香港旅行記07 9月13日#1 レスリー映画ロケ地探訪



朝6時半に起床のつもりがやっぱり疲れていたのか7時半になって目が覚める。
今日は朝のうちに元朗の星月童話ロケ地の
泰園騎術學校 に行く予定にしていました。
朝早く行く理由は乗馬レッスンしているところを見たかったから。
乗馬って大概朝早く練習しているものだからです。

支度をしてとりあえずホテル前の7-11に行き、新聞とパンと牛乳と水を購入。
新聞チェックをして、レスリーのお誕生日関連記事等を抜き出す。

8時半、MTR尖沙咀站で電車に乗り込みました。
下車するのは美孚(Mei Foo)站
電車に乗っている時間は賞味14分+αくらいです。
MTR美孚站からは九廣西鐡KCR-Wの美孚站に乗り換えです。
駅がつながっていますし、表示もちゃんとわかりやすくしてありますので
乗り換えはまったく問題なくスムースに出来ました。


これはMTR美孚站、KCR-Wの美孚站も隣で両方とも新しくてきれいな駅でした。



MTR美孚站前の公園です。ライチの彫刻が南国らしい。
駅の横では太極拳をしているグループがいました。

KCR-Wの美孚站から元朗站までは賞味14分+αです。
途中から窓の外の風景が俄然郊外の雰囲気になってきました。
が、知らないところに行くので緊張して撮影する余裕がありませんでした。
元朗站は思ったよりも大きく、まず出口を確定するのにちょっと迷いましたが
北口の方に出てしまいました。

後で地図を良く見るとミニバス乗り場の開心廣場は
元朗站の次の朗屏(Long Ping)站の方が少し近かったのです。
ミニバスだと開心廣場の後面乗り場から36番に乗車。
大生圍村村公所で下車します。




元朗站の北口にタクシー乗り場がありましたので新界の緑色のタクシーに乗車。
運転手さんに、香港街道地方指南を見せて
「我 想去 大生圍(Tai Sang Wai)」と言い、漢字も見せて出発しました。
一安心して近くのマンションをパチリ。
このあたりは新しく開発された地域のようで、道路も建物もきれい。



高速道路というか自動車専用道路と思われる元朗公路から青山公路へ。
錦田河(Kam Tin River)を越えるところです。
ここまでは順調でしたが問題発生。
道路標識に「大生圍」とあったところを過ぎても
高速道路をおりる気配がありません。
運転手のおじさんはしきりに携帯電話用のイヤホンとマイクをつけて通話中です。
株か何かの売買の話のようです。段々不安になってきました。
そのうち道路標示に
「落馬洲」とか「羅湖」、「深セン」などという字が見えてきました。
あれれ、おじさん絶対に勘違いしているなと思い、もう一度
「喂!喂! 我 想去 大生圍(Tai Sang Wai)。大生圍!」と言うと
「大生圍?大生圍!Oh~Sorry!、Sorry!」と言い、
次のインターでUターンしました。
地図を見ると後1㎞くらいで国境でした。
深セン行くとしてもパスポートもないし(爆!)
そういえば瞳は持っていたのね、あの時・・・(笑)

運転手のおじさんは電話で
「やっぷんやんの行き先は大生圍だった」とか言ってます。
私が間違ったわけではないのですが・・・
でもおじさんはやっぱり悪かったと思ったのか大生圍に到着してからは
人に道を聞いたりして、泰園騎術學校を探してくれました。
が、大生圍村村公所が見つかったのでそこで下車する事にしました。



ここが大生圍村村公所、ミニバス36番のバス停があるところです。
大きい道路には面していませんのでタクシーではわかりにくい場所です。
道は狭いところは車2台がすれ違うのが難しいほどの幅でした。
かえってミニバスに乗ったほうがいいかもしれません。

誰かに泰園騎術學校の場所を尋ねようと見回すと、おばあさんがいました。
近づくと、同じ距離だけ後ずさり(笑)
よそ者というか外人は避けられてしまいました。
すると近くの家から若い男性が出てきました。これを逃してはまずいと思い、
「唔該!泰園騎術學校 [口係]邊度? Horse Riding School?」というと、
「あっちだよ」と指差してくれました。「唔該哂」



周りはこんな感じの道です。道の向こうからこちら側に歩いてきました。
そしてバス停から左へ折れて1~2分のところで、馬が見えてきました。
やっと着いたのでしょうか?



左に折れた道の左側に泰園騎術學校の入り口の道路があります。
すでにお気づきのようにまわりもかなり鄙びたところです。
左手はスレートかトタンのフェンス、右手が馬場でした。奥に見えるのは・・・



學校も馬場もこじんまりとして、これまた鄙びた造りでした。
そして上の建物が、映画で楊紫瓊(ミシェル・ヨー)が開いていた
Cafe&Barとなっていた建物でした。
う~ん、映画のマジックはすごいですね。


撮影時は黄色く塗られていた1階の壁も今は白く塗り直してありました。
映画ではかなり新しく見えるのですが10年ほどたっていますので
それなりに古くなっています。



少し角度は違いますが下の映画のシーンと同じ方角を撮影。



映画ではCafeのスペースだったところは、現在は他の目的に使われています。



映画ではカウンターがあったところが、今も面影を一番残しているところでしょう。



これが印象的だったモザイクでデザインされた、カウボーイのサインボード。
ブログのタイトルバックに使ったサインボードの画像は星月童話の写真集から。



昼間はこんな感じで。



夜になるとブルー系のネオン照明でサインボードが浮かび上がります。





現在は2階のオープンスペースは3匹の犬のスペースになっていました。
とてもおとなしい犬なのですが、馬がいるせいか、練習中はここから出ないように
出入り口を閉めてありましたので、残念ながら中からの撮影は出来ませんでした。



馬場の後ろにも池がありました。3頭の馬が練習をしています。



ここは家寶と瞳が一夜を明かしたような水上の家が今でもちらほら。



雰囲気だけは良く似たところがたくさんあります。
それにしても香港とは思えないほどののんびりとした風景に癒されました。



残念だったのはあひるちゃんの養殖場に行けなかったことです。

最初にここに着いた時に、声をかけた方が西洋人の女性で、
幸運にも少し日本語が出来る方でした。
最初は英語で、ここでレスリーの映画のロケがあったかどうか尋ねたのですが、
すぐにそうだとわかり、本当にホッとしました。
昨日はレスリーの誕生日で、香港に来ました、と説明すると
すぐわかってくれました。
その方は撮影時にはまだ在籍していなかったそうですが
映画は見たことがあるようで、笑って
「雰囲気が違うでしょう。きれいな映画でしたね~」
日本語は日本人の友人がいるので少しだけ話せると言っていました。
他の2人にも、日本からレスリーのファンで、
香港に観光に来ている、と説明してくれました。
この時は広東語で英語と日本語、3ヶ国語も話せる方でした。
撮影の許可をもらってたくさん撮影してそろそろ帰る時間になったので
お礼に日本から持ってきたお菓子をプレゼントしました。
タクシーはほとんどいないということを聞いて、お別れを言って、
ミニバスのバス停に戻ろうとしていると、別のベンツのご夫人が(香港人)
「タクシーを呼んであげるからここで待ちなさい」と呼び戻してくれました。
3人ですごく心配して、どこに戻ったらいいか相談した挙句、
私は九廣西鐡KCR-Wの元朗站に戻ると言ったのですが、3人は九廣東鐡KCR-Eの
上水站に行く方が良い、と強く言うので
(上水の方がわりと賑やかで乗り換え無しで旺角までいけるからという理由のようでした)
素直に上水站に行くことにしました。上水は羅湖よりひとつ香港よりの駅で
くれぐれも反対のチャイナ(大陸)行きの電車に乗らないように、
また切符はちゃんと持っているか?とそれはそれは親切にしていただきました。

今回の旅では、見も知らない香港人から親切にされた事がこの後何回かありました。
そのたびに感激したり、嬉しかったり、ありがたく思ったりで、
とて良い旅の思い出が、たくさんできました。

■泰園騎術學校
元朗 新田 青山公路 1/2 M/S ( 2471 8492 )
於元朗市開心廣場後面乘36小巴,在大生圍村村公所下車。
(元朗市開心廣場のバス乗り場でミニバス36番に乗って大生圍村村公所で下車)


さて13日午後からの後半部分は#2で続きを書きます。
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コメント
 
 
 
感動です~(〃∇〃) (哥哥toyom)
2007-09-21 08:04:09
元朗のロケ地の情報、細かい書いてくださっていてうれしく思います。
広東語が話せるのですね。
うらやましいです(≧∇≦)
本当に映画マジックですね。思いのほか普通?庶民的??
元朗に住んでる友達に写真を見せても知らない。。。っと言われたので、かなり外れの方なんですかね?
次回は、絶対!!!行きたい(≧∇≦)です♪
ありがとうございます。
 
 
 
哥哥toyomさん (亜美)
2007-10-02 12:55:42
レス遅くなりました。ごめんなさい。
広東語は話せないんですよ、簡単な挨拶ぐらいです。
あとは身振り手振りでコミュケーションとってます(笑)
ここは本当に鄙びた郊外なんですが、なかで乗馬されている方たちはけっこうお金持ちの香港人や欧米人のようでしたよ。
元朗にお友達がいらっしゃるなら心強いですね。
香港人か日本の方でも広東語が出来るでしょうから。
住所的には元朗ですが、上水との間くらいですから、かなりの郊外になるとおもいます。
行かれるならば現地ではなるべく静かにして、学校の方に了解をもらってから撮影などされるといいかと思います。馬がいますので・・・
それとまわりもいい風景がありますので、ちょっと散策するのもいいかもしれません。また元朗の先の天水圍には香港湿地公園というのもあるそうです。ここにもちょっと魅かれています。
 
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