アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

アマコン聞いてきた

2020年09月27日 | ピアノ
というわけで初めて噂に聞くアマコンというものに実際足を運んでみたのですが…

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いやすごいですね。

会場(紀尾井ホール)に着いたときはもうA部門に入っていて(B部門は終わってしまっている)、ラヴェルのソナチネが聞こえてきました。10人演奏するうちの二人目です。ラヴェルのソナチネといえば私もわりと最近弾きましたが同じ曲ではありますがなんというか別世界。

いぃ~感じのノリで素敵に流れていき、あぁ会場内で響きを聞いてみたい!! けど次の人になるときしか入れませんので、ホール内でちゃんと聞いたのはリストからです。巡礼の年第2年イタリア「婚礼」と超絶技巧練習曲「野生の狩」。ほんと超絶技巧ですが無理くり弾いてるやつじゃなくてばっちり説得力ある演奏になっていてすごいテクニックです。

好みとしてはその次のドビュッシー映像から「葉末を渡る鐘の音」「そして月は廃寺に降りる」「金色の魚」。ピアノとホールが一体となって隅々とおる響きが素晴らしくて幸せ。

まぁそんな感じで色とりどりの超難曲が並びます。私たちの練習会発表会だってずいぶんな難曲が並びますが(私もショパン舟歌弾いたし!!)そりゃ弾きたいから弾いてるけれども必ずしも弾けてるわけじゃない。アマコンで弾く方々は、それぞれ曲への愛がありそれを裏打ちする技術があり、安定感持ってクリアに素敵に演奏されます。

1位になったのはシューマン幻想曲第1楽章を弾いた方でした。確かにすごかった。でも順番つけろと言われても私にはわかりません。

アマチュア、とは…!?

って思ってしまう感じですが、参加資格は「音大出てない」ってことらしくて、だからみんなばっちり音楽とは別の仕事持ってて、でも忙しくてもとにかく時間をうまく使ってきちんと努力が組み立てられる人たちなんですねたぶん。

昨年度A部門第1位の方、3人の演奏がありましたが(去年は1位が3人だったらしい)、その演奏は、プロといっても違和感ありません。それでもプロと差があるとすれば…

自分に合った(良さを出せる)、愛ある曲を(曲だけを)弾いてるということでしょうか。
プロも当然、愛ある曲も弾くでしょうが、お仕事ですから、自分チョイスでない曲も弾けといわれれば弾く場面もあるでしょう。とりあえず幅広くこなせないといけない。特に、音大生であれば、指定されたものを弾かなきゃいけない。勉強ですから。でもアマチュアは…別に自分のいいところだけ聞いてもらう選曲でよいのですよね。オールラウンダーである義理とかまったくないわけで。

それって最高じゃないですか!?

そんなわけで、とにかく聞いていてとても楽しかったです。たぶん、音高生音大生いっぱい出てくるコンクールより楽しい。ホールもピアノも最高です。また縁があったら聞きに行こう(なんかマイミクさんにいっぱい会ったな…)

----- 短い曲をさくさく弾いてみるシリーズ
中田喜直/こどものピアノ曲「夕方のうた」

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