モノと心の独り言

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デジタル化できない形・音・連想で、私たちは立ちすくむこと無く、令和元年に生きてゆく

2019-05-14 04:37:00 | 空、ココロ模様

夢を見た。
頭上をB29が飛び、婦女子は家から出ないようにと言われている瀬戸内の島。
「これからどうする?」と聞かれる私が立っていた。

4月29日、姫路本城能楽堂で、JINMOさんのライブ記録。
5月1日、高砂市生石神社にて、JINMOさんの奉納演奏記録。
5月2日、吉備津神社側の墓参りと寺参り、備前を姫路、そして帰京。

吉備津神社前の店2軒は、父方の藤井と母方の堀家の血統。
母方が赴任したのは児島湾干拓の最後の地、吉井川と旭川の河口の九蟠。
敗戦前、岡山市を空襲するB29の弾倉が開いて焼夷弾が落とされるのを観ていたと。
父方は、岡山市内上ノ町。空襲に祖母に背負われて逃げた従姉の片腕が、無くなっていると気づいたのは防空壕。

夢は、伝聞・記憶の断片を繋ぎ直し、編みなおし続ける。
明治維新から敗戦、戦後復興から東日本大震災で、150年。
欧州文化・米国文化に染まりながらの、軍事から産業資本、金融資本の世界市場化の150年。
近代文明による国民大戦争が国軍・商人による植民地戦争の到達点だとしたら、
エネルギー資源・産業戦争は、中東の局地戦から、フクシマ・核エネルギー縮小が到達点。

近世から近代は、漢字文化圏からローマ字文化圏への転換だった。
そして現代後(ポストモダン)以後は、デジタル・データ圏が、心身・地域・国家まで浸透する時代。
動きまわる生命体:動物が、心身と周りの環境との関りを、二次刺激化(表象・記号・文字化)したことによって、人間になった。
人と環境・人と人との関りを脳の拡大と神経網による心身・環境との再編集を繰り返す動物。

世界市場が、産業資本市場競合による国家通貨から、不安と欲望の金融資本市場の仮想化の行き着く先は、
妄想と現実の混合(X Reality)へ。

現実は、心身が生存する地域・環境と関わり合う人達。妄想は、記号・言語・写像・イメージなど。
混合できるのは、センシングと通信・情報処理・制御刺激の循環を繰り返せるデジタル・データ。
意識できない説明できない生活文化の特殊性こそ、世界市場での希少価値。

5G通信ネットワーク基盤圏競合が、舞台づくりの競合だとすれば、
その舞台上に上るコンテンツと、差異を求め共有したがる土壌はどこに?
手がかりは、近代が取り残した近世:明治時代を深堀するか、八百神を抱く地域の深堀。
手にするのは、多重言語(形象・表意・表音)日本語。

デジタル化できない形・音・連想で、私たちは立ちすくむこと無く、令和元年に生きてゆく。


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