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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

私立ならPTA問題が存在しない、わけではないけど。

2016年05月27日 | 中学生活
数日前に、「PTAって何なんだろう」という記事を書いたときに、

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PTAに悩まされた歴として
保育園生活は13年間、小学校生活は13年間、そして(公立)中学校生活は3年間(またろう分のみ)
と書いたのですが、これはつまり、こじろうの中学生以降、およびはなひめの中学生以降、私の頭の中からその類の悩みが消え去ったから自然とこのように書きたくなったのです。

けれど、考えてみれば、別にこの問題が自動的に消滅するわけではなくて、こじろうの学校にも、はなひめの学校にも、(保護者会とかPTAとか名称はともかく)そのような活動があります。

ただ、委員をやるにせよ、やらないにせよ、不快な思いをしたことがほぼない、ということに尽きます。

…そういうもんだと思ってました…

なので、今回記事を書くきっかけとなったニュースはほんとに衝撃的で、私学の中高一貫校で!? 退会?? 提訴!? とびっくりしました。

私がなぜ、私学なら悩みから解放される、ぱららぁ~♪と勝手に思っていたかというと、

その学校が好きで選んで入るのだし、子どもも楽しんで通って、充実した学校生活を過ごせているので、学校のことで何かできることがあったら協力したい、という素直な気持ちがこちらにあるところがまずスタートから違うんで、比べてもしょうがないくらい違うんですけど(^^;;

・入る入らない、払う払わないといってゴネる人はいない。
・委員決めのときも、スムーズに立候補が出る率が断然高い。
・活動中、学校から納得できない理不尽なことを押しつけられたりしない。
・委員同士、話のノリが合うので、活動しててもランチしても楽しい。
・委員をやっても、負担が少ない。(活動が土曜日でもよい、活動方法を合理化できるなど)

このくらい違う。

けど、考えてみればこれは「必然」ではないわけで、確かに私学ならこうなりやすい(ほかの親も私の気分と同様、ポジティブな人が多いだろうしお金に困ってる人も少ないから)とはいえるけれど、必ずこうなる、とまではいえない。

くだんのお父さんの場合、別にお金の問題ではなくて(PTA会費を踏み倒したいというような)、手間の問題でもなくて(裁判やるよりは委員やるほうが楽でしょう)、何かものすごーーく納得できないことがあったんでしょうね。

そういうこともあるんだ!! ということを考えると、公立と私立で何が違うかといえば、私立ならば嫌ならやめるという選択肢があることくらいでしょうか(さすがにPTA問題でこじれたからといって、学校側からやめていただくという選択肢はないでしょうけど)。

この事例の場合に、お父さん側と保護者会もしくは学校側とどちらにどれくらい問題アリなのかはニュースを見ててもわかりませんけど、親も子も快適で充実した学校生活でないんじゃ、私学に通ってる意味がないよね…

なんか巨大なもったいなさを感じる。この学校に何か気に入っているところがあって、プラマイ考えてもやっぱり通わせるというなら、活動はしないまでも退会はしないでそっとしておくとか、あるいは退会してコサージュ来なくてもそっとしておく(なしで済ますか、別のコサージュつける)とかするほうが絶対得。学校側(保護者会側)だって、退会者の子どもにも同じ扱いしておいて提訴なんかされないほうが絶対得。どこからここまでこじれちゃったんだろうねぇ。。

【追記】ブログへのコメントとして、こんな記述を見つけました。
-----
当方も長女の入学と同時にPTAへ自動参加となり、他に人がいなかった為かクラス役員を依頼されました。
しかし活動の中でPTAの運営方針に疑問を持ち、学校を通じてPTAの議事録開示を求めたところ拒否され、会計簿すら見せてもらうことは出来ませんでした。
その後話し合いもありましたが 、説明や方針に全く納得できず、やむを得ずPTAの退会と、今後PTA費用により学校行事等で全体配布されるものがあれば実費負担する旨申し出たところ、これも拒否されました(単価計算が出来ないというよく分からない理由でした)。その為、退会の確認と会費の返還を求める訴訟(堺簡裁H26(ハ)632)をやむを得ず起こし、やっと退会の確認を得ることが出来ました。
この訴訟の中で、PTA会長は、個別の実費負担について全保護者に諮るとしながら(その方法は非常に脅迫めいた内容を述べていましたが)、結果1年以上放置され、今年3月に長女が卒業する際、PTAがこれまで行っていなかった、卒業式で使用する胸花と生花の寄付が行われ、当方の子のみ胸花・生花を貰えないという事態に至りました。
改めて学校を通じ、実費負担するので同じものを用意して頂くよう依頼しましたが、案の定拒否されました。
学校という、思想・信条により差別やいじめを行わないことを最も重視する場で、このような事態が起こること自体、「PTAは任意団体であり、参加は自由である以上、全体を見渡した運営が必要」という意識が全く浸透していないことを痛感させられました。
また、親の思想・信条を理由に、子に対しての嫌がらせを行うなどということがまかり通ることに憤りを感じます。
よって、上記卒業式の件に関連し、再度PTAを提訴しました(堺簡裁H28(ハ)310)。
尚、監督官庁である大阪府私学大学課に上記事例(卒業式の件)を問いあわせたところ、最終的には学校・団体が判断することではあるが適切ではないとの見解を頂きました。
2016年04月15日 19:11
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これはまさにこのニュースになったお父さんでしょう。この内容が事実とするとかなりヤバイ学校ですね。

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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (asapon)
2016-05-27 18:59:58
この書き込みが本当にあのニュースになっていたお父さんの書き込みならば、いろんな意味で「あわわわわ……」ですね(°Д°)

アンダンテさんのご意見にほぼほぼ賛成です。
そして、このお嬢さんが本当に気の毒です。中高一貫だからまだあと三年もあるわけですけど、こんな状況では……(´-ω-`)ましてこんな多感な時期に……。

私立に入れるということは、子どもに楽しく充実した青春を送って欲しいということなのに、なんかそこから完全に遠ざかっちゃってますよね。
私立には独自の文化やルールがあり、その空気に馴染む人が集まってくるのが当たり前だと私も思ってたので、このようなトラブル自体が“誰も得しない”ロードまっしぐらで、私もビックリです。

何かというと訴訟まで起こして自分の信条を貫く父親と、「裏切り者」を排除しようとするPTA、傍観者の学校、誰もこのお嬢さんの明るい学校生活を守ってあげられないなんて……うーん。
返信する
まさに (mokobon)
2016-05-27 22:49:35
私立中学を受験させようと思った理由はいくつもありますが、その中でもかなり上位に、とにかく公立のPTAにこれ以上関わり合いたくないということがありました。

私立中学に子供を通わせる友人知人に聞いたところ、学校の種類(男子校・女子校・共学・難関校・中堅校・伝統校・新興校等、PTA活動の熱心さの度合い等)の別なく全員が一致して、やりたければやればいいし、やらない(又はできない)からといって、公立のように「つるし上げられる」ことはないし、肩身の狭い思いをすることはない!と。

今の公立小中のPTA活動は、誰の誰による誰のための活動か、私には到底理解できません。

任意団体であるという原点に立ち返って、「やめたい人が申し出る」方式から「加入したい人が手をあげる」方式へ変える必要があるのではないでしょうか。それでなくなるPTAなら、所詮必要なかったというまでのことで。
あるいは困るという人がいるなら、それは誰なのか明らかになることで、問題の本質が明らかになるのでは?
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> asaponさんへ (アンダンテ)
2016-05-28 16:25:33
ここまで詳細に書いていて別人てことはないと思う。書かれてる内容がどこまで事実かはわからないけれど…多少この人の見方で偏るにしても火種くらいはありそうだねーこの学校。

ほんとに「誰も得しない」ロードまっしぐらで…

もったいないお化け出る~
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> mokobonさんへ (アンダンテ)
2016-05-28 16:33:32
あぁ~
別にPTAだけのことじゃないけど…授業とかテストとかもろもろ。

公立小中から離れたときの解放感ったらなかったです。ここに具体的に詳細に書くと差し障りがあると思うから書けないけど(爆)

そうですよね、私も知人友人に聞く限りではみんな、私立に入ったあとはもう楽ちんって話だけど。この話はほんとどうしちゃったもんだか。

少なくとも公立PTAは、やりたい人がやれる活動する原点に立ち返らなかったらもう無理ってくらい制度疲労キテますよね。
返信する
Unknown (yoyo)
2016-05-31 08:50:26
この話 知らなかった。。
父親の方も…

5年もPTAをやったおかげで ある程度わかってきたけれど、
PTAの「仕事」というのは 会を維持するためにあるものであって 本質ではないのよね。
ぶっちゃけ ほとんどの仕事は必要ないんだけれど 仕事がなくなってしまったら 組織を維持できないでしょう?

重要なのは とにかく保護者同士が集まって 親睦を図ることなのよ。
学校で何か問題があったとき 家庭も一緒になって 対処できるように。
公立の場合は それに地域も加わるけれど。

実際 めるの学年の保護者は仲がよかったから 中学でいじめがおこったとき、
先生の問いかけで たちまち情報が集まり 一斉に封じ込めに動いたことがあるわ。

とらの学校では 先生に、
「僕たちが話したことが お母さん方を通じて子供たちに伝わる、ほかの保護者の方たちにも伝わる。
それも 僕たちが意図していることより だいぶいいように解釈してくださって。
 そのおかげで 指導がやりやすくなります。」
と 言われた。
公立以上に PTAから学校に何か問題を意見するなんてことはおこらないから これが唯一の存在理由でしょうね。

公立の問題点は 組織以前の問題として 誰もが、
「PTAなんて 余計な仕事。なんのためにあるのかしら?
 強制だから 参加するけれど やることだけササッと終わらせて 早く帰ろう」
って 思っていることだと思うわ。
私も そう思っていたけど。

結局 公立っていろんな立場の人の集まりだから 均質な家庭がそろっている私立と違って 親睦が楽しみになるより もめごとの種になることの方が多いのよね。
私は 公立の雑多な雰囲気 嫌いじゃないけれど。
返信する
補習校 (おじゃまします)
2016-06-01 09:21:26
お邪魔します。押さえられないものがあり、書かせてもらいます。
ごめんなさい。もし不愉快でしたら。

アメリカ在住なのですが、日本補習校の日本人、マジキチか!と思うことがありました。
勿論、アメリカ人からも尊敬されている美しい心の持ち主の日本人の方もいますよ。
ただ、固まっている日本人、共通して根が意地悪。他罰的だと最悪でしょうね。

補習校は、大抵大学キャンバスの間借りですが、大学側から日本の子供のマナーが悪いから貸したくないとクレームがいってますよ。よく聞く話です。

日本の子供のお行儀が、普通のアメリカの子供よりはるかに悪いのです。

そんな日本の子供同士で遊ぶので、マナー上向き改善しません。
子供がすでに自分さえ良ければいいっていう振る舞いをまき散らしているんです。
きっと心も。
親はそれでもアメリカ人でなくて日本人なら問題吹っかけてくるんです。
くだらないことにカチーンってきてクレームとかシカト(死語ですか?)するんでしょうね、相手が日本人なら。

おもてなし、と日本人が言いますが、それは上辺のもの。
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> yoyoさんへ (アンダンテ)
2016-06-01 20:52:58
> PTAの「仕事」というのは 会を維持するためにあるものであって 本質ではないのよね。
そう、親同士の懇親会、広報紙を作る、バザーとかね。
みんなひっくるめて、親同士仲良くなっておく以外の目的ないよね(^^;;

だから、負担が大きすぎて険悪にしかならないような活動してもしょうがないんだけどさ…

新しい仕事を増やすことはあっても、減らさらないとなるるとなんだかわけわからんお化け状態になるよね。

> 実際 めるの学年の保護者は仲がよかったから 
> 中学でいじめがおこったとき、
> 先生の問いかけで たちまち情報が集まり 
> 一斉に封じ込めに動いたことがあるわ。
それはすばらしいわ…

いじめは空気を吸って吐くようにそこいらじゅうに蔓延していたので特に取りざたされることはなかったよ(またろうの学校)

委員をしたときは、わりとさばさばしていてそんなに嫌なことはなかったよ。小学校とは違う。あまり学校や子どもに親の過剰な関心は寄せられてないって感じだし、学校側も保護者に無理やり仕事を押し付けようとはしてなかった。

> 公立以上に PTAから学校に何か問題を意見する
> なんてことはおこらないから これが唯一の存在
> 理由でしょうね。
そうね。はなひめの学校だと、子どもに必要以上の干渉をしてしまいがちな「娘の学校らぶ」な人たちの矛先をちょっと親同士、あるいは学校全体のことに向けるという狙いのような…
返信する
> おじゃましますさんへ (アンダンテ)
2016-06-01 21:00:41
お疲れ様です…

アメリカにある日本人補習校というと、もっとある意味狭い(閉ざされた?)というか、ある一定の傾向の人が濃く集まる分、すごくうまくいったり、すごくうまくいかなかったり両方あるのかな?? となんとなく想像します。

親同士のコミュニケーションが良好ならいろんなことが解決しやすいんでしょうけどね。

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