千曲川の流れのように

年金生活者の徒然

決断

2006-11-18 | Weblog
 決断を迫られることがある.それを実現するための障害は何か.期限はいつなのか.その時、論理的に考えてはいけない.考えれば考えるほど迷路に迷い込む.大切なのは直感だ.将棋でも、秒読みに入ったとき、棋士の頭をよぎった最初に思い浮かんだ一手がほぼ正解であると言われている.単に思い付きを推奨しているのではない.その一手は、長い間の経験や練習という裏づけがあって成立しうる.静かに深く、直感の浮かぶ一瞬を待つのだ.解決策を考える時は、四六時中そのことを考え続ける.歩きながら、寝ながら、すると、思いがけない場所で突然の閃きがある.その時は少し興奮気味だ.それは、解決策としてはほぼ正解だ.でもね、正解かどうかはやってみないと分からない.
通常の議論は、色々な弊害を次々にあげて、この場合はどうするの?じゃ、このケースはどうなの?と深みにはまっていく.リスクは当然予想しないといけないが、いま何かを成す時は、そのことを行なう理由(目的)がある.そこから離れはいけない.行為は働きかける側と働きかけられる側の2つの側面を持っている.働きかけられる側から、組み立てるのも解決に結びつくひとつの方法だ.どんな場合も、事実をどれだけ直視できるのかにかっかている.
コメント (2)
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