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本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

関根くんの恋【マンガ】

2014年10月03日 | 【マンガ】


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世にも稀なる残念な男関根圭一郎、三十路。
仕事が出来て男にも女にもモテるイケメンエリートだが、
「鈍感・受け身・器用貧乏」の三重苦がたたって、
どこかピントのずれた人生を送ってきた。
一念発起した関根君が向かったのは、小さな手芸用品店。
編み目を数えるうちに思い出すのは、過去の忌まわしい記憶と、
数音先輩の細い細い身体の感触……!?
そして出会った手芸屋の孫娘・サラ。ついに関根くんの恋が始まる......かも。
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Kindleストアで1巻が100円だった、という理由で、
ちょっと気になっていた漫画を読みました。

2巻も270円と破格だったので、2巻分購入して帰り道で読み始めたところ、
夢中になって地下鉄を乗り過ごし、
すごすごと戻りながら、残りの3巻分を購入してました。。。バカか、私。
全5巻。翌日の朝も含めて、一気に読みました。

だって続きが気になったんだもん・・・。


同作者の「夏雪ランデブー」は深夜アニメで観ましたが、
第一印象では、絵柄はニガテ、という感じ。

2作とも方向性としては一緒で、
イケメン・純朴男子が、己の恋心と葛藤するお話です。
言ってしまえば、女子の妄想ですが、
分かっていても萌えてしまう、という…。
かく言う私も、完全にドはまりです。
本当に恐ろしいですね、漫画って。

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主人公の関根くんはどうやらものすごい美形で、
仕事が出来るエリートで、女性に対してもスマートに接し、
でもそれら全部が無自覚で、純朴且つ恋愛に疎い、という、夢のような設定の30歳(非DT)男子。

冷静に考えれば、いるわけねえだろ、となるので、
ここで引く読者さんもいるでしょうが、私は引かなかった。
短髪・メガネ・薄顔という三拍子が揃ってしまったからね。降参。

私の好みは置いといて。

これが『残念男子』と称されるとは、
世の中の男子のハードルが上がりまくりですが、
関根くんは恐らく"出来過ぎ"君ゆえに、世の中の男子が無意識にしていることが出来ない。
(という、設定なのだ。)
まあ、およそ欠点というものが見当たらない器用貧乏とでも言いましょうか。
虚像と現実というのは、当然違うものですから、そこを描きたいのでしょう。
(でもなー、関根くんの中身まで分かっちゃったら、
ギャップ萌えで余計にモテてしまうと思うのは私だけか・・・?)


このお話は、自分の初恋にも気づかないような『残念男子』が
現在進行形の恋に悪戦苦闘しながら頑張るお話です。

2行で書いてますが、この過程がもう・・・可愛いの何の・・・(死亡)。

ちなみにお相手女子も可愛いのですが、『残念』というわけではないので、
彼女の心理描写は見ていて面白いです。何だかリアルで(笑)。
非現実的なすれ違い展開も、まあ漫画だからアリです。

あとこの漫画、心理描写や言葉の表現がとても巧いのですが、
加えて、設定や小道具の使い方が秀逸です。
手品や編み物、ペットの名前まで、結構しっかり伏線的な使い方をしていると思う。
最終巻は少し急いだ感じはありますが、おおよそキレイにまとめられていて、
私はとても好きです。


キャラクターも、途中までは「???」と感じつつ、
最終巻まで読むと、主要人物は全員好きになっちゃうくらい魅力的です。
ここの描き方も上手い。

関根くんは、私のど真ん中なので愚問なのですが、
サラちゃんも可愛いし、途中までジャマだなーと思った堂島君さえ最終巻では愛らしい。
紺野夫妻や梢ちゃんも感じ良い脇役だし、
取引先の広報の女くらいだよね、腹立つの(笑)。

まあこの女も、物語の展開における小道具としては必要不可欠なので、
使い方という点で、いい働きはしています。
このエピソードでの関根くんの人間ぽさも、ある意味、萌えポイントですからね。
そこが、10代の爽やか少女マンガとは異なるところかなあ。
(風早君では想像できないところだ。年齢的にもキャラ的にも。)
こっちの方が、年齢的にも落ち着きます。

草食系男子がニガテじゃない女子には、是非とも読んで、そして萌えて欲しい。
オススメなマンガです。

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余談ですが。

真木よう子主演で「脳内ポイズンベリー」が映画化され、
「失恋ショコラティエ」は月9ドラマ化され、
今度は「今日は会社休みます」のドラマ化ですね。

個人的には、アラサーターゲットであれば、
主人公に共感させる(実際はしないんだけどね。)タイプの「今日は会社~」よりは、
「関根くんの恋」とか、それこそアニメ化した「夏雪~」の方が
人気出そうなのになあ、という印象です。
まあ、あくまでも個人的にですが。てか、関根くんが観たいのよ。実写で。
俳優さんの人気度にもよるのですが、
最近であればそこそこ誰がやっても悪くない気がするな、と。

人気急上昇中の斉藤工とか、結構いい感じになるんじゃないかと思うんですが。
少し若ければ、西島秀俊でしたね。うん、間違いなく。
完全に個人的希望としては、「海月姫」のシュウシュウやるならこっちの方が、という長谷川博己とかね。

ちなみに、無いな、という人材も何名か候補いますが、ブログが炎上するのでヤメテおきます(笑)。


そんな突拍子もない夢を見ながら、また読み返そうと思います。

※てか、独身三十路がコレ読んでるのって、ちょっとヤバイ気がする。・・・大丈夫?私。

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