0804 香港・マカオロケ地探索行 #5-1




4月7日

まる1日動けるのは今日が最後。明日は帰国日(涙)
昨夜は疲れて日記も書かず、今日の予定も立てずに爆睡。
早起きができたので、朝から出勤のように早くホテルを出ました。
トラムで中環へ。予定は立てていませんが、
日本で考えていたようなコースで回ろうとトラムの中で地図を眺めて復習。
午前中は中環から上環を集中的に回ります。

今日は歩いて歩いて、移動して移動して、体力を使い果たしてもいい、
と思えるくらい、動きます。

◆第1目標   レスリーパパのテーラーがあった 徳己立街18號へ。
18號という地番はなかったのですが…

↓徳己立街 D'Aguilar's St.

【現在地】


↓通りの表示板の向かい側がそこに近い18-2號の表示のあるビルでした。
記レストランの斜め向かい、陸羽茶室近くでした。



↓石板街 POTTINGER ST. に向かいます。
お土産向けのキッチュな飾り。私も上海で十二支の飾りを買いました。





◆第2目標   ↓「流星」の後ろ姿の手をつなぐ二人がなぜかせつないこのシーン。

柱と階段が印象的。また奥に見えるビルはかなり古い建物のようです。

【映画のシーン】


↓ここは閣麟街Cochrane St. 柱は行人電動樓梯Pedestrian Escalatorの柱 、
前の建物は「港島總區總部及中環區總部警署」今は使われていないようです。
前の通りは荷李活道Hollywood Rd.
通りを左右に分けているフェンスは「流星」撮影時はまだ設置されていませんでした。

【現在地】


↓行人電動樓梯Pedestrian Escalator の上から「港島總區總部及中環區總部警署」を撮影。






徳己立街 D'Aguilar's St. 閣麟街 Cochrane St. 

香港中環閣麟街 中環街市から皇后大道中 Queen's Road Central を挟んだ向い側の通りですが、
中環街市からはペデストリアンエスカレーターが続いているので
そこを進むといつの間にか通り過ぎてしまいます。
皇后大道中を渡ったら下の通りに降りた方がわかりやすいと思います。

MTR中環站G出口を出て畢打街Pedder St.から皇后大道中 Queen's Road Central 、
レスリーパパのテイラーがあった徳己立街D'Aguilar's St.、
威靈頓街Wellington St.から閣麟街Cochrane St.へ
というコースで行くと目標1、2がクリアできます(RPGゲームみたいだ)




ここからエスカレーターは90度右に曲がり、その後また90度左に曲がり
些利街Shelley St.に沿って上がっていこうと思ったのですが
あいにく時間的にはまだ下りでした。仕方ないので一生懸命昇っていきます。

そして香港のこのあたりに来ると必ず寄っていく士丹頓街Staunton St.へ


◆第3目標  カルマ(原題:異度空間)でのカフェのシーン

【映画のシーン】


映画のエンドロールにStaunton's Bar+Cafe とありました。
ここは多くの映画でロケに使われています。
おしゃれなお店で、立地も恵まれていて目立ちますから、
何度かここでお茶を飲んだりランチを食べたりしましたが今日は撮影だけ。
以前は「美少年の恋」最近では「傷だらけの男たち(原題:傷城)」でも撮影に使われました。

【現在地】 Staunton's WineBar+Cafe
↓まだ開店前でお掃除中



Staunton's WineBar+Cafe

Mon - Sun 9:00a.m - 11:00p.m
G/F., 10-12 STAUNTON STREET, SOHO, HONG KONG
Phone: 2973-6611
Staunton's WineBar+Cafe

※行人電動樓梯Pedestrian Escalator が通る些利街Shelley St.と
士丹頓街Staunton St. が交差する角。目立ってるので容易に発見できます。
ポストも目標になります。





このあたりはおしゃれな雑貨屋さんやレトロなランタンの店など楽しいお店もたくさんありますが、
まだ朝早いのでたいてい開店前でした。残念なり。
このままエスカレーターで一番上まで昇ります。朝は下りなので足ががくがく。
やっと 干徳道 Conduit Rd.に到達。


◆第4目標  欲望の翼(原題:阿飛正傳)の電話BOXの坂道



そうです、ここまで来たならやっぱり《欲望の翼(原題:阿飛正傳)》の
あの電話BOXのあたりを見て行きましょうと、車に気をつけながら上環方面に歩きました。
↓右手の殷樺花園Blessings Garden2 というマンションあたりで左に降りて行く側道があります。



↓衛城道 Castle Rd.に続く道です。



↓自動車専用道ですから注意しながら下るとカーブの手前に歩道と街灯があります。



【現在地】


↓電話BOXのあったあたり。撮影で使った電話BOXは皇后飯店に飾ってありました。
今も残ってるのかな?次回は皇后飯店も再訪しなくては…
【現在地】


【現在地】


↓こんな風にスピード出して車が下ってきます。カーブで見通しが悪いので注意。



【現在地】



欲望の翼(原題:阿飛正傳)の電話BOXの坂道

半山區MID-LEVELSの干徳道 Conduit Rd.の測道が衛城道 Castle Rd.とつながるあたり。
側道が干徳道 Conduit Rd.をくぐっています。



ここからは次の目標が上環方面なので街を下っていきます。
このあたりは人が下っていける階段が住宅の間にたくさん点在しています。
膝が悪い人にとっては苦しいところですが、時間短縮には便利です。
地図(香港街道地方指南)を見ると南北に高低差がある細い人道や階段は
点線で階段状に表したり、名前に「里Lane」「坊Steps」「巷Lane」という字が
ついていたりでわかります。
去年も訪れた《欲望の翼(原題:阿飛正傳)》が撮影されたという
西摩道 Seymour Rd.などを通りながらどんどん下ります。
去年のエントリはこちら


◆第5目標  《流星(原題:流星語)》でウェイと明仔が手紙を配達する場面

西摩道 Seymour Rd.から堅道 Caine Rd.を横切り樓梯街 Ladder St.を通り
必列者士街 Bridges St.と水池巷 Tank Laneの交わるところ。

↓樓梯街 Ladder St.をそのまま下ると右手は文武廟に。



↓下ってきた樓梯街 Ladder St.と必列者士街 Bridges St.の交差点を左に曲がると
中華基督教青年會の赤煉瓦の建物があります。




【映画のシーン】
↓のレスリーの背後の赤煉瓦の建物が上の 中華基督教青年會の建物です。



【現在地】
↓必列者士街 Bridges St.と水池巷 Tank Laneの交わるところ。
映画の場面では郵便受けには「水池里」とありますが実際は「水池巷」なので
この字は撮影用に書かれたものかもしれません。





《流星(原題:流星語)》でウェイと明仔が手紙を配達する場所 水池巷 Tank Lane

西摩道 Seymour Rd.から堅道 Caine Rd.を横切り樓梯街 Ladder St.を通り
必列者士街 Bridges St.と水池巷 Tank Laneの交わるところ。

この撮影場所は「CINEMA JOURNAL」vol.68 2006年夏号に掲載されていた

★親愛的張國榮 夢見た日々を忘れない

という特集記事の中の「幻のレスリー・トーク」という対談を参考に探しました。






◆第6目標   《流星(原題:流星語)》でウェイが自転車に乗って右から曲がって来るところ
ここはあまり期待していませんでしたが思いがけなく場所が判明しました。

第5目標の郵便配達の場所の前の通りを西に向かうとすぐ階段があり、
地図を見ると太平山街 Tai Ping Shan St.につながっていました。
太平山街 Tai Ping Shan St.といえば百姓廟がある通りです。
では百姓廟まで行こうと階段を降りて振り返ってみると「これは!…」

【映画のシーン】
↓の映画シーンを注意して見ると、
階段の右側に白いタイル貼りの花壇かコンテナのようなものが映っています。



【映画のシーン】
↓階段の左側には花壇のようなものとスロープ、赤い交通標識が映っています。



↓振り返った実際の階段には左側にスロープと花壇、赤い交通標識、
右側には白いタイル貼りのコンテナ風の花壇が見えました。
犬が(口輪させられていたので)ちょうど撮影にいい位置だったのですが
犬を避けてちょっと後ろから撮影。
スロープの左側の擁壁の色も変わっていないようです。
階段の上には小さく中華基督教青年會の建物と郵便配達の建物が写っていました。

【現在地】


↓少しアップで撮ると、白いタイル貼りのところがよくわかります。
【現在地】


【現在地】


↓レスリーが自転車で出てきた通りは居賢坊 Kui In Fong、
太平山街 Tai Ping Shan St.を横切って四方街 Square St.につながります。
ここは「張國榮的電影世界3」の中でも《流星(原題:流星語)》の
撮影場所として名前が出ています。
他にもこの辺で《流星(原題:流星語)》は撮影された場面があるようです。




次のシーンもここで偶然発見しました。
太平山街 Tai Ping Shan St.を西の百姓廟方面に歩いて行くと
右手に見たような通りがありました。
通りに降りていくには数段の階段を降りなければならず
車は太平山街 Tai Ping Shan St.には入れないようになっていました。


◆第7目標  林家棟がジャガーから降りて自転車のレスリーを見かけた場面


【映画のシーン】
↓ごちゃごちゃとした古い町並み。通りは狭いです。
ここはどう見ても上環だろうと思っていました。




【現在地】
↓太平山街 Tai Ping Shan St.の横に車止めのある通り。
中央のピンクのタイルの外壁の建物に注目。林家棟の後ろの建物と同じです。
車止めと階段の手すりは撮影当時はなかったようです。


【現在地】
↓この建物は青果関係の加工か何かをやっているようでしたが、
周辺は印刷業関係の店が多いように思いました。


【現在地】
↓通りの名前は東街 Tung St.です。




《流星(原題:流星語)》でウェイと明仔が自転車に乗って曲がる場面と
林家棟がジャガーから降りて自転車のレスリーを見かけた場面 


必列者士街 Bridges St.の郵便配達の場所の階段を下りてすぐの
太平山街 Tai Ping Shan St.が自転車の場面。曲がってくるのは居賢坊 Kui In Fong、

林家棟がいるのは 東街 Tung St.
太平山街 Tai Ping Shan St.を西に百姓廟方面へ進むと、すぐ右側の通りです。



TOP画像は夜の中環。きれいでした。


字数制限にかかるため、後半は次回に続きます。
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