モノと心の独り言

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ふと巣鴨に迷い込んで、拘置所・東京裁判・父の帰還、ネット時代の記憶とは

2020-03-22 02:43:23 | 空、ココロ模様

不平等条約の撤廃と人種差別反対を唱えて、明治維新以後富国強兵策を成功し膨張した日本は、多くの移民をハワイから米国・中・南米へ送り、糊口をしのいだ。日清・日露戦争、第一次世界大戦を戦勝国側にたった妄信が、ABCDラインによるエネルギー包囲網に抗することもできず、町中で戦地に向かう兵士に旗を振った。全国の空爆・艦砲射撃、そして原爆を、天からの祟りのように教育された戦後、勢力のバランス状態でしかない(平和)を、絶対の価値とあがめ、他国の兵士の血を金で買って、経済戦争で他国を犯してきたことも自覚していない。 

清潔のためにと化学頼りに滅菌・除菌で、心も体も、環境とのバランスとる気概を失ってきた今、心身共に細菌やウィルスと共存している自覚もなく、メディカル・パニックを、連続ドラマ・ネット・TVのように観る。
極東にへばりつくこの列島で、経済侵略をし、自然を破壊してきたことをも忘れようとする日々。ドルショック・オイルショック・金融市場ショック・・・・、為替・エネルギー・金融市場が、欲望と不安の舞台と化していることに気づく。

私の父は、三井物産商戦部で香港に赴任、兵役で豊橋で訓練を受け、広東省に戦争にも行ったし、軍需産業の造船の仕事に戻り、香港で敗戦を迎えた。敗戦後捕虜になり、軍事裁判にかけられたが、開戦・占領後も人としてつきあってきた中国人や英国人の証言で、無罪帰国した。戦後訪ねたとき、旧友として再会し、私を香港につれてゆき、許婚者にと言われたベッキーも、香港返還を機に、英国へ渡った、、、、。

ふとした体験から、過去も未来もネット上の記憶や検索で参照され、生者も死者も伴に蘇る。夢から覚める一瞬で再編集された意識のように、その都度繋ぎなおし続けている環情報時代。気になる知識はネットで検索し、記録しておきたいことは、本棚に向かい積み込んである単行本の手がかりを読み直し・並べ直して、未来予測と繋いだ思いを外部ブログに残す。写真・映像も個別の生データを観るよりは、自らのブログを検索し、月日をおって、たどり着く。疑問は広がるばかりだが、姿勢は整ってきたようだ。

ここ、巣鴨は拘置所のあったところ。今、どんな想いでとげぬき地蔵を拝むのか ?  

コロナ・パニックの真っ最中、境内は閑散としていた。

 


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