犯罪被害に遭った場合,被害者やその家族には,やるべきことが,一気に押し寄せてきます。それを一人で対処することは相当困難です。
 したがって,例えば被害者の家族は,被害者の看病に専念して,その他の雑務は支援してくれる人と役割の分担を行っていくべきです。例えば,損害賠償請求等の経済的補償については,弁護士に任せるなどです。

 とにかく,一人でかかえ込まないで,周囲の人に相談しましょう。
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