抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

ギャンブル場は、アメリカも日本もおなじ

2005-06-03 12:39:25 | ぜ~んぶ見せます!
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アトランティックシティーに、一度でいいからギャンブル好きな母をつれていって
あげようと、デニスや双子を車で2時間半も片道がまんさせながら一家で大移動。
レイのダッドがナビゲーター。

デニスと双子をレイに子守させ、私にべったりなデニスを「海につれていってあげる」
と、まいたのだった。そして
bally'sというホテルの
カジノでダッドが私と母にスロットのやり方を説明してくれた。

スロットは、日本でプロなみの母。日本のパチンコ屋さんにあるパチンコと同じように
20ドル札がマシンの中に吸い込まれていくのだった。

母は、さすがで、すぐに遊べる台をさがして、長時間座り続けている。
私は、ウロウロしてばかりいるうちに40ドルをすって、70ドル取り返し、再び40ドル
すった。

「ランチは食べなくていいの?」と母に問えば、
「お母さんはランチ食べてるより、この台で楽しく遊んでるから」と言うので、
母を残してレイとバトンタッチ。私は、一杯だけでもひっかけたくてバーを探す。

姉さんたちが、お盆にのせたカクテルたち。これはなに?
ダッドに問えば、無料のドリンクだそうで。しかし、無料ったってスロットの前に
座って遊んでなくてはならない。「そりゃーカクテルオーダーして待ってる間に
40ドルすってるよ私なら。結局、高いカクテルになるわ」

「そうさ、だから俺はいつもバーへ飲みにいくんだ」とダッド。さすが酒とギャンブル
を知り尽くした男は、無駄がない。

母は、私がボードウォークをウロウロし、双子を寝かせて、
まずいチャイニーズをデニスと食べてる間に200ドルすってしまったらしい。

「ここへきてよかったわ」と母がコメント。
「なぜ?」
「日本でも、アメリカでも、どこでも客に勝たせないってわかったもの」
レイにそれを通訳すると、

「そりゃーそうだよ。だからドナルドトランプや、他のオーナーたちがファンシー
でいられるんだもん」
「でも、楽しかったわよ。スロットができて」と負けん気のつよい母。
「きっと、お母さん以上に、ホテル側が喜んでるよ」とレイ。

つまりは、遠い日本からきてまで、お金を落としていくカモなのである。

そろそろ帰ろうかと、ダッドを携帯で呼び出す。「あと30分待ってくれ」しつこく遊ぶ
ダッド。
「あ、この子たちのオムツを替えなきゃ」と、ダッドを数分間待たせていた。

「ちょっと俺は、向こうの角に行ってるよ」と100メートルほど歩いていった。
と、ホテルの中へ入ったのだった。
オムツを替えて、車を走らせる。「ダッド、なにしてんだよ帰るよ」と再び
レイが携帯で呼び出す。

うれしそうに帰ってきたダッド。「200ドル勝った」とダッド。「えぇ~~~っ!この子たち
のオムツ替えてる間に?」レイと私は、同時に声をあげる。

帰りの車の中で、ダッドは友達に「今日は、俺のおごりだバーで待ってろよ」と
電話していた。

ギャンブルの後に酒を飲む!
競輪場や競艇場の近くで、ギャンブルの後に一杯
ひっかけてる日本のオヤジたちと同じなのであった。

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