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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ルイ・レーリンク先生の「雨だれ」ビデオレッスン

2010年10月09日 | ピアノ
先日の「雨だれ」をアップする前に、かーたんさんから、ルイ・レーリンク先生のビデオレッスンあるよと教えてもらってたんですが…

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ほら、それ見ちゃうと、「それが正解」みたいに強烈に引っ張られちゃう気がして、まずは見ないうちに一回はアップしてみようと思ったんです。それで、記事「場面と気持ちがよりそう-ショパン前奏曲No.15「雨だれ」(録音有)」を書いてしまったあとに、あらためて見に行きました。

いやー、ルイ先生おもしろいですね。実に楽しそうにレッスンされます。
ビデオレッスンこちら→ルイ・レーリンク先生の「雨だれ」ビデオレッスン

ビデオの前半は、私が弾くときに考えていたこととぴったり、違和感ないように思いました。(あくまで、考えてたことですよ。弾けてたことじゃなくて。)

・拍を自由に、上向きに数える感じで
・左手(雨だれ)と右手(自分の気持ち)のバランス。右手でテンポ感じて
・「歌う」。実際に歌ってみて、タイミングと強弱がどうなっているかを考えて
・少し動きがでてきたところは、気持ちの変化あり、テンポも押したり引いたり

へぇと思ったことは、ルイ先生がしきりに、表されている気持ちのことを「悲しい」といっていたことです。冒頭は少なくとも明るい旋律だと思うんですが、「悲しい」「さびしい」そして、ショパンさんめっちゃ体の具合が悪かったわけですが「しょうがないやな~(←ルイ先生の表現)」という感じだそうです。

そして、少し動きが出てきたところでは、「なんでこうなったの」「くやしい」「だれか来てよ」とイライラしている、といっています。

どうですか?? 自分の感じていたことと合っているような合ってないような、というか少なくとも選ぶ言葉というか表現は違うと思います。だから、レッスンをじっくり見てしまう前に、自分でまず弾いてみるというのがよさそうに思います。

そして、真ん中の雰囲気ががらりと変わるところからレッスンビデオ後半です。
「違う方向に来るぞ」「台風?」「前に行く」これまでと音色の違うところを味わって、左手を前面に。

このとき、少し押すように弾くわけですけど、この先生「1時の方向」とか方向まで言うんですよ。おもしろいですね。左手の中で、下の音を強めにいきたければ10時とか…逆なら2時とか…押す方向を変えることで音色を変えるのね。ルイ先生のユーモラスなジェスチャーがおもしろいんでぜひご覧ください。

片方の手で、やわらかい音と強い音の両方を出すときは、強い音のほうを「速く」弾く。やわらかいほうはゆっくりだから、そっちを先に弾き始めて、すかさず速いほうが追いかける。私が、強いけど「がつん」は嫌といっていたところについて、ルイ先生は手だけで弾くと鋭くなってしまうけれども、腕・体から使って弾くとやわらかくなるといっています。音色を変える具体的なヒントがいろいろ出てきます。

というふうに、ピアノの弾き方のことも豊富に出てきますが、一番の特徴は「感謝」について強調されていることでしょう。

単に「ばりばり」ピアノを弾くことではなく、自分で感動してピアノを弾く。そのときに、自分がピアノを弾ける状況にあることにも、こんなに美しい音楽があることにも、感謝の気持ちを持つことが大事だといいます。ルイ先生がレッスンの中でも「イヤ~ン。めっちゃ美しい~」という表情(注: あくまで表情です。こう言っているわけではありません)をするのがおもしろいくて、かわいぃ。

最後、元のメロディーに戻ってきたところは、薄く、幻想的に。浮かんでいるような感じで。
「すごーく小さく弾くとみんなの耳が大きくなるから」
小さいけど深い音で終わって。楽しんで、そして感謝の気持ちを持って、弾いてみましょう(^^)

私もまた、弾いてみよっと!!

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コメント (4)
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