27.01.08 ルックイースト NO.659
マレーシアのマハテイールが首相だった時、高度経済成長を遂げた時代の日本人の勤勉さ・根気強さ・研究熱心さが、驚異の経済成長を遂げたのだ、だか
らわれわれもルックイースト(つまり日本を見習おう)と標語のように言ったものでした。
ところが、その驚異の経済成長が公害を発生させ・地球規模の環境悪化をもたらせ、貿易摩擦を引き起こして先進国の顰蹙を買うようになり、また、その後
発展途上国の勢いが増して来ているのに、なんの対策も講じなかった日本は、バブルの発生とその崩壊・・・それに続く失われた20年(・・・30年になろうと
している)を引きお越して国勢は停滞し、政治の貧困がさら輪をかけて劣化し、レームダックに陥っているのを見てマハテイールは再び言っている「ルック
イースト」日本を見よ、でも、あんなにダメになっちゃダメだと言っているのです。
日本は先生になった時もあったのかもしれないが、今や反面教師になっている。
それはみんなが「ずる賢いひとが富を独占するような社会」になって行くことを黙って見ているからではないでしょうか?