ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

Freddie Eto & The 7080 Tributes

2008-08-26 05:31:31 | ANNAN
レポート遅くなってすみませんです。

8月20日、東京は汐留にあるカレッタ汐留でのライブ、ご来場ありがとうございました!



いわゆるトリビュートバンドが沢山出演したこのイベント。ワシがボーカルを務めるKWEENはもちろん、KISSトリビュートのMakin' Love、Led ZepplinトリビュートのMr. Jimmy、Aerosmithトリビュートのエアロザマス、Van HelenトリビュートのVon Helen、Deep Purpleトリビュートの深紫、その他いろいろなトリビュートバンドが出演したのだけど、その実質的な最終日の出演が、ワシがボーカル&ギターを務める急造ユニット、フレディ・エトウ&ザ7080トリビューツであった。

そもそもは、カレッタのこの一連のライブイベントに、KWEEN以外の何らかの形でもう1日出演しないか?というマネージャ氏からの提案があったのがきっかけ。ソロじゃインパクトがイマイチ弱いし、何かできないかなぁ?と企画を練った結果、バンドを本格的に固めて、アコースティックで70年代80年代の音楽(洋楽)そのものをトリビュートしようという企画になったのだ。モノマネ・なりきり的要素を多分に含む、いわゆる「トリビュートバンド」とは一線を画す企画である。

そうそうたるメンバーを集めたまではよかったが、さすがにスケジュール調整が難しく、バンドとしては2回のリハーサル。コーラス隊は別途1回のリハーサルだけで本番に臨むという、ちょい無謀なライブだった。なんとかうまくいってホッとしてるワシである。

当日、会場入りしてみて、まずは自分でもそのギターの多さにびっくり!ワシはメインギターとサブギターの2本+12弦ギターで合計3本。ギターのTamazoさんとMOMOちゃんはそれぞれメインギターとサブギターの2本+クラシックギターで合計3本ずつ。そこに学ちゃんのベースが入って、いわゆるサオモノ(弦楽器)が全部で10本。全部足すと、かなりな高級車が買えるというぐらいの高価なギターのオンパレード。ちょっとした楽器店のショーウィンドウ状態である。ってか、都会ではまだしも、地方の楽器店でこれだけの楽器が並んでいるところは少ないんじゃないか?というぐらい、ギター品評会みたいになってた。





一旦ステージに全部並べてみたのだけど、これじゃ身動き取れないということで、サブギターにはステージの後ろに待機してもらい、それぞれ2本ずつにした。パーカッションのBUN太さんの機材も凄い!



あまりの楽器の多さと、メンバーの多さにサウンドチェックに時間がかかる。なにせメインメンバーだけで5人。そこにコーラス4名(うち1名はSAX兼任)である。使ったチャンネルも20チャンネルを超え、今回出演のバンドの中で、「一番回線を使ったで賞」受賞である。(単なるメイワクといううわさもあるが・・・)それで、リハーサルの時間も押してしまい、スタッフの皆さんにメイワクをかけることになってしまったみたいである。すみません。

さて、この日演奏した曲は;

【第一部】
1. Can't Get Enough
2. Born To Be Wild
3. White Room
4. Long Train Runnin'
5. 20 Century Boy
6. Video Killed The Radio Star

【第二部】
1. Down Under
2. Englishman In New York
3. Layla
4. Hotel California
5. Jet
6. We Will Rock You
(アンコール)
7. We Are The World
8. Stand By Me

これらの曲をアコースティックバンドで演奏する・・・ちょっとイメージわかないかも知れない。でも、アレンジしてみるとこれが結構格好よくなっちゃったりするから不思議である。原曲(特にメロディー)が良くなければ、アコースティックにすると魅力が全くなくなるものだけど、さすがは往年の名曲たちである。自分で言うのもなんだが、かなり格好いいアレンジになったと自負している。





会場に集まってくれたのは、350名ぐらい。前回のKWEENの半分以下である。KWEENの時は、ノリノリで大騒ぎだったオーディエンスだが、今回はどちらかと言うと、大人がビール片手にゆっくり楽しんでる感じ。演奏する側も気負いなく、ゆっくり楽しみながら演奏してる感じで、大人な時間を演出できたのかな?と思うワシである。

だが・・・

やはり最後のほうになると、我慢できない人たちが出るようで・・・Laylaあたりから踊る人たちが出てくる。ちなみにLaylaは、クラプトンのアンプラグドではなく、オリジナルバージョンをモチーフにアコースティックに切り替えているので、テンポも踊るには最適である。そんで、Hotel Californiaで横揺れ、JetとWe Will Rock Youでたて揺れ・・・ってな感じで、次第に盛り上がる観客席。おとなしい人だと思ってたギターのMOMOちゃんは、時折ギターひくのをやめて、お客さんと一緒に腰を振って妙な動きをしてる。BUN太さんは、それを見ながら大笑いしてる。途中でコーラスに入ったWankoさん(写真左)は、どこからみても正しいマッチョなホモのオジサンスタイルである。



コーラスのさゆみんはパンツ見せながら歌ってるし、一言で言って変なバンドである。

そしてアンコール。
ここで、今回このカレッタライブに出演したバンドの多くの皆さんがコーラスで参加してくれた。Wankoさんはクインシージョーンズみたいに指揮を始めちゃうし、よく見るとカレッタライブに出演してないバンドの人も、ドサクサにまぎれてステージに上がってる。ここまでくると統制の利かない動物園状態?とは言え、こうやって参加してくれたトリビュートバンド仲間に感謝!感謝!である。





彼らのお陰で、この一連のトリビュートライブの集大成を演出することができたし、お客さんも大盛り上がりの中でライブを終える・・・いや、これでは終わらなかったのだ。突風が吹き始めて、空模様が怪しくなる中・・・

「どーせならも1曲やっちゃえ!」

とワシが言って、勝手にStand By Meを弾き始める。ちなみに、この曲は1回もリハーサルすらしていない。コーラスの女性陣は、このイベントの総責任者を無理やりステージにひっぱり上げる。トリビュートバンド仲間の皆はもちろん大合唱。そして大盛り上がりの最後の♪Stand By Me・・・♪のところで、いきなりのゲリラ豪雨!まるで演出したかのようなタイミングでの集中豪雨である。そこでライブは終了。夏の夜の夢のようなライブであった。

演奏してて、本当に楽しかったし、お客さんにも楽しんで頂けたのではないかと思っている。そして何より、2回のリハーサルでここまでの完成度に持ってこれた、このバンドのすべてのメンバーに、心から感謝している。この1回で終わらせるにはもったいないユニットだと思うワシであった。

その後の打ち上げが大盛り上がりになったのは言うまでもない。普段、ライブが終わっても特に打ち上げせずに家に帰るワシなのだが、この日はとっても気分がよくて、最後まで打ち上げ@新橋の庄屋?王将?(どっちか忘れた)で盛り上がってた。

ここで今一度メンバー紹介(敬称略):
ギター: 百石元
ギター: Tamazo
ベース: 広瀬学
パーカッション: 高村BUN太
コーラス: 由実の嬢
コーラス: さゆみん☆たいらー
コーラス&サックス: キャサリン・ブリー
コーラス: Mercy Wanko
コーラス: トリビュートバンド仲間の大勢の皆さん

本当に皆ありがとう!

* はい、ここまで書いて、飛行機チェックイン開始まであと50分。そう。まだワシはシドニーの空港でチェックイン待ちなのだ。うーん、いい加減待つのに飽きたなぁ・・・(ちなみに帰国してから記事は順次アップしている。)

本日の記事内の写真は、KWEENそしてANNANのオフィシャルフォトグラファーのS.Terada氏によるものと、ワシが自分で撮ったものの2種類である。(当たり前だけど、本番の写真はS.Terada氏。)
Comments (2)
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