ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

祝!QUEENESSオフィシャルページ完成!

2011-10-20 01:00:01 | Queeness
今日はまずうちのバンド以外のことを宣伝。たまにはいいでしょ?
フレディ没後20年ということで、いろんなイベントがあるらしいのだが、その一つ。



凄くいい音で、Montrealのクイーンライブの映像が見れる!昔で言うとフィルムコンサート?みたいな感じなのかな?なんにしても楽しみだな。

さてさて本題・・・
ワシが作ったのではない
ワシにはこんなきれいなページは残念ながら作れない
というわけで、プロに作って頂いた

Queenessオフィシャルサイトが遂に完成!

いやぁ、やはり餅屋は餅屋だな。キレイだわー。
是非ご覧ください!

ところで・・・
Freddie Mercuryが愛用していたマイクと言えばShure 565SD。この写真のマイクである。


Photo image from Shure.com

いつ頃から市場に出ている商品なのか調べてみたけど、結局答えはわからずであった。しかし今でも定番中の定番となっているその後継モデルSM58が、1960年代終わりには既にあったことからすると、おそらく1950年代あたりから存在したのではないか?と思われる。ちなみにSM58とはこういうマイク。


Photo image from Shure.com

1970年代中盤以降、ロックやポップスの世界では、Shure 565SDの後継?であるSM58が主流となり、遅く見積もっても1980年代には定番中の定番マイクとしてSM58が使われている。現在でこそ、SM58のさらなる後継モデルもあるが、まだまだライブの現場ではSM58は頻繁に見かけるマイクである。

で、Freddieが最後にコンサートで来日した1984年のThe Worksツアー。このときにもShure 565SDが使われていた。そんなわけで、ワシはそのShure 565SDをQueenessのステージでは愛用しているのだが、実は音に微妙に不満があったのだ。というわけでここは餅屋に頼んでみよう!(また餅屋かよ)・・・で改造したものがこのマイク(左の2本)。昨年5月の大阪・名古屋のツアーから使っているが、実にすばらしいマイクである。どんな改造を施してあるのか?


Photo (c) 2011 by Tamazo

多少マニアックではあるが、ワシのShure 565SDを改造してくれた餅屋さん(餅は作ってないよ・・・念のため)のHPに掲載されたので興味ある方は見て欲しい。なるべくQueenが使っていた機材に近いものを使う(あるいはなるべく近い音を出せる楽器を使う)というのが、Queenessの一つのコンセプトではあるが、それでも「今の時代」の音響設備自体が変わっている中で、「同じ機材=同じ音」にはならない。ある程度時代に積極的に合わせながらも、音のニュアンス含めて再現できる。そんなバンドでありたいと思っている。

なかなか簡単に説明できないので、こちらをご覧ください。一言で言えば、本来ダイナミックマイクである565SDをコンデンサー化したという話である・・・ねっほとんどの人にはちんぷんかんぷんでしょ?
V.I.R 565 TL-ACTIVE マイクロホン・サウンドレビュー

今度は、ブライアン・ちゃ~り~・ヨシカワ君に彼の使うVOX AC30 6TBのことを語ってもらおうかなぁ。Brian May Superというギターを、その前身の時代から一人で作った、超QueenマニアなギタービルダーであるKz Guitarsの伊集院氏により、ほぼ完ぺきに「ブライアン仕様」に改造されたこのアンプ。アンプ本体よりも改造にかかったコストが大きいというのも凄いが、QueenやるからAC30使えばいい・・・などという生易しい世界ではない。鬼気迫るまでのこだわりを具現化したアンプなのだ。


photo (c) 2011 by Freddie Eto

さらにさらに・・・
現在ブライアン・ちゃ~り~・ヨシカワ君は、RS Guitarsで作ってもらった特注のギター(現在は既に制作終了)と、函館にある工房Aventure Guitarsでこれまたカスタムメイドされたモディファイモデルとを愛用しているが、近々とても凄いギターがやってくるらしい。それも楽しみ。

Top Photo (c) 2011 by John Matsumoto
Comments (3)
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スティーブ・ジョブスさん、安らかに

2011-10-07 00:37:40 | Weblog
今日はちょっといつもと方向性が違う記事である。
ちょっと仕事歴の話が出てくる。

大学在学中、某英会話学校で講師として仕事してたワシ。

そして大学を卒業し、最初に入ったのが富士通という会社。そこの海外事業部でアメリカやアイルランド、そして英国を相手に仕事してた。その頃仕事で使ってたのは、もちろん富士通の9460とかいうパソコン。今で言うワードやエクセルのようなソフトとしては、エポカルクとかエポエース?とかいう名前のソフトだった。今のパソコンのようにマウスなどない。記憶媒体はハードディスクではなく8インチとか5インチのフロッピーなんかLPレコードぐらいのサイズだったと思う。

そして、次に仕事したのは日本オラクルという会社。今でこそ1500人以上いる大企業だけど、ワシは3人目の社員だった。他社のオフィスの中に机一つのスペースを借りて、東芝のJ3100というラップトップPC使って仕事してた。まだMS-DOSの時代である。ややあって、会社が10人程度になった頃、会社のPCとしてマッキントッシュを入れた。確かClassicとかそんな機種だったと思う。Windowsが存在しない時代。マウスを使って操作するのも新鮮だったし、WYSWYG(What you see is what you get)という、画面に見えるものと印刷されるものが同じというのが、当時としては驚愕だった。その後、アップグレードしたマッキントッシュを導入。ワシのマシンはメモリーが4Mb、ディスクが160Mb(いずれもGbではない!)という、それはそれは当時としては驚愕のハイスペックマシンだった。

その次の会社はおいといて、1997年~2006年ぐらいまで仕事してたグローバルナレッジネットワークという会社で、致し方なくWindowsに魂を売ったワシ。

オラクル在職時代、CEOのLarry Ellison氏と話をする機会は何度かあった。Bill Gates氏には会ったことないけど、マイクロソフト社の全世界のエデュケーション・プログラムに関するアドバイザーをしてたので、マイクロソフトの本社には何度も出向いたものである。また、ネットワークのシスコ社のCEO、John Chambersとも何度か話をすることがあった。

でも、一度も会えなかった人で、一度は会いたかったなーって人、Apple社のSteve Jobs氏が亡くなったというニュースを今朝聞いてびっくり!

彼が戻ってきてからのApple社は、次々と面白いモノを世の中に出してきたと思う。完全独自OSから、GUIを維持しつつUNIXベースに代わったマックだけど、安定性も増し、音楽や映像編集の世界では、やはり無くてはならない位置をきっちり確立。その後iPhoneやらiPADやらを次々と出して、スマートフォンやタブレットの世界をリードしてるのはご存知の通り。
数ヶ月前にCEOを降りるとの発表があった。癌を患っていることも知っていた。しかし、iPhone 4Sの発表直後の他界とは!びっくりである。これからのAppleが、彼なしでどう進むのだろうか?Apple社のHPに「Appleは先見と創造性に満ちた天才を失いました」とあるが、まさしくその通りだと思う。

彼がスタンフォード大学で行ったスピーチの中に;

「自分がいつかは死ぬということを覚えておくこと=落とし穴を避けるための最善の方法」
「もし、明日が人生最後の日だとしたら、予定などはどうでもよく、自分の心のままに行動するだろう」
「自分の思いのままに進む勇気が必要」
「ハングリーであり続けろ。愚かであり続けろ」

という趣旨の言葉があった。

考えさせられる言葉だと思う。明日自分が死ぬということは考えにくい。が、起きうることだということは言える。何事にも「絶対」はない。今さらではあるが・・・彼はそのスピーチの時点で自分の「死」がある程度現実に近いことを認識していただろう。Freddie Mercuryは自分の死期を悟っていただろう時期に(楽曲としてはBrian Mayの作品であるが)The Show Must Go Onという曲を鬼気迫るほどの迫力のボーカルで残している。

ワシに何が残せるのだろう?そんなことを考えさせられた一日だった。
R.I.P (Rest in peace), Steve!

ところで、Steve Jobs氏って仏教徒だったんだね。これは知らんかった。
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