2010年2月 香港旅行記#01 2月3日 



CX509便は9時15分成田発、始発のNEXに新宿から乗り込み一安心。
オンラインチェックインしているとはいえ、冬場の鉄道は何があるかわからないので
ついつい早目の出発になってしまう。気温は0℃近く、相変わらず寒い。
自宅周辺は2日前の夜中に降った雪がまだ北側にはかなり残っていた。
イミグレは時間の割に混んでいて、機内も満席に近いようだった。
よく晴れて、去年と同じく富士山がよく見えた。



機内食は、だんだん寂しくなってきている。この日は牛肉を選ぶ。
味はなんとか食べられるレベルだけど、寂しい品数。
キャセイのカレンダーに干支の寅の絵がついていた。



香港に定刻に到着。先日のHKIA Frequent Visitor Cardを実際に使ってみた。
入国審査はかなりの混雑だったけど、カードをスタッフに見せると
「訪客」と「香港居民」の間に黄色の色のサインで「訪港常客Frequent Visitor」という
ゲートがある。
ここでスタッフがカードのバーコードを読み取り、このゲートに並ばせてくれる。
前にはひとり審査を受けていて、すぐ自分の順番がきた。
あとは普通どおりパスポートと入国カードを提出、スタンプを押してもらって終了。
並んで1分もしないうちに入国完了。感動的に速い!
e道はイミグレの手前に登録するところがあり、
ここで登録すると自動化ゲートで地下鉄の改札のように入国できるようだ。
預け荷物がある場合は、遅く出てくると結局同じような時間になってしまうが、
香港は自分の経験では荷物が出てくるのは早い方だと思う。
そして引き取り手のない荷物が何回もターンテーブルを回る、という非効率なことがない。
スタッフが2周り目で引き取り手がない荷物は下におろしてまとめておいていてくれるから。
お天気は予想通り曇り、もやか霧のような湿度を感じる雲で空がどんよりとしている。
機場快綫エアポートエクスプレスから撮影してもどんより。ちょっと画像加工して明るくした。



ホテル到着。今回のホテルはLKF by Lhombus in Lan Kwai Fong 蘭桂坊酒店
香港中環蘭桂坊雲威街33號 33 Wyndham Street,Lan Kwai Fong,Central

蘭桂坊の北側、雲威街に面しているほうが正面玄関だが、MTRやトラムから行くときは
徳輔道中から皇后戯院のあった戯院里(皇后戯院の跡地は建築中)上海灘の裏口を通り、
スクランブル交差点から徳己立街を南へ昇り、記を右手に見ながら突き当って道は
左にカーブしているので曲がって右手にLKFの看板のあるビルがあり右手に階段、
ビルの左手にエレベーターがある。どちらもLKFのG階フロントに行きつくが
エレベーターのほうがうんと楽だった。
週末の夜はかなり混んでいるがちゃんとスタッフがいるのでわりと安全。
階段は2階分上がるので、そのつもりで。

今回はトリプルだったが、同宿の友人たちは別便だったので先にチェックインを済ませ撮影大会。

↓『Aeron chair』がちゃんと写ってる画像がなかった…。我らは社長椅子と呼んでいた(笑)
ソファの座り心地はとても良くて、ここに座っていることが多かった。
プラズマTVとベッドの間にエキストラベッドを置いても十分スペースがあった。
窓の外は蘭桂坊の喧騒が見える聞こえる16階。



↓室内のインテリアと色使いはシンプルで落ち着いていた。室内の写真はウィン・シャの
作品が飾ってある、ということだったが、これは誰の作品か不明。



↓『Illy espresso coffee machine』イリーのエスプレッソマシーン。簡単にエスプレッソができる。



バスルームもシンプルで、シャワーは可動式。お湯の出も良かった。
洗面台の水道栓がちょっと奥まっていて、水量が少ないと、洗面台が濡れるのが難点。
おしゃれな洗面台だっただけにちょっと残念。



『MOLTON BROWN』のバスアメニティに我らは非常反応(笑)
香港のホテルでは初めて。とてもいい香りだった。
DVDプレーヤー、ミネラルウォーター、ミニバー、セーフティBOX、スリッパ、
バスローブ、ドライヤー、新聞などあり。



さて友人たちも到着し、私は途中から別行動なので翌日の打ち合わせなどして、
灣仔まで同行し、食事をして解散とすることにして、ホテルを出発。
この時友人の一人が徳己立街の階段(蘭桂坊部分)下り途中、はずみで足首から先を捻挫。
香港ポリスがちょうど通りかかり、「OK?」と心配されてちょっと嬉しかったりする我々(アホ)
この時は少し休んで歩けそうになったので、灣仔へ予定通り向かう。
食べるところは適当に探そう、ということで
結局『翠華茶餐廰』の新しくできたらしいおされな店舗に決定。

↓坦々麺は上品な味。



↓通菜とソラマメ?これがおいしい。



↓小籠包は熱々。



↓蝦卵炒飯。おいしかった。



近くのドラッグストアで湿布薬を買って、灣仔の會展(コンべンションセンター)へ

↓友人たちはこの日も陶さんの演唱會へ。灣仔から管理人は天星小輪で尖沙咀へ。
會展のビルのデザインセンターでひとり夢中になっていたら「マダーム、閉店です」
周りを見回すといつのまにか誰もいなくなっていた。20時閉店だったのね。



↓夜の天星小輪もまたいい感じ。緑のガラスブロックもレトロ。クリックで拡大。



↓海港城や天星碼頭前の巴士總站の夜景を撮影してから油麻地へ。
露店が並んでいる廟街を抜けて、百老匯電影中心で《KJ 音樂人生》の前売りチケット購入。
指定のクレジットカードで買うと10%OFFの優待が受けられた。
隣のkubrickで本を物色。
「香港電影」のバックナンバーと最新号を数冊購入。《十月圍城》のノベライズ本も購入。
買い物はまた別の項でご紹介。



帰りに徳己立街交差点のCOACHビルのイルミネーションを撮影。



↓蘭桂坊の賑わいを撮影。デコレーションも旧正月仕様。
でも仲秋節もこのランタンだったような気がする。



↓行きに爆笑した「Every night is Friday night」の垂れ幕。



↓夜の藝穂會。ホテル横の階段から。



ホテルに戻り、荷物を置いてまた外出。今度は中環で夜食のデザート購入。
↓雲威街から荷李活道の中區警署(閉鎖中)の建物前へ。



9月にも通った公利真科竹蔗水では龜苓膏を購入。



伊利近街にぶつかり左を見ると玉葉甜品。ここで前回買わなかった昆布が入ったスイーツ「海帯緑豆沙」と「紅豆沙」。

↓お味噌汁みたいなのが「海帯緑豆沙」昆布と緑豆とハト麦の仲間の洋意米という穀物入り。
これが昆布なのにちゃんとスイーツになっている。不思議…。



↓公利真科竹蔗水の龜苓膏。外賈はLサイズのみ。



夜食のスイーツも無事購入してキリムや絨毯の店や骨董店、
GODのウィンドウを眺めながら帰る。
この後ホテルでお風呂にも入り二人の帰りを待っていたら、先に捻挫した友人の
足の状態が思わしくない、との連絡。
ホテルのフロントでスタッフに相談したところ病院での診察を勧められた、とのこと。
フロントに降りて、勧めてくれたガバメントホスピタル(たぶん公立病院)と私立病院、
どちらに行くか相談。大きな違いは診療料金の差。保険があれば問題ないのだが
まだ保険の有無など詳細が分からない、ということで協議したがやはり私立病院を
紹介してもらう。ここが以前管理人がお見舞いに行った嘉諾撒醫院Cannosa Hospitalだった。
日本語の案内がたくさんあった記憶があったし、スタッフの印象がよかったので
たぶん大丈夫だろう、という気持ちがあった。
そしてホテルスタッフの対応がとても良くて、病院への紹介、
そしてスタッフを一人付き添いで病院までつけてくれた。
病院につくと病院スタッフも待っていてくれて車いすも出してくれて、ほどなく診察。
ドクターも非常に優しく丁寧に見てくれて、レントゲン撮影をすることになった。
レントゲン室のスタッフもすぐ撮影に取り掛かってくれて、その後再診察。
結果は骨には異常なく捻挫で、包帯で固定、消炎剤と痛み止めを出してくれた。
アレルギーの有無など問診も英語が聞き取り易く丁寧で、
看護婦さんも片言の日本語で対応してくれた。
いわく「足は安静に。動かしたらダメ。買い物はダメよ」
支払はクレジットカードでOK。診察料金も夜中の割には想像以上に低かった。
これはホテルに帰ってから心配してくれていたスタッフに報告したところ、
スタッフからもかなり低い、と言われた。ホテルでは車いすも貸し出してくれた。

長い1日だったが、部屋に帰ってからしっかりと夜食のスイーツもいただいた(笑)
そして翌日(といってもすでにすっかり午前様で当日なのだが)
ホテルスタッフからさらにサプライズがあるのだが、ここから先は次回に続く。
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