マスコミのあさましさ

イスラム国に拘束されている後藤健二さんのお母さんが、会見に出ていた。
あの会見を観て何か違和感を感じたのは私だけではないと思う。

先ず苗字が違うなと思った。その場合考えられることは
・両親が離婚して父親側の苗字を名乗っていた為母親と違う
・養子に行った
・婿養子　　　　　　等々・・・。

そしてお母さんは『健二を助けて欲しい』と言った。
日本政府にと言う意味だと思う。
あの時点での助ける＝２億ドルの身代金を支払う　ということだ。
２億ドルもの大金を息子の為に使って下さいと言った訳である。日本中に向かって。
確か後藤さん本人は、もし自分が危険な目にあっても、それは自分自身の責任だから・・・
と言う様なことを言ってた。
そんな後藤さんが、日本で自分の母親がメディアに出て、自分の命乞いをしていると知ったら
どんな気持ちなんだろう・・・と私は思った。

おまけにお母さん、後藤さんに子供が生まれたことを知らなかった。
そりゃ色んな親子の形があると思うので、疎遠になっていて近況を知らない場合もあるとは
思うし、実際そういう親子の関係だったのかも知れない。でもそれなら尚更出て来るのが？？？

私が思うのは、本人たちにどういう思いがあってどんな付き合いをしているか・・・などと
言うことにはまったく斟酌せずに、ただ単に『母親だから』という括りだけで
お母さんを探し出し何かコメントを言わそうとする、メディアの『いやらしさ』である。
本当のことなど何も知らないのに、と言うよりそんなことには関心が無いだろう
本人たちの思いなどそっちのけで引っ張り出して来る。
後藤さんのお母さんが、自分から是非メディアで訴えたいと言って来たのだろうか・・？
探し出して祭り上げたんじゃないのかな　と私は思っている。

何でもかんでも、ニュースにさえなれば良いんだって感覚なんだろうか。
そういうのを『さもしい』と言うんじゃないだろうか。人の心なんかお構いなし。
後藤さんのお母さん、あの後、決して良い様には言われていない。湯川はるなさんのお父さんと
比較までされている。本当に罪なことをするなあと。ニュースの為には何でもありか。

子供のことをみていますか？

今日買い物に出掛け、帰りの電車に乗ろうとした時のこと。
大きいターミナル駅で、日曜の夕方、人も多いホーム。

小さい男の子を２人連れたお母さん。多分子供の年齢は２～３歳と１歳位・・・と思う。
子供たちは電車が来るのを待っている間、ホームをウロウロあっち行ったりこっち行ったり。
小さい方の子はベタッと地面に座り込んで水筒のお茶を飲み・・・と思ったら、一旦口の中に入れたものを
水筒の中へ吐き出していた。その間お母さんは無関心で子供の方を見ていない。
やがて立ち上がった小さい方もお兄ちゃんの方も２人してホームの端っこをウロウロウロウロ。
やがて、『電車が参ります・・・』とアナウンス。それでも子供たちは、お母さんの立っている
黄色い線の外側、つまり落っこちる方でうにゃうにゃしている。お母さん、子供たちの手を取ろうともしない。
大体見ていない。
私は、列に並んで電車を待ちながら、ず～っとその親子の一部始終を見ていた。
彼らは私と同じ列では無く、違う列車停車位置の前で並んでいたので、様子がよく見えていたのである。

他人が口出しすることじゃない・・と思いながら我慢していたが、電車が近づいているのにお母さんは
子供と手を繋が無い。あーもう危ない！っとたまらなくなって列からはみ出てそのお母さんに、
『子供を何で捕まえとかないの！電車来るよ！ぽーんと行っちゃたらどうするのっ！』と一喝してやった。

その時お母さんは初めて『ハッ』とした様に見えたけど、事の重大さを分かっているのかなと思った。
私なんか、電車だとかプラットホームだとか怖くて、小さい子の手はギュッときつい位に握って
どこへも行かせない。ホームの端っこを歩いてもいけないと言っている。
私は古いの？そんな心配する様なことじゃないの？

子供の事故って、大人がもっと気を付ければ防げること多いんじゃないかなって思う。
ベビーカー押しながらスマホとかいじっているお母さんも居るしね。
もう少し子供に注意を払ってあげれば？と思うことが多いこの頃です。