私の掛かりつけのドクターの調子が悪かった。
4週間に1回は診察に行き、2回に1回は血液検査もしてもらい、4週間分のお薬を貰って帰る
と言うのが私のルーティンだった。
ところが2回ほど先生居なかった。代わりの先生が診察はしていたらしいが、私は診て貰ってない。
1回目は先生の調子が良くないので・・・と聞き、あらっ!そうなの?珍しい と思いながら
『そうですか・・』で帰ったが、2回目はさすがに心配で、どこが悪いのか聞いた。
自宅で療養していると。『怪我ですか?内臓関係ですか?』と聞いたけど
『詳しいことは言えません・・。ただ、徐々に良くはなって行っておられるので・・・』と。
何だか納得出来ないまま『ふうん・・』と。
色々考えた。最悪のことも。先生、私が診察してもらった最後の2回ほどは、あまりにしんどそうで
顔色も良くなかった。『先生、しんどいんじゃありません?大丈夫ですか?お忙しいでしょうけれど
無理しないで下さい。先生に元気で居てもらわなくては困ります』と思わず言ったものだった。
先生には下の娘一家がかかっている。孫たちの赤ちゃんのうちからずっと診て貰い、娘の代わりに私が
孫を連れて行ったりもしていて、先生の見立て・指摘がすごく的確だなと感心していたこともあって
自分の掛かりつけ医が”ちょっと変。この先生に診て貰ってて大丈夫?”ということがあった時に
思い切って自分も診てもらうことにしたもの。もう7~8年にはなるだろうか。
私の思い(素人の勝手な見立て)と先生の診断が、よく合うことも嬉しい。
なので先生がそんな状況で、私だけでなく下の娘たちも心配していた。先生は孫Jの高校受験の時も
とても応援して下さってた。
一昨日、前以て電話してからお薬を貰いに行った。待合室は空いていた。受付で、先生は来月から
ぼちぼち午前中だけでも診察再開される予定と聞いた。急に休まれることあるかも知れませんがねと。
”ああ、良かった!マシになられたのね”と喜んでいたら、後ろのおじいさんが診察してもらう?的な
ことを言ったもので、代理の先生かなぁと思ったものの聞いてみた。『先生居られるのですか?』
『ええ・・顔見られます?』『ええ、ええ勿論!お顔だけでも!』と、呼ばれて診察室に入った。
先生!感激よ。ちょっとすっきりされたお顔でニコニコと。あー良かった!お元気そうで。嬉しい。
血圧計ろうとするので『いやいや、それは良いですから・・』 先生は説明して下さった。
心筋梗塞より恐ろしい病気と。死ぬかと思ったと。心臓だったのか・・・。そこで自分なりに
無い知識を絞り出して考えた。心室細動?心房細動?そう言う類のものでは無いの?と。
詳しいことは判らないけれど、先生が助かったことは嬉しい。先生は59歳。まだ若い。
復活を知った他のたくさんの患者さんたちからも『先生!生きとったんか!』とか言われ、喜ばれたと。
『先生、私を最後まで看て下さると仰いましたよね。お元気で居て下さらなければ困ります。
ぼちぼちで良いので、無理なさらないで下さいね』と、手を握り、恐れ多くも思わず背中をさすさすと
撫でてしまう(^^;。
『何かあったらいつでも電話して来てよ』と言われ、それはそれで有難く安心なのだが、
こっちはこっちで先生の身体が心配だよ。次(発作?)来たら助からないだろうと言われてた。
娘宅に寄って報告。良かった良かった!と。玄関で帰るよと言っていたら、Jが飛んで来て
(図書カード持って来ているの知っていた)最大最高の笑顔で迎えてくれる。
そっと、『お母さんに優しくしてよ。怒らせないよーにね。でないと、おばあんとこに愚痴が・・
とばっちりが・・来るんだから・・』『ハイハイ』とJ。解ってるんかいな(^^; ハグは2回。
高1男子はなかなかそこまでしてくれないと友だちに言われたが、スポンサーだということを
差し引いても、そう言う意味では有難いということにしておこう。中1Tには別のもの。
こちらは逆に照れくさそうにハグしてくれた。どさくさに紛れて、ついでに手を出す人がもう1人
居たわ💧
先生が無事で良かった。お元気になられて良かった。奥様がお仕事されているので、
1人で家に居る方が何かあった時怖いと。なので、保育園とかに行っているのだ・・と
仰ってたような。
ぼちぼち気を付けて、お元気で居ていただきたい。私をずっと診て下さいよ、先生。