黄紙に注意! 鳶ブログ

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なでしこリーグ 臨時評議会結果

2008-10-14 18:27:01 | 女子サッカー
【日本女子サッカーリーグ/なでしこリーグ】
 臨時評議会の決定について(08.10.14)


本日「日本女子サッカーリーグ 臨時評議会」を開催し、以下の件を審議、承認等いたしましたのでお知らせいたします。

■TASAKIペルーレFC(以下、TASAKI)の退会の件

 ディビジョン1所属・TASAKIより提出されていた次年度からの本リーグ退会について、承認いたしました。

■ディビジョン1とディビジョン2の入替の件

 TASAKIの退会にともない、本年度リーグ戦終了後に行われる入替戦等について、以下の通りとすることを決定いたしました。

  ・ディビジョン2の1位チームは自動昇格。
  ・ティビジョン1においてTASAKIを除くチームの中で7番目となったチームと、ディビジョン2の2位チームが入替戦を行う。

 なお、入替戦はシーズン終了後開催、詳細については後日発表いたします。

■鹿児島鴨池フットボールクラブアサヒナ(以下アサヒナ)正式加盟の件

 本年度準加盟であるアサヒナについて、次年度正式加盟チームとなることを承認いたしました。
 
 これにより、次年度(2009年シーズン)は、ディビジョン1は8チーム、ディビジョン2は8チームとなります。

                                 以上

(TASAKIペルーレFC退会等の臨時評議会の結果引用)


TASAKIの退会承認=女子サッカー・なでしこリーグ

アルビレックス新潟レディースの榎本副議長らなでしこリーグ評議会が開催されました。

退会が承認されたTASAKIペルーレFCを自動降格扱いと、それ以外の7チームの最下位が入替戦に回るということになりました。

なお、リーグ終了時点までに引き受け先が見つかれば、新チームは2部からスタートという特例が付いたようですが、現実問題としてこれから1ヶ月間で白い騎士が現れるとは思えないので事実上のチーム消滅と言っていいでしょう。

併せて鹿児島アサヒナが入会承認です。
TASAKIが無くなり、アサヒナが加わるということは、

(TASAKI) - (アサヒナ)

の分、リーグ全体がレベルダウンすることになります。

女子サッカー、特になでしこリーグの場合は、目の前のチームに勝つことももちろん大事ですが、それ以上に世間の目・観戦者への評価という部分で戦っているので、そういう面では大幅な戦力ダウンです。
残ったチーム、特にDiv.1のチームは相当質を上げていかないとこの損失分は埋まりません。


アサヒナの入会は地方の活性化という部分では喜ばしいことなんでしょうが、トップリーグとしては如何なものでしょうか?
はっきり言って現状のDiv.2下位チームは高校選手権や全日本ユース(U-18)のトーナメント戦に進出するチームと比べて明らかに見劣りがします。
また関東女子サッカーリーグに出場している日体大や早大あるいは中国リーグの吉備国際大や関西の大体大と対戦して勝て気がしません。
(勝つこともあるとは思いますが)
ここ数年の全日本女子選手権の結果が如実に表しています。
勝敗はボールゲームなんでしょうがない部分もあるのですが、内容が悪いです。学生相手にワンサイドゲームになっています。

そういう実は日本国内ではトップでは無い、実力の伴わないチームを女子サッカーの地域振興の為にトップリーグに参入させることは本当に有益なんでしょうか?という疑問が残ります。

ここ数年、新規加入した大原学園/岡山湯郷/アルビレックス新潟レディース/INACレオネッサ/福岡J・アンクラスなどは元々その地域では圧倒的な強さで、最初から1部リーグでの対戦を希望してチーム編成や運営をしていましたが、今回の鹿児島アサヒナはちょっとこれらのチームとは違うと感じています。
(現にここ最近の入会チームは入会直後から1部昇格をしていますし)
また鹿児島県サッカー協会自身が積極的に女子サッカーを支援しているように感じられません。
これからの期待料込みの部分が大きいのでしょうが、鹿児島県にある強豪高校との連携が取れないとなると選手獲得という部分で先行き不安になるような感じがします。頑張るという部分では鹿児島県内のサッカー関係者の評価を上げることが重要なんではないでしょうか?

今後リーグが目指す方向性に禍根とならないことを願いばかりです。

でも上手く連携できたら新しいモデルになりそう気もしているんです。
私立の神村学園や鳳凰高校とのパイプ作りは相当難しいかもしれませんが、鹿児島県サッカー協会の援護があれば、国立鹿屋体育大学との連携だったらできるんじゃないかと思ったりもしています。
女子サッカーが盛んな沖縄県サッカー協会と連携すれば受け皿になり得るのではないかとも思います。





アルビレックス新潟レディースの選手・監督・コーチにとって、最終クールは3勝するという目標がありますから、今回の結果に関わらず残り6試合を質の高い試合で勝ち点3を奪いにいくだけです。
内容はだんだん良くなってきてるので、あとは結果を出すだけです。


もちろん来季のスカウトを担当している人は試合会場以外で大忙しになると思いますが。