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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

こじろう合唱コンクール

2010年03月13日 | 中学生活
こじろうの学年の、クラス対抗合唱コンクールに行ってきました。

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合唱コンクールといえば、またろうの中学生活の中で、親にとっても毎年いちばん楽しみなイベントであり、またろう自身にとってもいちばん思い出深いイベントになった。この、カラーのえらく違う二つの中学で、どんなに違う合唱コンクールが行われているかというのも、興味深いところではある。

会場は、こじろうの学校内のホール。とてもきれいで、音響もいいけれど、さして広くないので、中一~中三まで一気にコンクールをすることができない。中一が全員座ると、残りは160席程度ということで、中一のみの保護者が来場しても全員座れるかどうか怪しい。入りきらなかったら、前半三クラス、後半三クラスで入れ替え制にするかもとあらかじめ言われていた。結果としては、補助椅子を並べてなんとか全体を生で聞くことができた。

まず、合唱を聞いてすぐにわかる大きな違いは、中一男子がまじめに(練習から)参加しているということだ(^^;; 合唱をやりたい子が集まる部活動などと違って、全員参加のクラス対抗は、とにかく「やる気になる」というところからして大きなハードルだ。

またろうの通った公立中の、特に中一男子でいうと、「けっ、合唱なんかやってられっかよ」的な雰囲気が蔓延しているまま練習期間が始まるのがふつうのことで、他クラスの様子なども漏れ聞こえる中、ようやく多少はやる気になってきても、どうにも練習が間に合ってない、というのがありがちだ。

もっとも、やる気になっていても、声変わり期にある男子を交えた合唱というのをまとめるのはなかなか厄介なことではあるのだが、とにかく、「あれー、男子はどこにいるの?? ぜんぜん聞こえないよ」なんてことはよくある。

それが、合唱大会本番になって、中二、中三の演奏を聞く中でようやくクラスで取り組む合唱の醍醐味に気づき、中三の気合の入った演奏に憧れ、自分たちも来年はやってやるぞという気になってくるという仕組みなのだ。だから、三学年が一堂に会するということが非常に重要。

こじろうたちの場合、一学年をバラでやるわけだから、どうなっちゃうんだろう?? と思っていたのだ。でも、中一からけっこうまじめにやってたんだね。素直だよこの子たち。

まぁそれはいいんだけど。合間あいまのうるさいこと!! クラスの入れ替えのときなどでもいちいちすごくうるさいおしゃべり・じゃれあいになって係の生徒が「静かにしてください」といってもなかなか静まりゃしない。どうも、二回目に言われたときに従えばいいやくらいの気分でいるらしい。休憩時間は別に静かでなくてもいいけど、はじけっぷりが半端じゃなくて、明るいことうるさいこと。

そういえば、人材としてはまったく粒ぞろいでないはずの公立中の合唱コン、聞く態度はとてもきちんとしていたのだ。これは、先生方が、待っているときの着席、服装、私語などについても採点対象にするということで事前からきつく脅しをかけ、会場内の見回りも密にしてびしっと睨みをきかせていたからではあるけど。こじろうたちの場合、わりと生徒任せでおおらかな運営がなされているようである。

意外だったのは、ピアノ伴奏についてはむしろ公立中のほうが各クラス粒ぞろいのうまさだったこと。幼少のころに学校教育以外に音楽をやったかどうかということでいえば、圧倒的にこじろうの学校の方が経験率が高そうで、実際のところ、合唱を聞く限りでは、音が取れる率も高そうである。

まぁピアノについては、誰か一人(課題曲と自由曲で分けるなら二人)うまい子がいればいいわけで、粒ぞろいであるかどうかとはまったく関係ないんだけどね。公立中の方が伴奏ピアノがうまいワケというのを、私なりに勝手に考えてみました。
(1) 女子率が高い。こじろうの学校の女子は1/3程度。
(2) 小学校高学年で習い事を中断しない。こじろうの学校でも、半分は中学受験をしていないけどね。
(3) 練習時間が多い。たぶん、伴奏をやっている子がピアノ練習に割ける時間は、部活・通学時間・勉強などのからみから、公立中の子の方が多いと思われる。
(4) 音楽に進みたいという希望がある場合は私立にいかない。

全クラスの合唱が終わってから、音楽部合唱班の演奏があった。これは、人数が少ないけどめちゃうまで、それでまた高校生(たぶん)のお兄さんがすんごいかっこいいの。楽しみました(^^) 合唱をやりたいという人材がなかなかいないらしく、女子11人男子4人(!)しかいなかったんだけど、よくハモって表現豊かな演奏でした。

そして気になる審査結果発表。こじろうのクラスに関しては親の欲目が入るから除外するとして、他クラスのみで考えると、相当意外な結果だった。もちろん、音楽だからね…人によって考える順位が前後するのは当たり前で、特に僅差のところはどう転ぶかわからないけど、なにしろそんなハイレベルの争い(全国大会とか)じゃないわけで、はっきりした技量の差があるところは紛れがないと思うんだけど。とにかく、またろうの中学のときよりだいぶよくわかんない結果が出た。

またろうの中学の場合、審査員7名のうちほとんどを音楽の先生で固めていたところが大きいかな。どうしてそんなことができるかというと、近隣の小中学校から音楽の先生をかき集めてきたからなんだが、ついでに校長先生も音楽が専門だったので(^^;; つまり、音楽としての出来不出来の占める比重が高いのと、各クラスがここまで練習していた過程とかふだんの様子については一切知らないで審査するので、親が聞いた感じと合うんだろう。

審査結果の発表のあとは、課題曲を一年生全員で歌った。これはほんとにすばらしくて、こんな人数なのに(こんな人数だから?)よく揃っていて、会場全体が気持ちよい響きに満たされていた。背筋がぞくぞくっとしたくらい。合唱ってやっぱりいいよね~

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