アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

シャンクのしなりで音色が変わる理由

2021年08月19日 | ピアノ
タッチで音色が変わる(ような気がする)ことの物理的な説明として…

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タッチの瞬間の「速度」によって音量が決まるのはいいとして、
その速度までの加速のしかたが異なるためシャンクのしなりが変わるだろう

というようなとこまでは、ナントナク思う。

参考: 過去記事「ダメな弾き方するとすぐバレる」

けど、シャンクのしなりが変わると、なんなの?? というところについては、はっきりした説明を聞いたことがなく、なんかもやもやしていました。

それが、今日見つけたこの動画
”音色が変わるとき”【ピアニストを目指す人向け】~調律師によるガチの構造説明シリーズ5回目~

これ、今までで一番納得しました。

加速度の違いでシャンクのしなりが変わり…(ふむふむ、そこまではいいとして)
弦のどこを叩くかが微妙に変わる。

いやほんと微妙な話ですよ。そんなに大きくずれるわけない。でも、弦のどこを叩くか、ごくわずか違っても音色が大違い、なんだって。そうなのか!!

音色の違いというのはとどのつまり、倍音の混じり方。何がどのくらいのバランスで混じってるのか。それが変わる。

それともうひとつ、シャンクのしなりで変わるのが、ハンマーの跳ね返り方。どのくらい弾むか。

ハンマーの跳ね返り方、つまり、ハンマーが弦に接している時間がどのくらいあるかってことなんだけど、「りん」を鳴らすとか、太鼓を鳴らすとかいうときのことを考えれば、これがすごく響きに効くのは当然ですよね。跳ね返りが悪いと、べちゃー、ばちーんですよ(和太鼓の場合)。すごい力で叩いてもあんまり響かないみたいな。

ピアノの場合、ハンマーは手に直接持っているわけではなくて、だいぶ間接的に動かすものだから、
「りん」や「太鼓」を鳴らすときみたいな気持ちで、
いい感じで響くイメージで、
打鍵したからといってそれでよい結果が得られるとは限らないんじゃないかと、ふつうなら思うよね…思うんだけど、なぜかそんなイメージ、アナロジーでうまくいっちゃうというのは、ほんと、ピアノってよくできてるなぁと思います。

物理がわからなくてもピアノ弾けますけど…

まぁ、わかっていたほうが工夫がしやすく、学習は速いのではないかと思います。

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2 コメント

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Unknown (Gari)
2021-08-20 13:14:13
アンダンテさん、こんにちは。私もガチの構造説明シリーズ、数ヶ月前に見つけて以来じっくり全シリーズ見ちゃいました。トシさんはアナウンサーのようの落ち着いていてとても説明上手ですよね。構造がわかると少し弾き方や音色が改善できたような気がしてます。気のせいかもしれないけどね。ピアノってほんとに奥が深いですね。
返信する
> Gariさんへ (アンダンテ)
2021-08-22 00:08:14
まだあんまり見てないのですが、おもしろいのがたくさんありそうですね。説明も上手です。
構造がわかっているほうが、速く学習が進むというのは納得。ほんとピアノってよくできてる…
返信する

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