夢枕獏「神々の山嶺(いただき)」は、嘗ての新田次郎の山岳小説を超えたか。新田次郎は、信州諏訪の出身である。なにか親近感を持ちながら、山岳小説やエッセイなどを読み漁った時期がある。「剣岳 点の記」の主人公柴崎芳太郎の妻(葉津よ)は、拙者と同じ出生地だ。確か、旧姓は、片桐だったようにに記憶してる。そういえば、わが村ではメジャーな姓だ。他には、石原・小木曽などがある。その記述を探してみてほしい。夢枕獏は、名前は聞いていたが、読んだのは初めてだ。それは、偏見かもしれないが「オカルト」色が強いと認識していた。神々の山嶺は、ミステリーであり、山岳小説でもある。ロッククライミングの面白さが響いてくる。勿論、拙者は、ロッククライミングは未経験だが。一読あれ。
写真は職場近くの千曲川の堤防道路だ。
写真は職場近くの千曲川の堤防道路だ。