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レスリー・チャン 映画レビュー#23 狼たちの絆
狼たちの絆 ONCE A THIEF
縦横四海 1991年2月2日~3月6日香港公開
興行収入 33,397,149HK$(1991年公開作中第4位)
監督 呉宇森(ジョン・ウー)
音楽 林敏怡(ヴァイオレット・ラム)
出演 周潤發(チョウ・ユンファ)・張國榮・鐘楚紅(チェリー・チェン)
香港映画らしからぬフランス映画のようなおしゃれな作品。
周潤發の長期休養からの復帰、歌手を引退したレスリーの最後の映画、そして鐘楚紅は結婚引退、とそれぞれの記念となる作品でした。加えて監督の呉宇森にとっては、ハリウッドを意識しはじめた作品だったのでは?
作品の原題 縦横四海 は1967年製作のフランス映画 冒険者たち の香港公開時のタイトルです。アラン・ドロン、リノ・バンチェラ、ジョアンナ・シムカスの男2人女1人の冒険あり、恋愛あり、友情ありの青春映画の傑作です。狼たちの絆 はこの作品へのオマージュといってもいいでしょう。とってもいい映画なので未見の方にはオススメ。
【STORY】
孤児のプッジャイ(周潤發)、ジム(張國榮)、ホンタウ(鐘楚紅)は兄弟のように仲が良かった。育ての親は3人を犯罪者になるように育てる。大人になり3人は国際的な美術品泥棒となり次々と名画を盗む。そして最後の仕事として引き受けた仕事はニースの城の呪われた名画を盗むことだった。しかしこれには罠が仕掛けられていた。
レスリーの表情三態。この映画のレスリーの表情はすごく溌剌として可愛いし、なにか吹っ切れたようでもあり、仲の良い共演者たちと一緒でとてもリラックスしているようにも見える。引退を決めた後だからなのか?
左のこのシーンがフランスらしくて好きです。コートダジュール?と思われる海岸でユンファが、ブリジット・リンやテレサ・テンの名前を大声で叫ぶシーンが面白い。
右はピーク・トラム乗り場の前の噴水、ロケ地めぐりできますね。
≪追記≫
そういえばこの映画の撮影中のメイキング映像を持っていたような・・・
今最後のほうの銃撃シーンを見ていて思い出しました。
このお屋敷の中でインタビューとかに答えていたのですが、
3人とも仲よさそうで楽しそうで、あの映像探さなきゃ。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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プッジャイ、ホンタウというネーミングで翻訳してあるということは、私の?!
亜美さんがご覧になっているのはどんなビデオまたはDVDですか? 私は以前スタープラスと、香港販売DVD用に翻訳した覚えがあります。。。
その多言語版。
香港発売DVDということで字幕をつけたのが、
たぶん1998年か99年。
香港のメディア・アジアというところの
発売だったと思います。ジャケットの
左下に社名がありますネ。
翻訳しただけで、実際映像に入っているのは
見たことがありません。TSUTAYAに行ったらあるのかな?
日本で買われたのですか? それとも
香港発売のものを買われたのですか?
挿入歌の「風継続吹」を、ものすごい力入れて
訳したのに、著作権の関係か、字幕がカットされた
はずです。字幕、入ってますか??
発売元はメディア・アジアです。
で、観直しましたよ。入魂の「風継続吹」の字幕はついてましたよ♪
身近な方がれすりと関わっているなんてホント嬉しいです(^^
新しいドラマも期待してます~~
「風継続吹」の訳詩、すごくいいですね。これは保存版ですよ。ちょっとうるうるしてしまいました。
この作品は、私が翻訳する前から、すでに日本でビデオが出ていたはずで、その字幕ではプッジャイやホンタウの名は英語名だったと聞いています。今度ユニバーサルから出るのは、たぶんそちらの方だと思います。
★ゆっこさん
ゆっこさんもお持ちなんですか。ちょっと恥ずかしいです。もうかなり前に訳したもので、今見るときっと稚拙で冷や汗が出ると思います。でも、日本で入手可能なら、私も買ってみたいです。ネットで調べてみますね。ありがとうございました
とっても垢抜けたおしゃれな映画ですよね。フランス映画好きにはきっと受けると思います。今回ははからずもhoisamさんの字幕バージョンDVDだったということで、縁を感じます。これがもしもっと後でレビューしていたら、デジタルリマスター版見てたりして、まったく反応が違うものになっていたでしょうし。