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旧正月のマカオ セナド広場
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新宿インシデント プレミア
昨日午後7時より新宿トーアで行われた
《新宿インシデント》JAPANプレミアと舞台挨拶に行ってきました。
新宿トーアは歌舞伎町にあり、新宿歌舞伎町周辺が主な舞台となるこの作品の
プレミア上映の場所としてはぴったりだと思いますが、場内が狭いので
観客にとっては間近でジャッキーが見られたり、握手できたりして良かった反面、
プレスは数が多かったのに場所が狭くて大変だった模様。
入場前にプレスシートもしくはプログラムと思われる印刷物
とサプライズ演出のお願いとクラッカー(鳴らす方)が観客にも配られて入場しました。
いちばん外側の通路ぐるりと前方の3列ほどはマスコミ席になっていましたが、
残り300席は爆満。
↓始まる前にステージを撮影。
プレミア前に再度サプライズ演出(ジャッキーの誕生日のお祝い)の打ち合わせがあり、
間もなく場内の一番後方のドアから獅子舞が2組登場。
映画を見てわかったのですが本編にも獅子舞が登場します。
この獅子舞はもしかして横浜中華街の獅子舞かしら?
そしてやはり後方左手のドアからジャッキー・チェン成龍が登場。
会場は熱いジャッキーファンが多数いて、たくさんの声援が飛び交います。
ジャッキーは通路席のファンとタッチや握手を交わしてステージへ。
ステージ下から今度は右側の通路に行ってファンたちと握手。ファンサービスもいっぱい。
プレミアには共演の竹中直人、加藤雅也、拳也も登場。
プレミアの様子はMovieWalkerのサイトで記事と写真を見ることができます。
獅子舞も写ってます。
監督の爾冬陞、呉彦祖、林雪、錢嘉樂などは来日せず、とっても残念なり。
それからジャッキーの通訳はいつもの辻村さんだったのですが、
昨日は「辻村さーん」という声もかかっていました。周さん同様、辻村さんも人気有りますね。
さて映画は中国山東省の成龍(鉄頭)が幼馴染で恋人の
徐静蕾(シュシュ)を探して日本に密入国するところから始まります。
座礁した貨物船が印象的ですが、管理人はCGと思っていたのですがプレスシートを読むと
これは2007年宮城県で座礁したロシアの貨物船「ジェーン号」の撤去作業前に
急遽クランクインし、ロケを行ったものでした。
こちらの記事と画像参照
最初は日雇いの肉体労働などをして仲間と東京で暮らしていた鉄頭や阿傑(呉彦祖)でしたが
日本の暴力組織や歌舞伎町を仕切る台南派と呼ばれる華僑勢力などと
思わぬことから関わりを持つようになってしまいます。
仲間を助け、悪いことには手を染めずにいようとする鉄頭ですが
運命は彼らを思わぬ結末へと導いていきます。
ネタバレになるので詳しいストーリーは省きますが
R-15指定であること、以前から伝え聞いていた暴力シーンなど、
血に弱い婦女子の管理人たちはそのシーンばかりかとドキドキしていましたが
覚悟していたほどのスプラッターシーンはなく、
もちろん「アイヤッ~」と目を閉じてしまうシーンもいくつかありましたが…。
119分という長さはどうなんでしょうね?
監督は構想10年ということでしたので1990年代の日本が舞台です。
10年以上たつと、日本と中国の関係、日本人と日本に住む中国人の関係とか
経済環境も含めて変化が大きくなっているので、原題とはすこし違和感があります。
設定では日本人の江口(加藤雅也)とシュシュ/結子(徐静蕾)が結婚していますが
そのいきさつは省かれています。江口の生い立ちも撮影されたようですがカットされています。
そのあたりもカットされなければかなりの長さになるのでやむを得ず、という事なのでしょう。
途中で何回か評論家らしき人たちが、暴力組織や外国人組織について述べているシーンを
街頭の大型ビジョンで流していますが、この中で話していることが
監督が表現したかったことではないでしょうか。
底辺に生きる人間が権力を握るようになるとそれは大きな悲劇を生みだしてしまうのです。
大陸では公開しないことになったそうですが、仕方ないでしょうね。
中国語のセリフは普通語、時に福建語らしきセリフもありましたが
ストーリーは大陸から日本に密航した中国人が日本で黒社会に手を染めて破滅してしまう、というのでは
大陸では無理でしょうね。かといって日本や香港でもどうなんでしょう?
難しいなあ…。管理人としては頭の良い江口が暴力派を制して、表向きは企業
実際は暴力組織という今の実情に合った(笑)結末の方が納得できたかな。
ジャッキーはやっぱりアップになると年齢を隠せないし、プロデューサーに徹した方が良かったかも(笑)
ああいう影のある役柄はもっと似合う俳優がいると思うけど。
呉彦祖はきれいな顔を傷つけられ、体も傷つけられ、散散な役柄ですが、
監督はいつも彦祖にひどい仕打ちを受ける役柄を振ってきますね。
パンクのようなルックスは最初はちょっとビジュアル系でかっこいいのですが
終盤ではジョーカー化してしまって最後まできれいには見せてくれないのです。
全体に暗い結末なので救いがないけど、現実感がない感じ。
《旺角黒夜》では納得できるストーリーだったのに、自分の国が舞台だと
やっぱり細かいところで違和感があります。仕方ないのかな…
個人的には林雪、高捷、秦沛などの渋い俳優陣や、ちょろっと出てた中田圭監督の
役柄はぴったりでした(笑)セリフもありました。
最後のエンドクレジットに中国人ジャーナリストの莫邦富氏の名前発見。
資料提供などで協力されたらしい。
ロケ地は新宿周辺はここも撮ってたね~と言いながら帰るという経験をさせてくれましたが
神戸は海岸の商業施設「神戸モザイク」の屋上のボードウォークデッキで
後半の鉄頭と北野(竹中直人)とリリー(范冰冰)のシーンを撮影していました。
見ながらここには去年の11月に遊びに行ったなあ、なんて思いだしました。
神戸では他にも南京街(中華街)他で撮影されています。
また中央線沿線の2か所で撮影されていたので、
4月の中旬以降、落ち着いたら新宿周辺と共にロケ地探索に行ってきます(笑)
日本公式サイトはこちら
香港サイトはこちら
※最後に、司会はいつものあの方でしたが、もうちょっとアジア映画に
関心があり知識のある司会に向いた方がいらっしゃると思うのですが…。
配給や宣伝担当の方、お笑いタレントを呼ばなかったことは良かったのですが
司会の人選はもう少し考えてください。
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